最終的な目標は「日本スタイル」を構築すること!

NHKでの放送を観て、大変、感銘を受けた「奇跡のレッスン」に、
最初に出演されたミゲルさん。

スペイン人で、フットサルの日本代表監督で日本のサッカー界にも影響を与えている。
その方の記事です。


最終的な目標は「日本スタイル」を構築すること!

どんな相手も、「日本はピッチでこんな戦いをする」のがわかっている。

 つまり、日本代表の核となるものを構築するのが、私の使命だと考えていました。

敵のスカウティングも当たり前のように「日本はこんなチームだ」と報告書を作るようになることが、
私の監督としての仕事だと認識していました。

スペインでも、ブラジルでもない『日本スタイル』こそが世界で勝つための最善の道なのです。
これはサッカーにおいても同じです。
そして、ジュニア年代の子どもたちに指導においても同じことです。

 「今年はこれをやる。そのためには、攻撃面はこれを目指し、守備面はこれを高めていく」

 それをお父さんやお母さんにもわかるように、わかりやすく伝えなければなりません。

そこからどんどん焦点を絞っていき、
「今月はこれをやる」「来月はこれをやる」と細かく取り組むべき目標を決め、具体的に練習メニューに落とし込んでいきます。

それを行うことが指導者の責務です。
これを作り上げることは非常に重要です。


 私なら紙に書き、子どもたちとお父さんお母さんに渡しますが、
日本ではそのようなことは少ないと聞いています。

もし子どもが家に帰ってきて、次にどこに行かないといけないのかがわからなかったらどうしますか?

 スペインのコーチングスクールなどでは「子どもが歩き出す前に、どこに向かうのかをわかっていないと意味がない」と教わります。

それにコーチングラインセンスを取得するときにトレーニングにおける計画書を作り、
提出するのが義務です。

だから、それぞれの指導者が「明確に目標と目的を示し、具体的なトレーニングの方向性や方法論を持って選手たちに教えなければならない」というアドバイスを受けます。


 日本の指導者たちは、よく子どもたちに「変われ!」と伝えています。

 そうであれば、指導者も同じように「変わらなきゃいけない」のではないでしょうか。

私は子どもたちと同じ目線で、同じピッチで戦わなければならないと思います。

私は指導者講習会やセミナーなどで事あるごとに日本の指導者たちにそれを伝えたつもりです。

魔法2の最後の方に書いたとおり、
指導者は日本文化における常識という枠を超えて「もう一つの新しい日本を作る」つもりで自らの振る舞いや言葉がけなど子どもたちのために変えることに挑戦してみてはどうでしょうか。

 魔法2でも紹介しましたが、スペインでは指導者講習会の最初から『インテグラル・トレーニングの重要性』を教えられます。

少し振り返ると、「インテグラル・トレーニングとは、技術、戦術、視野、考える速度、決断、フィジカルという様々な要素が統合されたトレーニングのこと」です。

それを考慮した上で指導者は練習メニューを作成し、選手たちに実戦させることが大切だと学びます。

 実は、このことはサッカーだけに限りません。

ハンドボールやバスケットボールなどのあらゆるスポーツでインテグラル・トレーニングが大事だという共通の指導を受けます。

具体的には、コーチングスクールなどでは最初の授業で「インテグラル・トレーニングとは何か?」を書かせられます。
その上で、自分なりの練習メニューを考えさせられます。

「この練習メニューの中には、この要素とこの要素が入っている」

 このようにすべてを書き出しながら
「インテグラル・トレーニング=すべての要素が統合されたトレーニング」として一つひとつの練習メニューがピラミッドの頂点になるように、口酸っぱく指導されます。

これが、どこのコーチングスクールに行っても、どのスポーツでも共通して最初に教えられることなのです。


<プロフィール>
ミゲル・ロドリゴ

1970年生まれ。スペイン・ヴァレンシア出身。
イタリアのルパレンセ・パドヴァやロシアのディナモ・モスクワ、スペインのカハ・セゴビアなどで指揮を執った経歴を持つ。
2009年6月〜2016年2月までフットサル日本代表監督を務め、その後、フットサルタイ代表監督に就任し、
現在はフットサルベトナム代表監督として手腕を振るう。
FIFAインストラクター、スペインサッカー協会フットサル指導者資格を保持。


以上

再考しなくては… これからのために…

Enjoyサッカーなべ

「変われ!」だけでは子どもは変わらない。指導者が選手たちに示すべき“明確な道”とは

日本では、各年代で年間のカリキュラムを考えているクラブやスクールは少ない。
しかし、スペインではコーチライセンスを取得するときにトレーニングの計画書を作るそうだ。

もちろん具体的なトレーニング内容も記す。
日本代表の監督就任時に、ミゲル・ロドリゴは「1〜4年目までの目標と代表活動の項目を細かに発表した」と語ってくれた。

つまり、指導者には計画的実行が必須であり、それもなしに子どもたちに歩むべき道を示すことはできない。
彼はどんなことをやっていたのか。そして、スペインではどんなことを教えているのか。

ミゲル・ロドリゴが教えてくれた「才能を引き出す」11の魔法

企画・取材・文●木之下潤 

「変われ!」だけでは子どもは変わらない。指導者が選手たちに示すべき“明確な道”とは

企画・取材・文●木之下潤 写真●佐藤博之、Getty Images



「子どもたちに明確な道を示す」のが指導者の務め

 指導者が選手に「道を示す」ことは大事だ。

 このことを、選手時代に『ある監督』から学びました。

私は現役の頃から「将来、指導者になりたい」という思いを心に秘めていました。
だから、練習メニューを毎回ノートに書き留めていました。

でも、2週間続けたとき、その『ある監督』の練習メニューをノートに記すことを止めました。
なぜなら「毎回、同じ内容だった」からです。例えると、給食と同じでした。

 月曜から金曜まで、目の前に同じメニューが並んだとしたらどう思いますか? 

 スポーツ選手でいえば、食事は体づくりの基本です。
非常に大切なものです。

タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの様々な栄養を、
バランスよく摂取しなければいけないのは十分に理解しています。

しかし、いつも同じメニューだとしたら飽きてしまいます。
同じ栄養を摂るのにも、違う摂り方がありますし、楽しみながら体を強化していかなければとても辛いはずです。

 その『ある監督』の頃は、練習が始まっても「よし、いまからこの練習をしよう」とすらも言われずに黙々と毎回同じトレーニングをしていました。

そもそも選手は「何のための練習なのか」という意図をくみ取れなければ、
「どこで自らの能力を使い、どのようにプレーしていいのか」がわかりません。

大切なことは目標や目的であり、選手が進むべき方向性を示すことなのではないでしょうか。

 年齢など関係なく、それを理解して初めて「戦術的には?」「テクニック的には?」などと思考を張り巡らせるものです。

いまは行っていませんが、私がスペインで指導者になった初期の頃は選手時代の経験を生かし、
毎回その日の練習メニューを作成してロッカールームに置いていました。

だから選手たちは「今日は何をやるのか」を把握した上でトレーニングに臨んでいました。

それがあるから選手たちも明確に目的を持って練習に励んでいたと思います。
それぞれの選手が自分なりに練習から試合までをオーガナイズしていたのではないでしょうか。

「今日はプレスがあるから激しい練習をやろう」
「今日はセットプレーだ」… etc.

 ジュニア年代の子どもたちも同様、というより、
子どもたちは特に「どこを目指すために、いま何を学ぶべきか」という明確なビジョンを示してあげなければ、
間違った方向に進んでしまいます。

 前会長の大仁邦彌さんもいましたが、私がフットサル日本代表に就任した2009年の6月、
初めてのミーティングで「1年目、2年目、3年目、4年目に何をやるのか」というはっきりとした目標を示しました。

もちろん契約期間はありましたが、長く日本で仕事をするつもりでしたからそうしました。

「守備面ではハーフコートでこんなことをやる!」
「最初の代表合宿ではこんなことをやり、次にはこんなことをやる」… etc.

 そのような具体的に説明をしました。攻撃面、システムなど様々なことに対して明確なビジョンを打ち出し、
「2年目、3年目と、どう積み重ねていくのか」をその場にいたすべての関係者と共有しました。

当然、選手は入れ替わります。
しかし、代表として歩むべき道はブレてはいけないし、代表チームの核となるものは監督が指し示すものです。

だから、2009年から2012年までの計画を明確に立てました。

最終的な目標は「日本スタイル」を構築すること!

どんな相手も、「日本はピッチでこんな戦いをする」のがわかっている。

 つまり、日本代表の核となるものを構築するのが、私の使命だと考えていました。敵のスカウティングも当たり前のように「日本はこんなチームだ」と報告書を作るようになることが、私の監督としての仕事だと認識していました。スペインでも、ブラジルでもない『日本スタイル』こそが世界で勝つための最善の道なのです。これはサッカーにおいても同じです。そして、ジュニア年代の子どもたちに指導においても同じことです。

 「今年はこれをやる。そのためには、攻撃面はこれを目指し、守備面はこれを高めていく」

 それをお父さんやお母さんにもわかるように、わかりやすく伝えなければなりません。

そこからどんどん焦点を絞っていき、「今月はこれをやる」「来月はこれをやる」と細かく取り組むべき目標を決め、
具体的に練習メニューに落とし込んでいきます。

それを行うことが指導者の責務です。
これを作り上げることは非常に重要です。

 私なら紙に書き、子どもたちとお父さんお母さんに渡しますが、日本ではそのようなことは少ないと聞いています。

もし子どもが家に帰ってきて、次にどこに行かないといけないのかがわからなかったらどうしますか?

