オランダ在住の倉本さんからのメッセージ!【クラブの活動で大切なこと。】
こんにちは
倉本さんから…。
とても大切なことだと思い、シェアさせていただきました。
それは『クラブが知るべき保護者の本音3つ』
保護者とのコミュニケーションについてです。
サッカーコーチのコーチ倉本和昌
2022年11月1日 17:58
こんにちは。
サッカーコーチのコーチ倉本和昌です。
今日はクラブが知るべき保護者の本音3つについてお伝えします。
よくビジネスの世界ではクライアントさんに、悩みや困りごとを聞きましょう、調べましょう、ということが言われますね。
それは、サービスを売る側は、ついつい商品の知識量を伝えてしまうが、本来は買う側の立場の悩みを理解して、ニーズに合わせる必要があるからです。
私はサッカーコーチのコーチとして、指導者の方々に悩みを聞くことはたくさんしてきました。
しかし、子供にサッカーをやらせている親御さんの意見を聞いたことがなかった、ということに気づきました。
もちろん私もコーチの立場だったので、親御さんの意見は捉え方によっては「ただのクレーム」となり得ることは良くわかります。
けれど、そうじゃない場合ももちろんあるんです。
今回は本格的なサッカーママ、要するに自分の子供がサッカーチームに入っている、入っていたママさんたちに話を聞くことができました。
ちょうど知り合いにご自身もサッカーママで、周りのママさんからもたくさん相談を受けた方達とコンタクトと取れたので、zoomで話を聞きました。
ここからの先の話はサッカークラブの代表の方、そして現在子供たちに関わっているコーチにとってはとっても耳の痛い話になるかと思います。
しかし、ここに向き合うことでサッカー界が良くなると感じています。
さらに、保護者の視点、コーチの視点で全然違うということを知ってもらいたいと思い、お伝えすることにしました。
目次
・保護者の不満
1.試合の起用法、交代などの意図がわからない
2.王子様を作っている
3.怪我でプレーができなくなるまでプレーをさせる
ママ友の噂話は舐めてはいけません
・まとめ
保護者の不満
保護者の不満は大きく4つありました。
・指導者の指導力について
・選手起用、交代について
・選手の成長、怪我の予防について
・戦術について
中身をさらに整えると保護者の不満は3つです。
・試合の起用法、交代などの意図がわからない
・王子様を作っている
・怪我でプレーができなくなるまでプレーをさせる
詳しくお伝えしてきます。
1.試合の起用法、交代などの意図がわからない
あるコーチは「練習にちゃんと来ていたら使う」と言うに対し、あるコーチは、「実力主義だから」と言って、6年生の試合でも上手い4年生を起用する。
クラブの方針を先に説明していますか?ほとんどの場合していないことの方が多いのが現実です。
親御さんにスタメンにする細かい理由はわざわざ言う必要はないと思っています。
しかし、明確に方針を伝えなければ、我が子がスタメンとして出れない理由がわからず、それが不信感に繋がっていくんです。
2.王子様を作っている
ルールで「忘れ物をしたら試合に出れない」「遅刻をしたらスタメンになれない」と決め、コーチ自身もそう話していいるのに、エースの子に関しては、このルールが適用されない。
つまりエースの子を優遇し、特別扱いしている。
これはコーチが勝ちたいという目的から、無意識にやっているからもしれません。
しかし、誰にとってもメリットがないんです。
王子様に仕立て上げられた子は「自分だけが特別だ」と思い、他の子は「その子だけ特別扱いするのね」と思ってしまう。
さらに親御さんは「うちの子は下手だからダメなのね」という気持ちにさせてしまいます。
さらに、その”王子様”にしたて上げられた子が勘違いをして、いじめにまで発展してしまう可能性もあります。
そもそもこの仕組みを最初に作ったのは、残念ながらコーチ自身なんです。
それを子供達にも親御さん達にも見られている。
これは言わずもがな、親御さんの不信感に繋がっていきます。
3.怪我でプレーができなくなるまでプレーをさせる
フィジカル的、負荷的知識がないまま、指導を続けることで、結果、選手が手術が必要なほどのひどい状態になったり、骨折して数ヶ月練習も試合もできない状態になってしまうことがあります。
そんな状態になるまでプレーをさせてしまっていることが大きな問題なんです。
コーチ側からすると「痛いって言わなかった」「大丈夫か?って聞いたら大丈夫って言ってた」という意見があるとは思います。
しかし、子供や親の本音は、コーチが怖くて「痛い」「怪我している」って言えないんです。
言えない空気を作ってしまっているんです。
