池上さんから 鹿児島での全国大会視察して!
■時としてティーチングは必要
サッカーの指導において、時としてティーチングは必要です。小学生の間に知っておいたほうがいいことが9歳でもあります。
特にこの年代からは、サッカーはこんなスポーツなんだという理解を深めなくてはなりません。上手な子どもがひとりでドリブルで抜いて行ってゴールするのではなく、みんなで協力し合ってゴールまでつないでいく。
守るときも、誰かが抜かれたら責めるのではなく、仲間の失敗をカバーする。
それがサッカーだということを伝えることもコーチの役目です。
具体的には「味方をサポートするとしたら、どこの場所がいいかな?」とか「どこに動いたらボールがもらえるかな?」といった声掛けです。
そういったことは、この連載のほかの回でもずっと伝えています。
味方のサポートをしないと、サッカーにならないよということを教えてください。
負けていると思われる「組織的な部分」こそ、まさしくサッカーの根本です。
まずは、サッカーってこういうものだよと理解させるところからスタートしてください。
■全員が賢いプレーをする川崎フロンターレジュニアの試合を参考にして
では、仲間と協力してゴールするとはどういうことなのか。
例えば、今年度の全日本少年サッカー大会は、JFATV(日本サッカー協会のYouTubeチャンネル)でほとんどの試合を観ることができます。
そのなかで私がお勧めしたいのは川崎フロンターレのジュニアチームの試合です。
彼らは体格が大きいわけではないし、スーパーな選手もいません。
ただ、全員が賢いプレーをします。
確か中盤の選手たちは5年生だったと思います。
ご相談者様が指導なさっている子たちと2歳違いくらいです。
2年後にあのような動きを目指すとしたら、今からポジショニングやサポートを認知するトレーニングをしてほしいと思います。
やっていけば必ず変化が起きるでしょう。
川崎フロンターレの試合も!
JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会のフルマッチなど動画はこちら>> ※JFAのサイトに飛びます
https://youtu.be/jm9tSn3IGeA
■選手権でも「良い判断」ができなくてフィジカル勝負になるチームが多い
今よりずっとコロナが落ち着いていたころ、私が主宰している交流サイトのオフ会を行いました。
その際に全国高校選手権を観ておられますか?
とコーチの方々に尋ねたら「観ていない」「面白くなかった」という声が多かったです。
選手たちがいい判断ができないので、体がぶつかるフィジカル勝負が多かったようです。
素早い判断でプレーすれば、相手とコンタクトしなくてもかわせるはずです。
コーチの方からも「そこが残念だった」という声が聞かれました。
高校生でこうなってしまうのは、小学生からの育成で仲間とプレーする重要性、サポートの意味を教えられていないことも一因でしょう。
■オシムさんが語った、組織的なプレーをするために大事なこと
前述したように、全少で組織的なプレーをするチームはフロンターレくらいでした。
それ以外は、ボールが来たら蹴ってしまったり、スーパーな子どもに頼ってしまうチームが目につきました。
オフ会では「日本では、リスペクトとコレクティブが別々に理解されているけれど、これはつながっているんですよ」と話しました。
皆さんもご存知のように、リスペクトは「尊重する」、コレクティブは「組織的」という意味です。
私がジェフ時代にたくさん勉強させていただいたオシムさんは、こう話していました。
「味方が動いているから使ってあげる。動いた味方を尊重するからパスを出す。
そうすると、サッカーは組織的なものになる。リスペクトとコレクティブはつながっている。
同じものなんだ。選手も、コーチも、そういう感覚を持たないといけない」
■大人が何も言わなくても、子どもたちは当然勝ちたいもの
いかがでしょうか。
日本のサッカー指導者たちが、そういう理解をしてくれると、サッカーの見方や育成は変わってくると思います。
そして、このようなことが海外でいう「スポーツ教育」なのです。
ところが、日本のスポーツ教育は「頑張る・耐える・やり抜く」といった精神論がいまだ主役です。
コーチが伝えていくべきことは何か。
それをもっと勉強していただく必要があります。
最後に私のチームのことを伝えます。先日、今年初めて試合をしました。
ほかのチームは人数も多く、そこから選ばれた子が出てきます。
練習も試合もたくさんやっています。
一方、私のチームは練習を週2回。試合は月に1回か2回です。
それでも、4年生、5年生が、ハーフラインからシザースパスを5本通してゴール前まで持ち込みます。
私は組織的なサッカーを教えています。もちろん勝敗などまったくこだわっていません。
教えている子たちがどんなレベルで、いまどこまで到達しているか。
次にどの様な課題を出すべきか。
そういったことを観ながら練習を進めます。
課題を見つけるために試合をします。
結果にもこだわるべきだという指導者は多いですが、大人が黙っていても子どもは当然勝ちたいに決まっています。
じゃあ、そのために練習で何をしたらいいかな? と、一緒に考えてあげるのがコーチの役目です。
以上 サカイク掲載記事から一部抜粋。
池上さんとのお話で、フニーニョ(3vs3)がなぜ、今、ドイツなどの育成で見直されているのか?