 スペインのコーチングスクールなどでは「子どもが歩き出す前に、どこに向かうのかをわかっていないと意味がない」と教わります。

それにコーチングラインセンスを取得するときにトレーニングにおける計画書を作り、提出するのが義務です。

だから、それぞれの指導者が「明確に目標と目的を示し
、具体的なトレーニングの方向性や方法論を持って選手たちに教えなければならない」というアドバイスを受けます。

 日本の指導者たちは、よく子どもたちに「変われ!」と伝えています。

 そうであれば、指導者も同じように「変わらなきゃいけない」のではないでしょうか。

私は子どもたちと同じ目線で、同じピッチで戦わなければならないと思います。

私は指導者講習会やセミナーなどで事あるごとに日本の指導者たちにそれを伝えたつもりです。

魔法2の最後の方に書いたとおり、指導者は日本文化における常識という枠を超えて「もう一つの新しい日本を作る」つもりで自らの振る舞いや言葉がけなど子どもたちのために変えることに挑戦してみてはどうでしょうか。

 魔法2でも紹介しましたが、スペインでは指導者講習会の最初から『インテグラル・トレーニングの重要性』を教えられます

。少し振り返ると、「インテグラル・トレーニングとは、技術、戦術、視野、考える速度、決断、フィジカルという様々な要素が統合されたトレーニングのこと」です。

それを考慮した上で指導者は練習メニューを作成し、選手たちに実戦させることが大切だと学びます。

 実は、このことはサッカーだけに限りません。

ハンドボールやバスケットボールなどのあらゆるスポーツでインテグラル・トレーニングが大事だという共通の指導を受けます
。具体的には、コーチングスクールなどでは最初の授業で「インテグラル・トレーニングとは何か?」を書かせられます。

その上で、自分なりの練習メニューを考えさせられます。

「この練習メニューの中には、この要素とこの要素が入っている」

 このようにすべてを書き出しながら
「インテグラル・トレーニング=すべての要素が統合されたトレーニング」として一つひとつの練習メニューがピラミッドの頂点になるように、口酸っぱく指導されます。

これが、どこのコーチングスクールに行っても、どのスポーツでも共通して最初に教えられることなのです。


<プロフィール>
ミゲル・ロドリゴ

1970年生まれ。スペイン・ヴァレンシア出身。
イタリアのルパレンセ・パドヴァやロシアのディナモ・モスクワ、スペインのカハ・セゴビアなどで指揮を執った経歴を持つ。
2009年6月〜2016年2月までフットサル日本代表監督を務め、
その後、フットサルタイ代表監督に就任し、現在はフットサルベトナム代表監督として手腕を振るう。
FIFAインストラクター、スペインサッカー協会フットサル指導者資格を保持。

以上
これから さらに 学ぶ姿勢が大切だと言うこと。

Enjoy サッカーなべ

ネガティブなコミュニケーションが子どもをダメにする。”やる気”を引き出す「親子の会話」とは

ネガティブなコミュニケーションが子どもをダメにする。
”やる気”を引き出す「親子の会話」とは

親がネガティブだと子どももネガティブに

では、親はどこから意識を変えたらいいでしょうか。
まずは“プラス思考”です。

私は、あるモバイルサイトの連載でサッカーをしている中高生の悩み相談に答えているのですが、
その質問で多いのが、「監督が僕を認めてくれない」「先輩とうまくいかない」「仲間が真剣じゃない」。

周囲への不満ばかりです。案外親への不満は出てこない。
でも実はこうした場合、親が子どもの足を引っ張っていることが多いんです。
家庭教育が原因のことが多いんですよ。

 親が監督やチームの悪口を言っている。
ネガティブな人は、必ず人の悪口を言います。

これ、うつるんです。
親がネガティブだと、子どももそうなってしまう。

スポーツだけでなく、人生プラス思考が一番楽しいに決まっています。
ネガティブとポジティブなら、ポジティブがいいと誰でもわかっている。

けれど実際には「ああ、今日暑い?」と愚痴が出てしまう。

そこを、「暑いけど、やせそう?」と言える、
そういうちょっとした発想がプラス思考。

自分が変えられないことに対してグジグジ言ったって仕方ない。
「ウチの監督ダメだな」と言ったって始まらない。監督に任せているわけでしょう。

親にとって一番いい監督は、本音では自分の子どもをレギュラーで使ってくれる監督でしょう。

その正直な気持ちは仕方がないですよ。
でもそこで、試合に出られないときこそ子どもにとっては学びのとき、とポジティブ思考をすることです。

試合に出られない、それもスポーツのいいところ。

スポーツは社会の縮図、フラストレーション、耐性を学ぶ場であると。

レギュラーになれない子が出てくるのは当然で、それでどうするかといったら、もう、本人ががんばるしかない。


自分ができないことを考えない。
自分がコントロールできないことは考えない。

親ができない、無理なことは、時間の無駄だと思って、考えないことです。

ポジティブな会話が強いメンタルにつながる

そして、試合に勝った負けた、と結果を評価しない。
評価すべきなのは、過程です。

試合で点をとったことでご褒美を上げたり、
成績〇以上じゃないならサッカーを辞めて塾に行きなさいと怒る親がいますね。

結果に一喜一憂する親は、調子のいいときはすごくいいけど、
ダメなときは立ち直れないという二流選手を作ってしまいます。

レギュラーになれたのは、毎日ダッシュの練習をしていたからだね、
と、そういうふうに言える親であってほしいですよね。

世界水泳で金メダルをとった、瀬戸大也君のお母さんが、まさに、そういう人でしたね。

お話を伺うと、絶対にネガティブなことを言わないように、子どものときからしつけているんですね。

そして、試合の勝った負けたは評価をしない。
負けたのは、あなたの努力が足りないから、と。

結果ではなくて、プロセスを大切にする話し方をしてこられたそうです。

ここ数年で、中学の女子ソフト部と女子バスケ部を指導したのですが、
監督と選手だけでなく、2年前から親へも講習を始めました。

すると驚くべきことに、ほとんどが中学からの初心者だったにもかかわらず、
初の市の大会で優勝、関東大会、全国大会まで行ってしまったんです。

ここの部では、親御さんを巻き込んで、
家庭環境からポジティブにしていくこんな試みを実践してもらいました。

家で「めんどくさい」などと子どもがマイナス思考なことをつぶやいたり、
あいさつがなかったりすると、お母さんが、「プラス思考ビーム!」というのを送るんです。

すると子どもは「あ?っ」とやられたふりをして体でプラスの文字を作り、
「プラース!」と一気に気持ちを切りかえる、というルール。

ちょっとした遊びですが、保護者の方にお願いしてやってもらっています。

こうして、ポジティブなコミュニケーションを普段の生活からトレーニングする。

それが、確実に試合での強いメンタルにつながっていきます。

サッカーは、毎日練習しても一日の中で2時間程度です。
でも、こうしたメンタルトレーニングは家庭でも学校でもいつでもできる。

だから、効果があるのです。


プロフィール
結果を出す人のこころの習慣
結果を出す人のこころの習慣(こうづま・よういち)


東海大学体育学部教授
スポーツメンタルトレーニング
上級指導士
1955年宮崎県生まれ。福岡大学体育学部卒業。
中京大学体育学研究科終了後、フロリダ州立大学へ留学。
近畿大学教養部を経て、現職。
メンタルトレーニングの国内での普及を目的とした、
「メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会」の代表として、
後進の育成や普及を行っている。
著書に、『今すぐ使えるメンタルトレーニング』(ベースボールマガジン社)、
『子どもの本番力を120%引き出す方法』(PHPエディターズ・グループ)など多数。

「サッカーを教わるのではなく、学べているか」

「サッカーを教わるのではなく、学べているか」
イングランドと日本の育成の決定的な違いとは?


イングランドFAは2014年から「コーチメンタープログラム」をスタートし、
コーチやクラブを指導サポートできる人材育成に着手している。

そのコーチメンターの指導にあたっているのが、イングランドで20人ほどしかいない「サポートメンター」だという。

その一人ポール・ニアリー氏のインタビューを公開したが、急遽通訳をしてくれた古木仁氏にも追加取材を行った。

古木氏は「Liverpool FC IA Japan」で通訳兼コーチを務め、イングランドFAのコーチライセンスLevel.2も保有している。
古木氏が感じるイングランドと日本の違いなどを紹介し、今回のイングランド育成事情を終わりにしたい。

取材・文●木之下潤 写真●木之下潤 ジュニサカ編集部

サッカーをする理由の1位は「友達と遊べるから」

 4コーナーモデルなど、イングランドの指導環境がきちんと整い始めたのは、ここ10年ほどだ。

30年前には、グラウンドに怒鳴り声が響くことが日常的にあり、勝ちたいから強い選手、
うまい選手を試合に出すことが普通に行われていたそうだ。

 その頃に“コーチ改革”の話が持ちがったという。

 15年ほど前にドイツをはじめとするヨーロッパ各国を視察し、「イングランドDNA」を作り上げることになった。

イングランドFAが音頭を取って、各クラブに「チャータースタンダード」を義務化したり、
お父さんお母さんが観戦できる場所を定めたりと、
少しずつグラスルーツの環境をより良い方向へと導いていった。

「コーチが嫌でサッカーをやめる」
「コーチのせいでサッカーを嫌いになる」…

 コーチ改革を推進していくことでグラスルーツのパイを広げ、
タレントの取りこぼしがないようにするためにどうすればいいか。

すべては、子どもたちのことを第一に考えた施策だった。

大切なことは、子どもたちがサッカーを愛して、楽しんで上達するための環境を作ること。

そういった取り組みが実り始め、イングランドは昨今ようやくアンダー世代、代表、クラブと結果が出るようになった。

 ここに至るまでの過程には、いろんな失敗があったと聞く。

 以前の指導マニュアルでは、「インサイドキックは軸足をこう置いて、こう蹴ります」みたいな内容があったそうだが、
今はもうなくなった。イングランドFAのコーチライセンスはLevel.1、2と段階を踏んでいくが、
現在のLevel.1では「どうやって子どもを楽しませようか」がテーマになっている。

どう楽しませるか。そのアイディアを出すことが主眼に置かれているそうだ。

また、同時に子どもをどう守るのかという「セーフガード」にも力が入れられている。

子どもには「こういうことはしてはいけない」というルールをしっかり教えるという。

そこからLevel.2になって、ようやく技術的、戦術的な内容になり、
「トレーニングメニューはどうすべきか」が深堀されていくそうだ。

 2016年8月には、その内容がさらにブラッシュアップされている。

取材後日に、古木氏に調べてもらったところ、Level.1ではイングランドDNA、4コーナーモデル、トレーニングのプラン実施リビュー、コーチとしての考え方などについて学び、ワークショップでトレーニングの作成・発展・拡張とセーフガード、救急措置を受講者たちが取り組むそうだ。

 古木氏は、日本とイングランドの育成との違いで感じることの一つに「親」を挙げた。

「イングランドのお父さんお母さんは試合を楽しんでいるんですよね。

日本はまるで親が試合をしていて、親が本気になっているというか。
もちろんイングランドにも『どうしてこうしないんだ』という親はいます。

でも、多くは勝ったか負けたかを気にするより、
一生懸命プレーしている息子や娘の姿を楽しむ関係で子どもの試合を観戦しています」。

 そこにはクラブとお父さんお母さんとが協力しないと「子どもが育つ環境は築けない」ということに、
みんなが気づき始めた背景があるからだと、古木氏は語ってくれた。

日本の現場はどうだろうか? 