子供が怪我をし、プレーできない状態になれば、それはもちろん不信感に繋がりますよね。
ママ友の噂話は舐めてはいけません
そもそも保護者の不満の根幹はなんなのか、と考えていたんです。
それを知れれば、そうならないようにとにかく気をつけるだけで少なくとも文句はなくなり、クラブとして人が辞めることを避けられる。
つまりうまく行っているという前に、人が離れていかないという状況、つまりビジネス的にいうと死なないようにすることができると思ったからです。
ちなみに私も3児の父で、こう見えても、子どもたちの行事や習い事の決めなどかなり積極的に関わっていると思います。
”思います”というのは私がそう思っているだけで、妻に聞いたら「はぁ・?」って言われるかもしれないので、自分はで"思います"で止めておきます。
なので、ママだけの赤ちゃんプールに男一人で入ったり、幼稚園の説明会に4つ全部帯同したりしました。
ママ友の噂話は舐めてはいけません。
噂には「幼稚園どこにする?」から「習い事あそこがいいよ」まで話が色々あるんです。
もちろんそれぞれの意見がその人の捉え方なので、全て振り回されることはないですが、幼稚園、小学生低学年の保護者はかなり周りのママ友の意見を尊重します。
もちろん「あそこはいいよ」は価値観なので、実際に調べたり、体験に行ったりして決めることが多いでしょう。
しかし「あそこはやめた方がいいよ」は本当に効果的面です。
1人からの悪い噂ならまだしも、3人から「あそこはやめた方がいいよ」と聞いた場合は、その時点でノージャッジで選択肢から外れることがほとんどです。
つまり、保護者の意見は無視できないわけです。
もちろんその保護者、選手に本当に問題があってクラブを辞めることはあるでしょう。
しかし、悪い噂を巻かれることほどクラブにとってのダメージはありません。
だからこそ、少なくとも不満はない。
あってもちゃんとクラブに伝えられる状態が作れていないと重症化するまで問題は表面化しないんです。
まとめ
どんな時に保護者は不満や不信感を持つかというと「自分の子が蔑ろにされているんじゃないか」と感じた時なんです。
究極、保護者は「自分の子供がサッカー選手になってほしい」とか、「試合に勝ってほしい」とかは望んでいません。
自分の子供が笑顔で楽しくサッカーをやってもらえたらいいと根本では思っている。だから応援しているんです。
でも、「試合に帯同しても理由がわからず使ってもらえなかった」とか、「王子は許されるのに自分の子供は罰走させられた」などと言うことが積み重なれば、自分の子供は大事にされていないんじゃないかと思い、それが不満となり、最終的にはクレームになります。
よって、サッカークラブがやらなければいけないのは最低限、その選手を大事にする、丁寧に接すると言うことなんです。
それに対し、サッカーコーチの悩みはなんでしょうか?
「もっといい練習ないかな?」とか、「指導力をあげるにはどうしたらいいか?」とサッカーの話なんです。
「その子が楽しそうにしているか」
「楽しくサッカーをするためにはどんな伝え方がいいのか」
「保護者の更なる協力を得るには何を明確にしておかないといけないか」に悩んでいる人は少ないです。
サッカーコーチはサービス業。 ※ここに、Enjoyサッカーの原点が… 子ども達が主体的(自律)に、楽しくプレーできる環境作り
「サッカーを教えてやるぞ!」ではなく、子供達や親御さんの満足を考えなければいけない仕事なんです。
子供達と親御さんの不満がない状態だからこそ、離脱しにくくなる、だから経営的に安定して、更なるチャレンジができるわけです。
だからこそ、保護者の不満は真摯に受け止めなければならないと思っています。
オランダからの生のサッカー情報をお届けしている倉本和昌のワールドサッカーラボ。
熱い想いのあるサッカーコーチと交流もできるんです。
以上
私自身、倉本さんとのコミュニティに入って学ばせていただいてます。
オランダのU12のリーグの様子などの映像も… とても面白い内容です。
プロクラブだけでなく、オランダの日常が観れて…
ZOOM指導者交流会も開催中。
学びは続きます。
Nabe Enjoy Sports Labo.358

勝利と育成を両立させる 新時代のサッカーコーチングマニュアル - 倉本 和昌
ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 - 倉本 和昌, ジョアン・ミレッ
ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編 - 倉本 和昌, ジョアン・ミレッ
倉本さんから…。