腑に落ちた内容のお話でした。
場の設定。担当する子どもたちに『ちょうどの課題(ゲーム設定)』
指導者自身の学ぶ機会(刺激)は本当に大切だと思う。
「全日本U-12サッカー選手権大会」で川崎フロンターレU-12が見せた"フロンターレらしさ"
https://www.sakaiku.jp/column/technique/2022/015582.html
石川監督は「相手の状況に応じてプレーすることは、日頃から意識させているので、その成果が出たのかなと思います」と話した。
「うちはフロンターレなので、(ボールを)止める・蹴る・運ぶは、どのカテゴリーでも大事にしています。
ただ、特別なことはなく、ボールを正確にコントロールすることや、次のプレーを意識してコントロールすること、
味方が欲しい場所に、状況に応じたスピードで蹴ることなど、どのチームも意識していることだと思います」
NABE Enjoy Sport Labo.358
ちなみに私の背番号は38番。
間に5を書く=合格!(今まですべての試験に合格… 当然、自分で考えて準備をするから…)
縁起の良い数字 358。
宜しくお願いいたします。

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サッカーの指導において、時としてティーチングは必要です。小学生の間に知っておいたほうがいいことが9歳でもあります。
特にこの年代からは、サッカーはこんなスポーツなんだという理解を深めなくてはなりません。上手な子どもがひとりでドリブルで抜いて行ってゴールするのではなく、みんなで協力し合ってゴールまでつないでいく。
守るときも、誰かが抜かれたら責めるのではなく、仲間の失敗をカバーする。
それがサッカーだということを伝えることもコーチの役目です。
具体的には「味方をサポートするとしたら、どこの場所がいいかな?」とか「どこに動いたらボールがもらえるかな?」といった声掛けです。
そういったことは、この連載のほかの回でもずっと伝えています。
味方のサポートをしないと、サッカーにならないよということを教えてください。
負けていると思われる「組織的な部分」こそ、まさしくサッカーの根本です。
まずは、サッカーってこういうものだよと理解させるところからスタートしてください。
■全員が賢いプレーをする川崎フロンターレジュニアの試合を参考にして
では、仲間と協力してゴールするとはどういうことなのか。
例えば、今年度の全日本少年サッカー大会は、JFATV(日本サッカー協会のYouTubeチャンネル)でほとんどの試合を観ることができます。
そのなかで私がお勧めしたいのは川崎フロンターレのジュニアチームの試合です。
彼らは体格が大きいわけではないし、スーパーな選手もいません。
ただ、全員が賢いプレーをします。
確か中盤の選手たちは5年生だったと思います。
ご相談者様が指導なさっている子たちと2歳違いくらいです。
2年後にあのような動きを目指すとしたら、今からポジショニングやサポートを認知するトレーニングをしてほしいと思います。
やっていけば必ず変化が起きるでしょう。
川崎フロンターレの試合も!
JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会のフルマッチなど動画はこちら>> ※JFAのサイトに飛びます
https://youtu.be/jm9tSn3IGeA
■選手権でも「良い判断」ができなくてフィジカル勝負になるチームが多い
今よりずっとコロナが落ち着いていたころ、私が主宰している交流サイトのオフ会を行いました。
その際に全国高校選手権を観ておられますか?