私が二人に取材して思うのは、イングランドでは「教える」という立場の前に「子どもに寄り添う」のを大事にしていること。

日本のジュニアの試合では、選手が戦っているのに、コーチが、親が戦っている大人をたくさん見かける。

 もちろん気持ちが入っているのは、とても大切なことだ。

 でも、子どもを客観視できていなければ意味がない。

本人になりきってプレーに没頭してしまうと、子どもが一生懸命やっているのか、
何ができたのか、何が足らなかったのかが見えなくなる。

試合をしているのは親ではない。子どもだから。
つまり、そういうことがお父さんやお母さんができるプレイヤーズ・ファーストではないだろうか。

古木氏曰く「イングランドFAは、必ずコーチライセンス講習会の最初に子どもがサッカーをする理由の1位が『友達と遊べるから』という内容を必ず伝えます」とのこと。

それは「勝ちたいでしょ?」という大人の理論ではなく、
「友達と遊ぶ」ためにサッカーをどう活用するかという子どもの理論でトレーニングを考えてくださいというメッセージだ。

これこそがイングランドDNAであり、イングランドFAの選手育成に対する哲学。

フリーズは成功者の考えを仲間に広げるもの

 古木氏はおもしろいことをいくつか言っていた。

「日本のコーチってサッカーを細分化しすぎて、なんか鉄砲をばらしてパーツから作り上げるみたいな。

種子島の鉄砲のようにコピーを作る、サッカーを部品から作るような指導の仕方をしているような感じがします。

そうやってどうなっているか?サッカーの楽しさを知る前に
「まずは蹴り方を知らないとね」と止めて蹴る練習から入っていくので、
子どもがゲームの楽しさを知らないままサッカーに触れてしまいます。

すると、サッカーをやらされている感が強くなる。
「サッカーって楽しい」が後回しになっているような気がします」

 私もそう思う。

蹴ること、止めること、運ぶこと、考えること…
そうやって細分化したパーツを一つ一つ練習していって、やっとサッカーの試合をする。

でも、試合をした子どもたちはそれぞれがつながっていることを知らないので、
練習したことと試合で使っている自らの学びが一致しない。

そして、使い方を教わらないまま、時が過ぎていく。

例えば、ロンド(鳥かご)も多くの日本の指導者は“止める蹴る”の練習だと思っている。

しかし、現マンチェスターCの監督ジョゼップ・グアルディオラも言っているが、
ロンドは体の向きやボールの受け方を向上させるためのトレーニングであって、
ボールを失わずに早くプレーするための基本を身につけるためのもの。


どこで、どうボールを受けるかが重要で、ロンドはボール回しをする遊びではない。

ヨーロッパのコーチたちは、技術と戦術とそれを試合でどう使うかというものを包括したトレーニングを考える。

そして、コーチが重要視し、トレーニングで子どもたちに問いかけるのは「どう使うか」という要素が互いに接着した部分。

日本のコーチのように技術的なミスを指摘したりはしないし、失敗の原因を追求するようなフリーズを不必要にはしない。

 ポール氏もそのようだが、むしろ私が見たヨーロッパの指導者は成功した際にフリーズをかけ、
それが「どうしてうまくいったか」を選手全員に広げていき、共有するように問いかける。そのことはイングランドFAのコーチライセンスを持つ古木氏も同じ考えを持っていた。

 「サッカーは学ぶもので教わるものではない。」

ヨーロッパの人たちはコーチが教えられることが小さいことを知っています。

だから、ジュニアなど育成年代ではゲーム形式のトレーニングが多いのだと思います。

私が日本にいて感じるのは、特に練習中のゲーム比率が少なさです。

ポールの練習の中身は、ゲームをして、ウォーミングアップをして、フィジカルトレーニングをして、
判断を要するトレーニングをして、またゲームをするというような流れです。

そして、彼は“成功”した時にフリーズをかける。

だけど、日本のコーチは失敗した時に、修正するためにフリーズをかけますよね? 

そこが大きく違うのかなと思います。

ポールは失敗した時、ミスをした選手のところに近づき、
「こうやってごらん」「こうやってみるといいよ」と個別に声をかけています。

つまり、ネガティブなことを公的にさらさない。

例えば、A君にプレーの改善が必要だった場合、B君のいいところで止めてA君がマネをできるようにフリーズをかけます。

そうすると、C君、D君もマネをしようとアイディアの輪が広がっていきます。

ポールが大切にしていることは4コーナーモデルすべてのバランスを見ながら、
それぞれの子に対して必要なことにアプローチをすることです。

▼4コーナーモデル
・テクニック
・フィジカル
・メンタル
・ソーシャル


 この子はキック(テクニック)が必要だ。

この子は人と話をすること(社会性)が必要だ…

一人ひとりの選手に対して4コーナーを元に評価しているから抜けがなく、
サッカー選手としてバランスの良い選手が育ちます。

日本ってチーム全体を見回して『ここが足らないからこうやっておこう』みたいな感じでトレーニングを考えていきますよね。

イングランドのコーチを見ていると、クラブとしてやるべきサッカーがあって、
その上でそれぞれの子どもに対して4コーナー、5コーナーを使っているので選手を個として捉えることがすごくうまいです。

だから、日本のコーチとは選手たちへの働きかけ方も、求め方も違うのだと思います。

コーナーモデルがベースにあるから偏りがなく、
イギリスのこの指導哲学はとてもいいものだなと、私自身も教えていて実感しています」

今回、古木氏と話していても、ポール氏と話していても、
例えば日本の指導者たちが知りたいような戦術的なテーマにはならなかった。

それを自分なりに「どうしてだろう?」と振り返った時に、
きっと過去にイングランドも技術的・戦術的な指導に偏りすぎて失敗を経験したからではないかと思った。

彼らを取材していると、「こちらにも意見を問いかけるし、あちらもそれに対する意見を答える」ということが、
テーマごとに一本の曲のように流れていった。

そして、今回取材を終えた後は、一人のアーティストのアルバムを聴き終わったような感覚になった。

そういうコミュニケーション力こそがサッカーにおいて必要な要素であり、イングランドDNAの根幹をなす
「ソーシャル=社会性」という部分に通じているのだと思った。

フリーズも失敗を正すことが目的ではなく、成功者のアイディアを共有するもの。

サッカーの議論を交わすことも誰の意見が正解か不正解ではなく、
自分にないアイディアを吸収して次の行動に生かすためのもの。

そう捉えると、日本のコーチたちもすべての人や物事から学ぶことができるのではないだろうか。


【プロフィール】
古木仁(ふるき ひとし)

サッカーブランド「アルファゴール」の輸入販売を扱う株式会社モーニングホープ代表取締役。
現在は「Liverpool FCIA Japan」で通訳兼コーチも務める。
イングランドと日本の橋渡しをするため、通訳兼コーチとして活動。
ポール・ニアリー氏などイングランドの優秀な指導者が日本に来日した際のアテンドなども行っている。

サッカーにおけるスピード

サッカーにおけるスピードには、
①身体のスピード
②ボール処理のスピード
③判断のスピード
の3つがあると以前から教えられてきました。

現代ではフィジカルの能力が向上し、ますますゲームのテンポが早くなり、強さや速さが要求されるようになってきています。

また、よりコンパクトな試合が多くなり、技術的にも時間やスペースの無い中でのボールを処理できる技術が必要です。

このようにサッカーは常に進化してきています。

これらの能力はもちろん重要ですが、指導者として選手から引き出したいことは「頭の早さ」。

つまり『洞察力(インサイト)』。

ゲームでどういう現象が起こり、次にどうなっていくのか。

流れを読み、最適なプレーを選択するためにどこに立つのか、誰とコミュニケーションをとってどう動かすのかe.t.c…



これらのことがわかった上で、最もシンプルな方法で局面を解決することができる。


これが『最高にスピードの速い選手』だと私は考えます。


世界的に有名な選手は、漏れなく素晴らしいプレービジョンを持っていました。


ペレ、ベッケンバウアー、クライフ、ジーコ、マラドーナ、バッジョ、ロナウジーニョ、ジダン、メッシ、グアルディオラ、イニエスタ、ロナウド、などなど。


ボールを受けてからの彼らにはなれなくても、ボールを受けるまでの彼らに選手を近づけることはできると思います。


そんな選手のたくさんいるチームを作りたいですね!

以上

では、どのようなトレーニングの中で、そのインサイトを身につけることができるのだろうか?

何を教えて、何を教えないのか?