とても大切なことだと思い、シェアさせていただきました。
それは『クラブが知るべき保護者の本音3つ』
保護者とのコミュニケーションについてです。
サッカーコーチのコーチ倉本和昌
2022年11月1日 17:58
こんにちは。
サッカーコーチのコーチ倉本和昌です。
今日はクラブが知るべき保護者の本音3つについてお伝えします。
よくビジネスの世界ではクライアントさんに、悩みや困りごとを聞きましょう、調べましょう、ということが言われますね。
それは、サービスを売る側は、ついつい商品の知識量を伝えてしまうが、本来は買う側の立場の悩みを理解して、ニーズに合わせる必要があるからです。
私はサッカーコーチのコーチとして、指導者の方々に悩みを聞くことはたくさんしてきました。
しかし、子供にサッカーをやらせている親御さんの意見を聞いたことがなかった、ということに気づきました。
もちろん私もコーチの立場だったので、親御さんの意見は捉え方によっては「ただのクレーム」となり得ることは良くわかります。
けれど、そうじゃない場合ももちろんあるんです。
今回は本格的なサッカーママ、要するに自分の子供がサッカーチームに入っている、入っていたママさんたちに話を聞くことができました。
ちょうど知り合いにご自身もサッカーママで、周りのママさんからもたくさん相談を受けた方達とコンタクトと取れたので、zoomで話を聞きました。
ここからの先の話はサッカークラブの代表の方、そして現在子供たちに関わっているコーチにとってはとっても耳の痛い話になるかと思います。
しかし、ここに向き合うことでサッカー界が良くなると感じています。
さらに、保護者の視点、コーチの視点で全然違うということを知ってもらいたいと思い、お伝えすることにしました。
目次
・保護者の不満
1.試合の起用法、交代などの意図がわからない
2.王子様を作っている
3.怪我でプレーができなくなるまでプレーをさせる
ママ友の噂話は舐めてはいけません
・まとめ
保護者の不満
保護者の不満は大きく4つありました。
・指導者の指導力について
・選手起用、交代について
・選手の成長、怪我の予防について
・戦術について
中身をさらに整えると保護者の不満は3つです。
・試合の起用法、交代などの意図がわからない
・王子様を作っている
・怪我でプレーができなくなるまでプレーをさせる
詳しくお伝えしてきます。
1.試合の起用法、交代などの意図がわからない
あるコーチは「練習にちゃんと来ていたら使う」と言うに対し、あるコーチは、「実力主義だから」と言って、6年生の試合でも上手い4年生を起用する。
クラブの方針を先に説明していますか?ほとんどの場合していないことの方が多いのが現実です。
親御さんにスタメンにする細かい理由はわざわざ言う必要はないと思っています。
しかし、明確に方針を伝えなければ、我が子がスタメンとして出れない理由がわからず、それが不信感に繋がっていくんです。
2.王子様を作っている
ルールで「忘れ物をしたら試合に出れない」「遅刻をしたらスタメンになれない」と決め、コーチ自身もそう話していいるのに、エースの子に関しては、このルールが適用されない。
つまりエースの子を優遇し、特別扱いしている。
これはコーチが勝ちたいという目的から、無意識にやっているからもしれません。
しかし、誰にとってもメリットがないんです。
王子様に仕立て上げられた子は「自分だけが特別だ」と思い、他の子は「その子だけ特別扱いするのね」と思ってしまう。
さらに親御さんは「うちの子は下手だからダメなのね」という気持ちにさせてしまいます。
さらに、その”王子様”にしたて上げられた子が勘違いをして、いじめにまで発展してしまう可能性もあります。
そもそもこの仕組みを最初に作ったのは、残念ながらコーチ自身なんです。
それを子供達にも親御さん達にも見られている。
これは言わずもがな、親御さんの不信感に繋がっていきます。
3.怪我でプレーができなくなるまでプレーをさせる
フィジカル的、負荷的知識がないまま、指導を続けることで、結果、選手が手術が必要なほどのひどい状態になったり、骨折して数ヶ月練習も試合もできない状態になってしまうことがあります。
そんな状態になるまでプレーをさせてしまっていることが大きな問題なんです。
コーチ側からすると「痛いって言わなかった」「大丈夫か?って聞いたら大丈夫って言ってた」という意見があるとは思います。
しかし、子供や親の本音は、コーチが怖くて「痛い」「怪我している」って言えないんです。
言えない空気を作ってしまっているんです。
子供が怪我をし、プレーできない状態になれば、それはもちろん不信感に繋がりますよね。