とコーチの方々に尋ねたら「観ていない」「面白くなかった」という声が多かったです。
選手たちがいい判断ができないので、体がぶつかるフィジカル勝負が多かったようです。
素早い判断でプレーすれば、相手とコンタクトしなくてもかわせるはずです。
コーチの方からも「そこが残念だった」という声が聞かれました。
高校生でこうなってしまうのは、小学生からの育成で仲間とプレーする重要性、サポートの意味を教えられていないことも一因でしょう。
■オシムさんが語った、組織的なプレーをするために大事なこと
前述したように、全少で組織的なプレーをするチームはフロンターレくらいでした。
それ以外は、ボールが来たら蹴ってしまったり、スーパーな子どもに頼ってしまうチームが目につきました。
オフ会では「日本では、リスペクトとコレクティブが別々に理解されているけれど、これはつながっているんですよ」と話しました。
皆さんもご存知のように、リスペクトは「尊重する」、コレクティブは「組織的」という意味です。
私がジェフ時代にたくさん勉強させていただいたオシムさんは、こう話していました。
「味方が動いているから使ってあげる。動いた味方を尊重するからパスを出す。
そうすると、サッカーは組織的なものになる。リスペクトとコレクティブはつながっている。
同じものなんだ。選手も、コーチも、そういう感覚を持たないといけない」
■大人が何も言わなくても、子どもたちは当然勝ちたいもの
いかがでしょうか。
日本のサッカー指導者たちが、そういう理解をしてくれると、サッカーの見方や育成は変わってくると思います。
そして、このようなことが海外でいう「スポーツ教育」なのです。
ところが、日本のスポーツ教育は「頑張る・耐える・やり抜く」といった精神論がいまだ主役です。
コーチが伝えていくべきことは何か。
それをもっと勉強していただく必要があります。
最後に私のチームのことを伝えます。先日、今年初めて試合をしました。
ほかのチームは人数も多く、そこから選ばれた子が出てきます。
練習も試合もたくさんやっています。
一方、私のチームは練習を週2回。試合は月に1回か2回です。
それでも、4年生、5年生が、ハーフラインからシザースパスを5本通してゴール前まで持ち込みます。
私は組織的なサッカーを教えています。もちろん勝敗などまったくこだわっていません。
教えている子たちがどんなレベルで、いまどこまで到達しているか。
次にどの様な課題を出すべきか。
そういったことを観ながら練習を進めます。
課題を見つけるために試合をします。
結果にもこだわるべきだという指導者は多いですが、大人が黙っていても子どもは当然勝ちたいに決まっています。
じゃあ、そのために練習で何をしたらいいかな? と、一緒に考えてあげるのがコーチの役目です。
以上 サカイク掲載記事から一部抜粋。
池上さんとのお話で、フニーニョ(3vs3)がなぜ、今、ドイツなどの育成で見直されているのか?
腑に落ちた内容のお話でした。
場の設定。担当する子どもたちに『ちょうどの課題(ゲーム設定)』
指導者自身の学ぶ機会(刺激)は本当に大切だと思う。
「全日本U-12サッカー選手権大会」で川崎フロンターレU-12が見せた"フロンターレらしさ"
https://www.sakaiku.jp/column/technique/2022/015582.html
石川監督は「相手の状況に応じてプレーすることは、日頃から意識させているので、その成果が出たのかなと思います」と話した。
「うちはフロンターレなので、(ボールを)止める・蹴る・運ぶは、どのカテゴリーでも大事にしています。
ただ、特別なことはなく、ボールを正確にコントロールすることや、次のプレーを意識してコントロールすること、
味方が欲しい場所に、状況に応じたスピードで蹴ることなど、どのチームも意識していることだと思います」
NABE Enjoy Sport Labo.358
ちなみに私の背番号は38番。
間に5を書く=合格!(今まですべての試験に合格… 当然、自分で考えて準備をするから…)
縁起の良い数字 358。
宜しくお願いいたします。

「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング - 池上正
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