すべてを自分で考えろ! ってことも難しいし、あれもこれもコントロールされても…
自由に自分を表現する。 ある程度の枠の中で…

Enjoyサッカーなべ

「認める」ことが、子どもの健全な自己肯定感を育む第一歩

「認める」ことが、子どもの健全な自己肯定感を育む第一歩


近年、教育界では「褒めて伸ばす」ことの重要性がしきりに叫ばれています。

ですが、むやみに褒めることに潜む危険性を指摘し、
「なによりも親が子どもを『認める』ことが大切」と説くのは、
子どものコーチングに造詣が深いビジネスコーチの石川尚子さん。

子どもを「認める」とは、具体的にどんな言動で行えばいいのでしょうか。

構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)

人が見ているところだけで頑張る子ども――

自分の人生を自分の足でしっかり歩んでいける人間に子どもを育てるには、
なによりも親が子どもを「認める」ことが大切です。

親が子どもを認めることで、子どものなかには揺るぎない自己肯定感が育まれるからです。

とくに最近は、「褒めて伸ばす」ことの大切さがしきりに語られます。

でも、この「褒める」という行為はなかなか難しい。

なぜかというと、「褒める」には、「よくできたね」「上手にできたね」
というふうに「評価をする」「ジャッジする」というニュアンスが含まれるからです。

もちろん、褒めることが総じて悪いことだといいたいのではありません。

ただ、テストで点を取れたとかかけっこでいちばんになったとか、
「なにかができた」というときに褒めてばかりいると、
子どもからすれば「なにかができないと評価をされない」
「なにかができない自分には価値がない」という意識を持ちはじめてしまいます。


なにかができなければ親から愛してもらえないというのは、
子どもにとって非常に危うい状態です。

その危うさが、最終的には褒められなければなにもやらなくなったり、
人が見ているところだけで頑張ったりするというようなゆがみを子どものなかに生むことにもつながります。


子どもを抱きしめ、名前を呼んであいさつをするだけでいい

一方、認めることには、なにかができたということなど必要ありません。
子どもの存在そのものを肯定すればいいのです。

「あなたが生まれてきてくれただけでわたしたちはうれしい」と伝える。
それが、子どもを認めるということです。

この親に認められる体験が不足してしまうと、子どものなかには健全な自己肯定感が育まれません。
仮に自己肯定感が育ったとしても、それはいびつな自己肯定感という場合もあります。

さまざまな成功体験を通じて「自分はすごい」と自分に対する肯定感を持っていたとしても、
「他の人は間違っている」と他人を認められず、ときには人の意見を聞かずに攻撃するということも考えられます。

そういう人間が、社会のなかで他人としっかり人間関係を築いて生きていくことは難しいでしょう。
子どもをそんな人間にしないためにも、子どもを認めることを意識してほしいと思います。

子どもを「認める」とは具体的にどんな言動で行えばいいのでしょうか。
それは、とても簡単なこと。ただぎゅっと抱きしめるだけでもいいのです。

これが「あなたのことをちゃんと見ているよ、気にかけているよ」という気持ちを伝えることになります。

もちろん、それは言葉にしてもいい。
とはいっても、直接的な言葉である必要はありません。

朝、子どもが目を覚ましたら、「ちゃん、おはよう」と名前を呼びかけてあいさつをするのです。
その反対は無視することですよね。

その場に子どもがいるのに声をかけないというのは、子どもが存在していないといっているのと同じです。
逆にいえば、ただ名前を呼んであいさつをするだけでも、十分に子どもの存在を認めることになるのです。


親自身が前のめりにならず冷静になることが大切

重要なのは、親の子どもに対するかかわり方です。

生きていれば、テストでいい点を取れなかったとかスポーツの試合で負けたとか、
子どもなりに思い通りにならないことはいくらでもあります。

それは子どもにとってはマイナスのことでしょう。

でも、そこで親もマイナスのことだと決めつけてはいけません。
まして、「どうしてテストでこんな点を取ってきたの!」なんていうことはご法度。

そうではなくて、「今回、どうだった?」「いま、どう思ってるの?」と、
淡々と質問をしてみてください。

仮に子どもが落ち込んでいたとしても同情する必要はありません。

「そうなんだ」とただ受け止めてあげればいい。

そして、「どうすればよかったと思う?」「次に生かせることってなにかな?」と建設的に対応するのです。


その体験は子ども自身にとって大きな価値を生みます。

その一連の体験によって、自分自身で失敗を受け止め、乗り越え、
次の機会に好結果を生むための方法を考えるというセルフコーチングが徐々にできるようになるからです。

そう考えると、親が冷静になることこそが大切なのかもしれませんね。
どんな親も我が子のことは心配ですし、いい子に育ってほしいと願っています。

だからこそ、子どものやることに対して前のめりになり、
子どもがなにかに失敗してしまった場合には過剰に同情したり、
逆に励ましのつもりで強い言葉で叱咤したりすることもあるのでしょう。

そうではなく、親自身が冷静になり、
「本当は自分で考えられるんだよね?」というスタンスで子どもに接してほしいと思います。

『言葉ひとつで子どもが変わるやる気を引き出す言葉引き出さない言葉』著/柘植書房新社

■ビジネスコーチ・石川尚子さん インタビュー一覧
第1回:子どもの答えを引き出す「コーチング」――我が子を本当に信頼していますか?
第2回:「認める」ことが、子どもの健全な自己肯定感を育む第一歩
第3回:子どもに揺るぎないパワーを与える、親が子どもの話を「聴く」ということ(※近日公開)
第4回:子どもの自己肯定感を高め、親子関係を良好にする魔法の言葉(※近日公開)
【プロフィール】石川尚子(いしかわ・なおこ)1969年生まれ、島根県出身。
ビジネスコーチ、株式会社ゆめかな代表取締役。
1992年、大阪外国語大学外国語学部卒業後、株式会社研究所入社。研修局において企業研修・講演会の企画・運営、研修コース・教材の開発・制作、研修講師を担当。
2002年、同社を退社してビジネスコーチとして独立。
2003年、高校生の就職支援活動に携わった経験から教育分野へコーチングを普及する活動をはじめる。
2008年、株式会社ゆめかなを設立して代表取締役に就任。
現在は、経営者、起業家、管理職、営業職へのパーソナル・コーチングを行う傍ら、
コミュニケーションスキルの向上、夢をかなえるコミュニケーション、
自発的な部下の育成、子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーションなどをテーマにしたコーチング研修、コミュニケーション研修の講師として活動中。小中学生、高校生、大学生から企業の経営者まで幅広い対象に講演活動を行う。
著書に『コーチングで学ぶ「言葉かけ」練習帳』(ほんの森出版)、『オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る』(七つ森書館)、『子どもを伸ばす共育コーチング子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(柘植書房新社)などがある。

【ライタープロフィール】
清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。
出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。
ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。

以上 褒めて伸ばすにも、様々角度から考える必要があるということ。
気を付けなくては…

Enjoyサッカーなべ 

「最も素早い選手は、グアルディオラだ」

「最も素早い選手は、グアルディオラだ」

バルセロナで最も素早い選手は、グアルディオラだ』と言ったら、同意できるだろうか?
週一度行なわれるスピードに関する練習で、最適解を見いだすのは常にグアルディオラだった。

5~20メートルのダッシュ・止まる・動き出すという動作において、セルジはグアルディオラより速い。
しかし、動き出す前の
『予測を立てる』
『次のアクションまでに味方のポジショニングを見る』
『正しいポジションをとる』

といった動作で最も速いのは、グアルディオラだ」

パコ・セイルーロ(2000)
パコ・セイルーロは、スポーツの指導者において最も権威のある人物の1人だ。

彼は、サッカーにおける「スピード」についての複雑性を指摘する。
移動のスピードだけでなく、思考運動を素早く適応させることがスピードである、と認識している。

参考文献を開いてスピードについて分析すると、その意味は日々進化している。

ハレ(1987)によると、スピードとは「可能な限り少ない時間でアクションを行なう原動力」である。
この定義では、ある時間の中でアクションの原動力となる動きを作り出す神経筋の要素についてのみ触れている。

続いてグロッサーは、「認識プロセス、意図的な最大出力パワーと神経筋システムの機能性、ある設定された条件における動きと反応の最大限の速さを獲得する能力」とある。

この定義においては、動きの最大速度や認識プロセスと関連した新しい条件が含まれている。

ガルシア・マンソ(1998)らは効率の概念を組み込み、「可能な限り少ない時間で、効率的アクションを最大限起こすことを可能にする能力」としている。

この概念は、サッカーのようなスポーツの基本だ。
なぜなら試合中におけるアクションの成否は「可能な限り少ない時間の中で実行されるアクションかどうか」ではない。

「スペース的に正しいアクション」である。
それは予測能力、目に見えるシチュエーションだけでなく、
「プレーの展開から先に何が起きるかを見極める能力」である。


サッカーにおけるスピードとは「最適速度」

ラゴ(2002)は、試合で起こる様々な問題を解決するために、
『最大スピード』と『最適スピード』とを区別することを提案している。
試合の激しい環境では、最大速度ではなく、「状況に応じた最適速度」で行動しなければならない。

適切なプレーアクションを発揮するためには、最適なスピードで行動するべきだ。

同じような考えを持つガルガンタ(2005)は、
サッカーにおいては速いということよりも「いつ速さを発揮するか」が重要であり、
「速さを正しく理解することは意図あるプレーをすることに役立つ」と主張する。

スピードについて話す時には、「どれだけ速いか」ではなく「効率性・効果性が伴うプレーができるか」を取り上げるべきだ。

アミエイロ(2007)が説明するように、
ある状況下において有効な解決策は「速いプレーをすること」では必ずしもない。

「時間を失う(プレーが遅い)」プレーを選手が行なった時に、試合を有利に進められることもままあるからだ。

フリーの味方のスペースを埋められてしまうのを防ぐため、ワンタッチプレーは有効だ。

同様に、相手選手を引き付けるために止まったり、ドリブルをしたり、
優位なポジションを味方が得た時にのみパスをすることは有効である。


そうしたプレーをする代表的な選手には、アンドレス・イニエスタが挙げられる。

彼はワンタッチプレーや相手を引き付けるドリブルをしながら、味方にパスを出すプレーを必要に応じて行なう。

「ワンタッチでプレーしよう!」というルールは、プレースピードを向上させるために取り入れるべきだ。

これは選手の行動を導く条件付けとなる。

選手は、試合で必要となる適切なプレーをするより、
そのメニューの中で素早くプレーすることを優先する。

プレーの複雑性を加味したトレーニングが必要

いくつかの研究によって示されているとおり、
サッカーにおいては最高速度で移動できる能力よりも、
短時間で状況を解決する能力の方がよりプレーを成功させる。

ラゴ(2002)は、サッカーにおけるアクションの56%は1~3秒の短いもので、
「最大速度の移動は、短いアクションに対してさほど影響を与えない」と指摘している。

ディ・サルボ(2008)、ゴロスティアガ(2001)、ポル(2009)は
「最大速度で移動するアクションの占める割合は、常に全体の2%以下」と述べる。

このようにスピードやそのトレーニングを、最高速度の移動能力として理解することはできない。

最高速度で移動するシチュエーションを生み出そうとするなら、
その能力を発揮できる可能性をいち早く感知する能力、状況へ適応できる能力がとても重要になる。

走るスピードが速い選手が、いつも勝者になっているわけではない。

わかりやすい事例として、W杯2010年大会において選手たちがどれくらいの移動スピードを実行していたかという分析がある。

クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシという世界的に有名な2人よりも、
最高速度で走った選手はそれぞれ80人、40人もいた。