ママ友の噂話は舐めてはいけません
そもそも保護者の不満の根幹はなんなのか、と考えていたんです。
それを知れれば、そうならないようにとにかく気をつけるだけで少なくとも文句はなくなり、クラブとして人が辞めることを避けられる。
つまりうまく行っているという前に、人が離れていかないという状況、つまりビジネス的にいうと死なないようにすることができると思ったからです。
ちなみに私も3児の父で、こう見えても、子どもたちの行事や習い事の決めなどかなり積極的に関わっていると思います。
”思います”というのは私がそう思っているだけで、妻に聞いたら「はぁ・?」って言われるかもしれないので、自分はで"思います"で止めておきます。
なので、ママだけの赤ちゃんプールに男一人で入ったり、幼稚園の説明会に4つ全部帯同したりしました。
ママ友の噂話は舐めてはいけません。
噂には「幼稚園どこにする?」から「習い事あそこがいいよ」まで話が色々あるんです。
もちろんそれぞれの意見がその人の捉え方なので、全て振り回されることはないですが、幼稚園、小学生低学年の保護者はかなり周りのママ友の意見を尊重します。
もちろん「あそこはいいよ」は価値観なので、実際に調べたり、体験に行ったりして決めることが多いでしょう。
しかし「あそこはやめた方がいいよ」は本当に効果的面です。
1人からの悪い噂ならまだしも、3人から「あそこはやめた方がいいよ」と聞いた場合は、その時点でノージャッジで選択肢から外れることがほとんどです。
つまり、保護者の意見は無視できないわけです。
もちろんその保護者、選手に本当に問題があってクラブを辞めることはあるでしょう。
しかし、悪い噂を巻かれることほどクラブにとってのダメージはありません。
だからこそ、少なくとも不満はない。
あってもちゃんとクラブに伝えられる状態が作れていないと重症化するまで問題は表面化しないんです。
まとめ
どんな時に保護者は不満や不信感を持つかというと「自分の子が蔑ろにされているんじゃないか」と感じた時なんです。
究極、保護者は「自分の子供がサッカー選手になってほしい」とか、「試合に勝ってほしい」とかは望んでいません。
自分の子供が笑顔で楽しくサッカーをやってもらえたらいいと根本では思っている。だから応援しているんです。
でも、「試合に帯同しても理由がわからず使ってもらえなかった」とか、「王子は許されるのに自分の子供は罰走させられた」などと言うことが積み重なれば、自分の子供は大事にされていないんじゃないかと思い、それが不満となり、最終的にはクレームになります。
よって、サッカークラブがやらなければいけないのは最低限、その選手を大事にする、丁寧に接すると言うことなんです。
それに対し、サッカーコーチの悩みはなんでしょうか?
「もっといい練習ないかな?」とか、「指導力をあげるにはどうしたらいいか?」とサッカーの話なんです。
「その子が楽しそうにしているか」
「楽しくサッカーをするためにはどんな伝え方がいいのか」
「保護者の更なる協力を得るには何を明確にしておかないといけないか」に悩んでいる人は少ないです。
サッカーコーチはサービス業。 ※ここに、Enjoyサッカーの原点が… 子ども達が主体的(自律)に、楽しくプレーできる環境作り
「サッカーを教えてやるぞ!」ではなく、子供達や親御さんの満足を考えなければいけない仕事なんです。
子供達と親御さんの不満がない状態だからこそ、離脱しにくくなる、だから経営的に安定して、更なるチャレンジができるわけです。
だからこそ、保護者の不満は真摯に受け止めなければならないと思っています。
オランダからの生のサッカー情報をお届けしている倉本和昌のワールドサッカーラボ。
熱い想いのあるサッカーコーチと交流もできるんです。
以上
私自身、倉本さんとのコミュニティに入って学ばせていただいてます。
オランダのU12のリーグの様子などの映像も… とても面白い内容です。
プロクラブだけでなく、オランダの日常が観れて…
ZOOM指導者交流会も開催中。
学びは続きます。
Nabe Enjoy Sports Labo.358

勝利と育成を両立させる 新時代のサッカーコーチングマニュアル - 倉本 和昌

ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 - 倉本 和昌, ジョアン・ミレッ

ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座 技術編 - 倉本 和昌, ジョアン・ミレッ
"オランダ在住の倉本さんからのメッセージ!【クラブの活動で大切なこと。】" へのコメントを書く