われわれは、スピードを条件付ける要素について深く見直すべきだ。

展開が要求しているものを認知してプレーする、
時間的プレッシャーの下で効率的かつ効果的なアクション、
対戦相手のプレーによって起こることを理解し、
プレーの複雑性を加味したトレーニングの向上を求めるべきだ。


ラファエル・ポル

>1987年、スペイン生まれ。
スペインの体育大学であるINEFで学士課程を習得。
その時に書いた卒業論文が、バルセロナフィジカルコーチの権威とも言われるパコ・セイルーロの目に止まる。

24歳の時には、ルイス・エンリケがセリエ・ASローマの監督に就任すると同時に、
フィジカルコーチとして招聘され“チーム・エンリケ”の一員となる。
セルタを経て、バルセロナのフィジカルコーチに就任。

2014-15シーズンは、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグの三冠獲得に貢献した。


バルセロナフィジカルトレーニングメソッド

以上

オランダサッカー研修で学んだ、TIPSだが、Tはテクニック、Iはインサイト、Pはフィジカル、Sはスピード。
当時は、Sは「学ぶスピード」と言っていたが、私自身は…

現在は、インサイト(洞察力)の中にも含まれる状況判断のスピードがあげられる。
オシムさんのトレーニングで感じたのは、このオフザボール時(前)の認知のスピードを上げることで…
個のレベルアップを図ったと思うし、ペトロビッチ監督(札幌)も同様ということ。

世界では、フィジカルレベルを上げるのには限界が来ているという。
では、何を意識してレベルを上げることができるかに来ているという。

これからが、益々楽しみだ。なぜなら、日本サッカーに風が吹き始めている感があるからだ。
ただし、ただし管理されてのサッカーでは、ある程度まではスピードアップできるのだが…

ピッチ上では、ラグビーW杯のようにその場で察知して動きを変化できることの能力も求められる。
当然、コミュニケーション能力(論理的思考)も同様に伸ばせることが望ましいと考える。

Enjoyサッカーなべ

価値観を子どもに押し付けていませんか?

価値観を子どもに押し付けていませんか?


価値観は違って当たり前

何を大切にするのか。

ここは譲れない所!

良い面だけでなく悪い面や倫理観、道徳観も含めて大切にしている所は皆違うし、時代と共に変化,
価値観は人によっても時代によっても変化します。

もちろん、国や地方、民族によっても違います。

例えば、昔の日本では、

女性は男性よりも後ろにいて、男性を立てなければならない!

とか、

男性が外で働き、女性は家を守る!

とか、、、

影響力は?

最も影響力があるのは「両親」でしょう。

すべての価値観基準は親を見て作られると言っても

過言ではないかもしれません。

人間関係、お金、仕事、家庭、勉強、学校、遊び、スポーツ、生き方、在り方、、、

サッカーでも、、、

よくあるのが、自分がサッカーをしてきて、

あるいは今もプレーしていて、

自分の成功体験や価値観を子どもに押し付ける父親の例です。

自分がそれでうまくいったから、子どもにも。。。

分からなくはないです。。。

コーチも同じ

コーチも同じです。

自分の経験から子どもに伝えることは本当に大切です。

それは子どもにとって学ぶための最高の機会です。

は言え、あなたと子どもは別の人格を持った人間です。

押し付ける?

あなたの価値観を子ども伝えるのは素晴らしい事です。

しかし、それを押し付けてしまうのはいけません。

まして、それでチームを支配してはいけません。

なぜなら子ども一人ひとりにも「価値観」があるからです。

価値観の共有

誰がどんな価値観を持っているのか?

パートナーは?

子どもは?

同僚は?

これを知っていると言葉かけが変わります。

違うのが当たり前なので、怒ることもないでしょう。

仕事に対する価値観

自分の価値観を知るためのワークをやっています。

『サッカー指導』に関して、私のベストの価値観は以下の通りです。


信頼関係

セルフイメージ

自己肯定感

『仕事』に関して、私のベストは以下の通りです。

家族

ワクワク感

貢献

さて、あなたはどんな価値観をお持ちですか?

あなたが指導や仕事で大切にしていることは何ですか?

もちろん、人生でも遊びでもいいですよ

Enjoyサッカーなべ

ボリビアとノルウェーから学んだ育成の本質。

ボリビアとノルウェーから学んだ育成の本質。

日本が掲げる「プレーヤーズ・ファースト」の原型

ボリビアとノルウェーから学んだ育成の本質。
日本が掲げる「プレーヤーズ・ファースト」の原型2019年01月27日
コラム

タグ: JFA 指導者向け
日本サッカー協会(JFA)は「プレーヤーズ・ファースト」を合言葉に、フェアプレーの重要性などを掲げている。
そのルーツをたどると、JFAで技術委員長などを歴任した小野剛氏が、南米と北欧で見たグラスルーツの光景があった。
今回は、この言葉が持つ本当の意味を考えていきたい。

『サッカーテクニカルレポート 超一流のサッカー分析学』より一部転載

文●小野剛 フットボール批評編集部

「プレーヤーズ・ファースト」を体現するボリビア

 アメリカW杯が開催された1994年にイングランドに2度目の留学へ行った私には、
ワールドカップの出場国を見るなかでいくつか気になる点がありました。

 特に私が興味を引かれたのが、ボリビアとノルウェーでした。

 アメリカW杯を目指して戦った日本代表は、〝ドーハの悲劇〞で初出場の夢を断たれました。

そんな大会に、ボリビアは11大会ぶり3回目、ノルウェーは12大会ぶり2回目の出場を果たしていました。
つまり、両国とも久々のワールドカップ出場だったわけです。

「何か秘密があるに違いない」

そう思いました。

少し調べると、ボリビアの選手の出身チームに偏りがあることに気づきました。

マルコ・エチェベリ、エルウィン・サンチェス、ルイス・クリスタルドといった選手たちは、
揃ってタウイチ・アカデミーというクラブで育ったことがわかったのです。

成城大学で一貫指導の素晴らしさを知っていた私は、
「絶対に自分の目で確かめたい」と思い、ボリビアを目指しました。

タウイチ・アカデミーは首都ラパスではなく、
ボリビア第2の都市サンタクルスにある、選手育成のための学校でした。

 埼玉県の名門・武南高に編入し、本田技研を経て、
1990年代に全盛期のヴェルディ川崎で活躍した石川康もタウイチ・アカデミーの出身。

私が訪れたときは、ボリビアの家にお姉さんが住んでいて、詳しい話を聞かせてくれました。

タウイチ・アカデミーのグラウンドはボコボコでした。
原っぱといった感じの場所で、小さな子どもたちがボールを蹴っていました。まさに、サッカーの原風景の様相です。

案内してくれたメニーナが、タウイチの成り立ちを教えてくれました。

ボリビアにはストリートチルドレンが多く、何かに心を燃やさないと酒やドラッグなど非行に走ってしまう。

彼らをサッカーに打ち込ませることで健全に育てたい。
タウイチ・アカデミーは、そんな理想を掲げてスタートしたそうです。

・薬物、アルコールなどから少年たちを遠ざけ、サッカーを通じて健全に育てる。
・体力、感性、知性を向上させるための環境を整え、子どもたちを育成して社会形成に貢献する。
・子どもたちの才能を開花させるためのトレーニングを行ない、プロへの道筋をつける。
・子ども、スポーツ、平和をテーマに掲げ、大会をとおしてボリビアの子どもと世界をつなげる。

 クラブが掲げるビジョンは子どもたちの育成で、サッカーで勝つことは二の次でした。
それでも、「タウイチに入れば将来に希望が持てる」という噂が口コミで広まり、入団を希望する者が増え、
それに伴って子どもたちに将来に希望を持たせたい、
健全で良い街にしたいと望む富裕層からの寄付も集まるようになったと言います。

「我々にトップチームは必要ない」

 タウイチは勉強や人間教育にも力を注いでおり、アカデミー内の部屋で勉強をしている子どもも見ました。

メニーナがいないとき私を案内してくれた選手は英語がペラペラで、大人との会話や受け答えもスムーズでした。
誰もが彼と同じように流暢に英語を話すわけではないとは思いますが、
それでも十分に参考になる理念や指導方針を目にすることができました。

 帰り際、私はメニーナに尋ねました。

「これだけいい選手がいるのに、どうしてトップチームを立ち上げないの?」

「トップチームは作らないよ」

 理由は明確でした。

 トップチームを作ると、誰もがいつしかトップチームのことしか考えなくなってしまう。

それでは、ストリートチルドレンを減らす、子どもたちに希望を持たせる、という最初の目的からずれてしまう。
だから我々はトップチームを作らない、ということでした。

 そのときにメニーナが言ったのが、

「タウイチは、プレーヤーズ・ファーストなんだ」

 という言葉です。

 現在、日本の指導現場でもよく聞かれる「プレーヤーズ・ファースト」という言葉は、
実は私がボリビアで聞いて感動して、日本に持ち込み、強化指導指針に載せることで広まっていったものなのです。

 トップチームを作れば能力のある選手にばかり目が行き、サッカーの実力の落ちる選手に気を配ることができなくなる。

それは、立ち上げの精神に反する。ポリシーが失われてしまうので、我々にトップチームは必要ない。

 日本をはじめ、サッカー先進国の多くがそうであるように、まずトップチームがある。

そこへ(移籍金を発生させずに)才能ある選手を供給するために、アカデミーを整備する。
それとは、まったく逆の発想で成り立っているのがタウイチ・アカデミーなのです。

40年前に掲げたノルウェー協会の指導方針

もちろん、ノルウェーにも行きました。

 フィヨルドに分断されたノルウェーは、地理的に恵まれているとは言えません。

冬は屋外での活動が難しく、国内移動にも時間がかかります。
そんな状況でも厳しいヨーロッパ予選を突破し、アメリカ行きを決めた裏には必ず何かある。

 それを探りに行きました。

 すると、グラスルーツや育成年代の強化に力を入れていることがわかりました。

 とりわけ心を動かされたのが、子どもたちの力を伸ばすためにノルウェーサッカー協会が設けていた
「少年サッカーにおける7つの心得」と、それを実現させていくための「親のための10の心得」です。

《少年サッカーにおける7つの心得》

1.子どものサッカーは遊びであり、それは楽しくなくてはなりません。
2.子どものサッカーで最も大切なことは、友だちと一緒にプレーすることです。
3.すべての子どもに同じ時間プレーさせてあげてください。
4.子どもたちに勝ちと負けの両方を学ばせてください。
5.対外試合よりも、クラブでの練習を。
6.子どものサッカーにはバラエティに富んだ活動が大切。
7.子どもにとっての楽しいサッカーを一緒に作り上げていきましょう。

《親のための10 の心得》

1.試合や練習を見に行ってあげましょう!
……子どもはそれを望んでいます。
2.試合ではすべての子どもを応援してあげましょう!
……自分の子どもだけではいけません。
3.調子の良いときだけでなく、調子の悪いときも勇気づけてあげましょう!
……批判はいけません。
4.チームリーダーを尊重してあげましょう!
……彼らの判断に圧力をかけないように。
5.レフェリーはインストラクターとみなしましょう!
……判定を批判してはいけません。
6.子どもが参加することを刺激し、勇気づけてあげましょう!
……プレッシャーにならないように。
7.試合がエキサイティングだったか、楽しかったか聞いてあげましょう!
……結果だけを聞くことがないように。
8.サッカーにふさわしい、節度ある用具を準備してあげてください。
……おおげさにならないように。
9.クラブの仕事を尊重してください。
……積極的に親のミーティングを開き、どのような態度で臨むべきか話し合いましょう。
10.忘れないでください。サッカーをするのはあなたの子どもです。
……あなたではありません。

 もちろん正解は、ひとつではないかもしれません。ただ、ここでも言えることは、タウイチ・アカデミーにも共通している重要な「プレーヤーズ・ファースト」の精神ではないでしょうか。

 人口が少ない、地理的にも気候的にも恵まれていない。そんなハンディを埋めるためにと考え出されたノルウェーの心得は、世界中のすべての国が参考にすべき、子どもの成長を助けるための素晴らしいスローガンだと思います。いまでは日本でも、親にも教育しながら選手を育てていこうという風潮が出てきましたが、40年も前からそれに気づき実践していたことは本当に素晴らしいと思います。

 育成の成功なくして真の強化は実現できない。そうした思いがあるからこそ、グラスルーツの充実に力を注いでいるのでしょう。

 海外に行き、自分の目で確かめ、話を聞く。そうすることで、初めて学ぶことができるのです。一度そうした感動を味わうと、ハマってしまいます。世界中どの国にも行ってみたくなりますし、そこで学んだ素晴らしいことを日本に取り入れたくなる。

 私がいまも海外に足を運んでいる理由は、そうした原体験があるからです。


以上 小野さん(現今治FC監督)のお話でした。

TOPチームを育成チームだから、もたないという発想は特に興味があるところです。

Enjoyサッカーなべ

奇跡のレッスン~世界の最強コ―チと子どもたち~バスケットボ―ル前半

この映像を観ていない方のためにも…

奇跡のレッスン~世界の最強コ―チと子どもたち~
バスケットボ―ル前半

https://youtu.be/FNc7_MZmgbk

Enjoyサッカーなべ

バドミントン小学生の全国大会に出場するK選手とS選手。

K選手との良きライバルとして成長したS選手。
今回は、良きパートナーとして…

全国大会での旋風を期待しています。

今はできないことが多いかもしれない。
でも、私が観るかぎり、今できることを精一杯、毎日努力している姿は…

未来につながると確信しています。
自分を信じて… これからも…

Enjoy sports なべ




「選手時代はバレーが大嫌いだった」益子直美さんが自身の過去から気づいた、選手を伸ばす環境とは

先日まで日本で開催されたバレーボールのワールドカップ(W杯)は、
男女ともに来年のオリンピックに期待ができる戦いぶりを見せてくれ、大いに盛り上がました。

元全日本代表選手として活躍した益子直美さんは、自身の名を冠した小学生のバレーボール大会に協力しています。「監督は絶対に怒らない」という決めごとがあり、ルールを破った監督は益子さんに叱られるちょっと変わった大会です。

今では怒った監督を怒っている益子さんですが、選手時代はずっと怒られ「バレーボールが大嫌い」だったと言います。そんな過去から、益子さんが気づいたものは何かを伺いました。
(取材・文:島沢優子)

「厳しい指導」を受けてきた元全日本代表、益子直美さんが「怒らない指導」を始めた理由

 
怒って委縮させる指導では、子どもたちが自分で考え、
判断する力が養われないと益子さんは言います
 

■どの写真も笑ってない。
バレーの楽しみ方なんてわからなかった
厳しい指導が当たり前だった時代、益子さんが「プレーを楽しむ」ことに触れたきっかけは何だったのでしょうか。

 

益子さん:高校卒業後に実業団チームに入った1980年代後半。
監督から急に「バレーを楽しめ」と言われました。

えーっ、楽しむ? どうやって? って感じでした。

うろたえましたね。だって、ただ監督に怒られたくなくて、
怒られないようにすることだけ考えてバレーをしていたから。
楽しみ方なんてわからないよと思いました。

 

世界選手権で負けたときは「もう日本に帰れないんじゃないか」と本気で思った益子さん。
引退するまで、バレーを楽しめなかったと明かしてくれました。

 

益子さん:自分はどうだったのかなと思って、
中学、高校時代の写真で自分が楽しんでいそうな写真を探したのですが、
どの写真も笑ってないんです。

高校の全国大会も、チームの目標がベスト4で、ちゃんとそれを達成したにかかわらず、
どの写真もまったく笑っていません。
表情を見ると、どれだけ楽しめていなかったのかがわかりました。

 

楽しめなかった自分。そして、今でも子どもがバレーを楽しめる環境が作れていないことに気づいた益子さんは、
スポーツメンタルコーチの柘植陽一郎さん(一般社団法人フィールド・フロー代表)のもとで学び始めました。

そしてある日、過去の自分を思いだしながら、
選手時代にどんな気持ちでバレーボールと向き合っていたのかを書きだしてみたそうです。

当時の益子さんの気持ちはこのようなものだったそうです。

「ほめられたことがない!」
「自信がない!」
「考えることをしない!」
「チャレンジしない」
「目立ちたくない!」
「意見を言えない」
「楽しくない」


驚いたことに、
「レギュラーになりたくない!」「試合に出たくない」というものもあります。

試合でプレーするのが、選手にとって一番の喜びのはずなのに。
「早くやめたい」もあります。

 

益子さん:試合にさえ出たくありませんでした。
キャプテンなんてとんでもない。
負けたら自分のせいにされるかもと怖かったですね。

自分のチーム以外のコーチ、例えば選抜チームの指導者からほめられたりすると、逆に疑っていました。
なにか裏があるのではないか? と。今ならわかるけれど、本当に失礼な話です。

 

なぜ、そんな気持ちになったのか......。

理由は「益子カップだと思い切ってチャレンジできる」と本音を話してくれた今の小学生とまったく同じでした。

 

益子さん:怒られるから、チャレンジしないんです。
ミスをしたら怒られるから。良くも悪くも目立ちたくない。
だから、「よし自分がやってやろう」なんて思ったことはありませんでした。

 

■「楽しい」にも種類がある
一方で、「今のあなたがあるのは指導者に叩かれたり、
怒鳴られたりして厳しくされたおかげではないか」という意見もあります。

「楽しんで勝てるのか?」と疑問を呈する指導者もいます。
それらに対して、益子さんはどう考えるのかを聞いてみました。

 

益子さん:このような活動、発言をしているので、
「これまで教えてもらった指導者のことを批判するのか!?」とよくお叱りを受けます。

私は、指導者の方々に感謝はしています。
それに、じゃあ、ほめられて育てられたらどうなったかと言われても、比べようがないのでわかりません。

あのときはそういう時代だった。
批判をしているわけではないんです。

また、「楽しい」と、浮かれた楽しさは違います。
真剣で、でも、楽しい。

 

それがスポーツを楽しむということだと考える、という益子さん。
とはいえ、最初から「楽しむ」の本質を理解していたわけではないそうです。

現役時代、オリンピックには出場できませんでした。
引退後はオリンピックを自分の目で見たくてスポーツキャスターとして、1996年のアトランタ五輪をリポート。

その時、出発の全日本女子へのインタビューをして驚いたと言います。
なぜなら選手が「オリンピックを楽しんできます!」と言ったからです。

 

益子さん:正直、違和感がありました。えっ!楽しむ? って。
そのときはわかってあげられませんでした。

でも、昨年ずっと続いたパワハラ騒動の報道をきっかけに思い返しました。
体罰も暴言も、当時はそれが当たり前でした。

なんとも思ってなかった。
やっぱり、根性が必要だよね、と思っていました。

 

今なら「それは違う」と言えますが、
その境地に至るまで、かなりの時間を要したと言います。

選手時代を振り返り、そのときの正直な気持ちを整理して、
様々なことを学び、自分の意見として口にすることにも......。

 

益子さん:小中高生たちを、怒って委縮させる指導では、
考えて自分で判断する力を養うことができないと思います。

そもそも、日本の子どもはスポーツ以外の場面でも、自分で考えたり、選ぶことができない。
さまざまなことを押し付けられていると感じます。

 

■自分の間違いを話すことは恥ずかしい事ではない
欧州のスポーツクラブを取材したとき、
コーチが質問すると子どもたちが「はい!はい!」とどんどん挙手をするのを目にします。
みんな発言したいのです。

 

益子さん:自分から発言する、意見を言う、右に倣えではなくて自分をもつことが、すごく必要だと思いました。

私自身「間違えたら恥ずかしい」考えて手を挙げない子どもだったので、驚きました。
コーチも同じです。

学びなおすことは、恥ずかしいことではありません。
学べる人は尊敬できるし、以前の自分を乗り越えたり
「あ、私、間違っていました」と話すことは恥ずかしいことではないと、今は思っています。

 

もしかしたら、指導を変えられない人は、新しいことを学んだり
、自分のやり方を変えることを恥ずかしいと思っているのではないでしょうか。

益子さんは、次の6回目の益子カップまでに「益子直美カップ10か条」を、
サッカーの現場で使われているものを参考にして作りたいといいます。

 

益子さん:バレーを始めた入り口で、楽しい、
早く練習に行きたいと感じられる環境をつくりたい。

最初からレギュラーとか、勝負とかではなく、
バレーボールを心の底から楽しめるようにしてあげてほしい。

その部分で、サッカーは進んでいます。
いつもサカイクを見て、参考にさせてもらっています。

先日の「日本の子どもはリフティングをいっぱいやるけれど、試合のシーンであるのかな?」という記事が面白かったです。

バレーも無駄な練習をしているのではないかと考えさせられました。


 

怒られるのが嫌でチャレンジしない、
その結果上達につながらないという元トップ選手の言葉は非常に重いものでした。

始めたばかりの子どもたちが、楽しくない、練習に行きたくないと思ってしまっては、
チームとしても向上しないのではないでしょうか。

益子さんの言葉から、本当に子どもたちのためになる指導とは何かを考えるきっかけにしてみてください。

 
益子直美(ますこなおみ)
東京都生まれ。中学入学と同時にバレーボールを始め、高校は地元の共栄学園に進学。
春高バレーで準優勝し、3年生の時に全日本メンバー入り。
1980年代後半から1990年代前半の女子バレーボール界を席巻した。
卒業後はイトーヨーカドーに入団。
全日本メンバーとして世界選手権2回、W杯に出場。
現在はタレント、スポーツキャスターなど幅広く活動中。

以上 Facebookつながりから… 

驚きました。
真実だったのですね???

サッカー以外のスポーツでも…
過去は変えることはできません。未来へ!

Enjoyサッカーなべ

親の失敗を見せると子どもが伸びる。超重要スキル「非認知能力」の簡単な高め方5選

教育に関心のある方であれば、一度は目や耳にしたことがあると思われる「非認知能力」。
しかし、その意味や重要性をきちんと理解し、子どもに身につけさせようと試みている方は、
あまり多くないかもしれません。

そこで、今回は、あらためて非認知能力の意味や重要性をご説明したうえで、
子どもの非認知能力を育む具体的な方法をご紹介します。

非認知能力って何? なぜ必要なの?

一般的に、テストなどで測定できる能力を「認知能力」、測定しにくい能力を「非認知能力」といいます。
前者は読み・書き・計算などの学力が代表的なものといえますが、
後者は「これ!」というものがひとつに決まっているわけではありません。
そのため、わかりにくいと感じる方も多いでしょう。

慶應義塾大学准教授の中室牧子氏は、下記のとおり、
非認知能力の具体的なものを9つのグループに分けて紹介しています。

自己認識:自分に対する自信がある、やり抜く力がある
意欲:やる気がある、意欲的である
忍耐力:忍耐強い、粘り強い、根気がある、気概がある
自制心:意志力が強い、精神力が強い、自制心がある
メタ認知ストラテジー:理解度を把握する、自分の状況を把握する
社会的適正:リーダーシップがある、社会性がある
回復力と対処能力:すぐに立ち直る、うまく対応する
創造性:創造性に富む、工夫する
性格的な特性:神経質、外交的、好奇心が強い、協調性がある、誠実

これら非認知能力が注目されるきっかけのひとつとなったのは、
ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学教授のジェームズ・ヘックマン氏が研究・分析した「ペリー幼稚園プログラム」という社会実験です。

対象は58世帯の恵まれない家庭で育った就学前の子どもたち。
子どもたちは、毎日2時間半ずつ授業を受け、週に一度は教師が家庭訪問して90分間指導をする「質の高い幼児教育を受けるグループ」と「受けないグループ」に分けられます。そして就学前教育の終了後、約40年にわたって人生を追跡調査されました。

その結果、質の高い幼児教育を受けたグループは、IQが高くなりますが、4年ほど経つと効果はすっかり薄れてしまい、
「就学前の認知能力に対する早期教育はあまり意味がない」という結果となったそう。

しかし、最終的な追跡調査では、質の高い幼児教育を受けたグループは、
受けなかった子どもよりも学歴・収入・持ち家率が高く、逮捕率が低かったのです。

このプログラムによって、早期に非認知能力を身につけると、その効果は薄れることなく、
将来の人間形成に多大な影響をもたらすということがわかりました。

また、日本でも、東京大学社会科学研究所が行なっている「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」で、
非認知能力が将来の所得と関連することがわかっています。

同研究所の教授である石田浩氏いわく、「非認知スキルが高いと学歴が高くなり、大人になってからの高い所得に結びついていると考えられる」のだそう。

つまり、早期に子どもの非認知能力を高めておくことは、その子の将来の学力、経済力に大きな影響を及ぼすのです。

非認知能力を育む具体的方法

では、子どもの非認知能力を育むために、親は何をすればよいでしょうか。
専門家が提案する具体的な方法をご紹介します。

失敗談をシェアする

ライフコーチであり、娘のスカイさんが「全米最優秀女子高生」に選ばれたボーク重子氏によると、
親の行動をシェアする際には、「失敗こそシェアする」と心がけることが大切なのだそう。

失敗を見せることで、子どもは「失敗は通過点であってやり直しができる」
「ひとつの方法が駄目でも、ほかの選択肢や可能性を試せばいい」といったことを学んでいけると同氏は言います。

「子どもは親の姿を見て育つ」ということは、誰もが認識しているはず。

だからこそ、多くの親は自分の格好悪いところを子どもに見せようとはしません。

しかし、ボーク氏は、失敗する姿からも学ぶことがあり、
それが「回復力」や「やり抜く力」といった非認知能力を高めることにつながるといいます。

ポイントは、失敗までの経緯や、その後どうしたのかというところまで見せること。
まずは、そんな話ができる関係づくりから始めるといいかもしれませんね。

「対話型鑑賞」を取り入れる

アート・プロデューサーの三重野一氏は、「対話型鑑賞」によって非認知能力が育まれると述べています。

「対話型鑑賞」とは、対話を介してグループでアート作品を観ること。

三重野氏は、定期的に親子で一緒にひとつのアート作品を鑑賞し、
感想や印象を話し合うことで、子どもの非認知能力が育まれるといいます。

ポイントは、子どもに自身が抱いた印象を自発的に語らせること。

また、子どもの発言を受け入れ、「どうしてそう思うの?」と理由をたずねることで、
子どもの論理的思考力を引き出します。

週1回、10分程度から始めるとよいでしょう。

アート作品を入手する際には、オンラインが手軽でおすすめです。
アメリカの一部の美術館では、オンラインで無料で所蔵作品を閲覧できるサービスを展開しています。

ニューヨークのメトロポリタン美術館「The Met Collection」や、シカゴ美術館「Discover Arts & Artists」では、
一度は見たことあるような有名作品を数多く閲覧できますよ。

会員登録などは不要で、ワンクリックでダウンロードできるので、英語が苦手でも大丈夫。
プリントアウトして、ご家庭でアート鑑賞を始めてみてはいかがでしょうか。

自然体験をさせる

独立行政法人国立青少年教育振興機構理事長の鈴木みゆき氏によると、
海や山といった自然の中でさまざまな体験をすることによって「たくましく生きていく力」が育っていくそう。

たとえば、山を登ったり、カヌーを漕いだりすることで「やり抜く力」、
家族や友だちとともに野外炊事などの体験をすることで「関わる力」「耐える力」「乗り越える力」などが培われます。

子どもに体験の機会を与えるのに最適なタイミングは、本人が自発的に「やってみたい」と言ったときだそう。
そのベストタイミングを見逃さずに、自然体験をさせましょう。

子どもの望む習い事をさせる

教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、子どものやり抜く力を伸ばすためには、習い事が効果的だと言います。

習い事の種類は問わず、「親がやらせたいもの」ではなく、「子どもがやりたいもの」にすることが重要なのだとか。

子どもは自分のやりたいことを習い始めると、夢中になって取り組みます。

やがて目標を達成したり、逆に挫折したり、それを乗り越えたりといったことも経験するでしょう。

おおた氏によれば、「夢中、達成、挫折、そして乗り越える——」という一連の経験こそが、
「やり抜く力」を育ててくれるのだそうです。もしも、子どもが習い事に興味を持ったら、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

努力をほめる

子どもが100点を取ったとき、「100点なんてすごい!」なんてほめ方をしてはいませんか? 
じつはそれ、NG発言。

非認知能力を育むためには、能力ではなく、「よく頑張ったね!」と努力をほめることが大切です。

EQWELチャイルドアカデミー主席研究員の浦谷裕樹氏いわく、能力をほめられた子どもたちは、
点数が下がったときに「自分に能力がないからだ」ととらえ、勉強へのやる気を失ってしまうそう。

対照的に、努力をほめられた子どもたちは、
点数が下がっても「努力が足りなかったからだ」→「もっと頑張ろう!」ととらえることができるのだとか。

子どもが良い成績を取ったり、スポーツで活躍したりしたときには、「○○なんてすごいね!」ではなく、
「よく頑張ったね!」「たくさん練習してえらかったね!」といった言葉に変換してほめるとよいでしょう。

***

自分の失敗談を子どもに話したり、一緒にアートを観たり、子どもの努力をほめたりすることは、
いずれも普段から親子のコミュニケーションが取れていないと難しいことです。

また、習い事や自然体験も、子どもの「あれやってみたい!」「あそこに行ってみたい!」というサインを見逃してはならないため、
やはりコミュニケーションが欠かせません。

日頃から、子どものことをよく見て、たくさん会話を交わすことが、
子どもの非認知能力を育むための第一歩となるのではないでしょうか。

(参考)
こどもまなび☆ラボ|子どもが親の失敗から学ぶもの。「やり抜く力」を育むなら“格好悪い親”であれ
こどもまなび☆ラボ|アートで非認知スキルを伸ばす! 週に一度、10分間を親子の対話型鑑賞に捧げよう
こどもまなび☆ラボ|「体験」が、子どもたちのやり抜く力や感じる力を育んでいく――子どもに自然体験をさせることの教育効果
こどもまなび☆ラボ|学力は人並程度あればいい。「新たな時代」を生き抜くためには“3つの力”が必要だ
こどもまなび☆ラボ|お説教は「○分以内」で。子どものEQを高める“叱り方の正解”とは
EdTechzine|用語集「非認知能力」
Conobie|幼児期にもっと伸ばしておきたい「非認知能力」ってどんな能力?
こどもまなび☆ラボ|親子で絵を語ろう! おうちで楽しめる「対話型鑑賞」のやり方とアート素材の入手方法5選
東洋経済オンライン|「幼児教育」が人生を変える、これだけの証拠
大豆生田啓友・大豆生田千夏(2019), 『非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める』, 講談社.
「東大生184人「頭のいい子」の育て方」, プレジデントFamily, 2019年10月号.

以上

ご参考までに

今まで実践してきたことの意味が、良く分かる記事でした。

2019年 第34回福岡県クラブジュニアユースサッカートーナメント

2019年 第34回福岡県クラブジュニアユースサッカートーナメント

(結果)

準優勝 春日イーグルスFCU-1

福岡県クラブチームによる3年生最後の大会でFainalまで進出!

決勝戦では、善戦するも0vs1でTONAKAIに惜敗!

(最終結果)

優 勝 TONAKAI(福岡市)

準優勝 春日イーグルスFCU-15(春日市)

第3位 フラッププライド(北九州市)

第3位 エリア伊都(糸島市)


これまでのたくさんの応援をありがとうございました。
松本コーチはじめU-15スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。

彼らのこれからのさらなる成長を期待しています。

Enjoyサッカーなべ

U-17日本、欧州王者オランダを撃破!3発快勝でW杯白星スタート

U-17日本、欧州王者オランダを撃破!3発快勝でW杯白星スタート

https://youtu.be/1Q3Zf25-C4M


U-17日本代表は10月27日(日)、FIFA U-17ワールドカップブラジル2019のグループステージ初戦でU-17オランダ代表と対戦しました。

日本は序盤こそ相手の攻勢に苦しめられましたが、粘り強い守りから徐々にペースを掴むと、
FW若月大和選手(桐生第一高)の2得点などで合計3得点。

相手の攻勢も最後まで跳ね返し、初戦を3-0の完勝で飾る最高のスタートを切りました。

注目の初戦に臨んだ日本の先発は、GKに鈴木彩艶選手(浦和レッズユース)、
DFが右から畑大雅選手(市立船橋高)、鈴木海音選手(ジュビロ磐田U-18)、半田陸選手(モンテディオ山形ユース)、
中野伸哉選手(サガン鳥栖U-18)、中盤の中央に田中聡選手(湘南ベルマーレU-18)と藤田譲瑠チマ選手(東京ヴェルディユース)、
右に成岡輝瑠選手(清水エスパルスユース)、左に三戸舜介選手(JFAアカデミー福島U18)、
そして前線には西川潤選手(桐光学園高)と若月選手が入りました。

日本は序盤こそやや硬さが見られましたが、
「この4日間は特にオランダ戦を想定した練習を重ねてきた」と森山佳郎監督が語る強固な守備の組織はしっかりと機能。

MF藤田選手が「ボールをどこまでは取りに行かず、どこで取りに行くかをハッキリさせながら対応できた」と胸を張ったとおり、
相手の自由なビルドアップを許さず、逆にカウンターから惜しいシーンを作り出します。

そして迎えた36分でした。

藤田選手からのパスを受けた西川選手がドリブルでボールを運んでDF間の狭い隙間を通すスルーパス。
これを受けた若月選手が落ち着いて右足で流し込み、先制点を奪い取ります。

さらに後半に入った69分にも「西川とは気持ちが通じ合っている」という若月選手が再び西川選手のアシストからゴールを決めて、
2-0と点差を広げました。さらに77分にもVAR確認後にオランダのハンドを取った主審がPKの判定。

これを西川選手が確実に決めます。
日本は、オランダの反撃もDFの半田選手を中心にしっかりしのいで、失点をゼロで抑えます。

「本当に選手たちがボロボロになるまで走ってくれた」と森山監督が振り返ったとおり、
一丸となって戦い抜いた日本が、初戦で欧州王者のオランダを下して勝点3を獲得しました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
オランダの攻撃に対する守備の部分はしっかりトレーニングしてきましたし、
(事前の練習試合の)ナイジェリア戦も失点をゼロに抑えられていたので守備については自信を持っていました。

勝てる雰囲気をつくる、やれるムードをつくろうと思ってやってきて、
実際に試合前のロッカールームから大盛り上がりで、
「もっと緊張しろよ」と言わなければいけないくらいでした。

選手たちはボロボロになるまで走ってくれました。


なかなかですが…

10月30日(水) 20:00 グループステージ第2戦 vs U-17アメリカ代表
(ヴィトーリア/Estadio Klever Andrade)

11月2日(土) 20:00 グループステージ第3戦 vs U-17セネガル代表
(ヴィトーリア/Estadio Klever Andrade)

11月5日(火)、6日(水) 16:30/20:00
ラウンド16(ブラジリア あるいはゴイアニア)

11月10日(日)、11日(月) 16:30/20:00
準々決勝(ヴィトーリア/Estadio Klever Andrade
あるいはゴイアニア/Estadio Olimpico)

11月14日(木) 16:30/20:00
準決勝(ゴイアニア/Estadio Bezerrao)

11月17日(日) 15:00
19:00 3位決定戦(ゴイアニア/Estadio Bezerrao)
決勝(ゴイアニア/Estadio Bezerrao)

Enjoyサッカーなべ

情報のコピーでは指導力は上がらない!

スポーツ関連のウェアといえば…
adidas,PUMA,ASICS、AMBRO等…

最近、思うのは…
見た目が本当に大切で、それが人生を決める大切なツールなのか???

指導者としての情報も同じだと思う。

いろんな方との出逢いがあった。
それが本当に感謝している。

ただ、全てがコピーではない言葉が、日頃のピッチ上で選手たちに伝える言葉となる。
コピーではないということ。

コーチとして、何をまとうのかより、もっと大切なこと。
それは… 外見以上に大切なこと。

情報のコピーでは指導力は上がらない!

——日本サッカーでは、今、世界の情報があふれています。

でも、その中で指導者たちがどの情報を信じていいか混乱しているような状態に陥っています。

ある意味、JFAが具体的なものを発信する時期に来ているとも言えますが、
なんだか右往左往しているような状態です。

ポール その情報をコピーしたところでよくはならないですよね。
なぜならその指導者にとってリアルではないからです。


先日、Jヴィレッジに行かせてもらいました。
彼らは、まさに核となる部分を一度なくしてしまった状態です。

グラウンドは駐車場になり、建物は事務所になり、国にすべてを提供しました。
私は、だからこそJヴィレッジはどういう哲学を持って、
どうプレーしたいのかをその自分たちが歩んできた道のりをプレーとして表現するのがいいと思うんです。

 起こってしまったこと自体は不運だったかもしれません。
でも、だから自分たちがやってきたチームワークや人助けを哲学として確立させ、
プレーの仕方にまで落とし込んでやっていくのがいいのではないかと、個人として感じました。

誰かのものをコピーするのはなく、アイデンティティは何なのか。

それを確立させていくこと、そこからどうプレーさせたくて、
それをプレーさせるためにどうトレーニングをするのかを考えていかなければいけない。


 そこに尽きると思います。

——そうですね。
少しイングランドのグラスルーツレベルの話を聞きたいです。日本でいうと「1日のトレーニングをどうすればいいのか」がわからない人がまだまだ多く存在しています。

例えば、ジュニアで例えると発育発達を理解せずに無理な要求している指導者がいたりとか。
そのあたりはイングランドではどうなのでしょうか?

ポール 一般的なことでいうと、教えた通りにしか指導できないコーチもたくさんいます。
きっと、そのあたりは日本と変わらないのではないでしょうか。

ただ、私が思うのは「指導する時点ですばらしいこと」だということです。
だからこそ自分の抱える選手に責任があるのだと思います。

では、その責任とは指導者として学んでいくことです。

昔は試合の前に二列になってグラウンドを走らせることを行っていたけど、
今それと同じことをさせていたら責任を果たせていませんよね。
そういう面では、日本とあまり変わらない状況かもしれません。

——例えば、ジュニアの試合では公式戦のベンチ入り資格に「C級ライセンス」を持っていることが必須です。
イギリスでは、そういうルールがありますか?

ポール 例えば、イギリスでは「チャータースタンダード」というクラブの決まりがあり、
規律としては指導者がセーフガードや緊急措置の資格を持っていないといけないとか定められた項目があります。

他にも、お父さんお母さんが子どもたちを見るところが決まっていたり、
写真撮影が禁止であったり…選手を守るためにイングランドFAからクラブに課されたルールがあります。

それを満たしているとどうなるか? 

例えば、サッカーボールが支給されたりなどいろんな補助が受けられるような仕組みになっています。

クラブもただビブスをもらえるから決まりをつくって取り組むのではなく、
それを満たさないとリーグに参加できなかったりするので真剣に前向きに考えています。

——それはすばらしい。
日本とは、全く価値観が違いますね。

例えば、イングランドFAの日本でいうC級ライセンスを取得する時にどういったことを学ぶんですか?

ポール 
どう気づけるか。
どう学ぶか。
能力の違いをどう見るか。
選手について学ぶような内容です。

これはイングランドFAのホームページに項目が掲載されています。

イングランドの育成プランの立て方とは?


——サッカーはチームスポーツですが、
イングランドでは個を見ることを当たり前のように大切にされている気がします。

日本だとチームに対してどう振る舞うかという点ばかりがクローズアップされています。
個を見るときに、その子の個性を引き出すときにどんなポイントを見ているのですか?


ポール 
4つのコーナーモデルに則して見ています。

その上で、それぞれの子がどこに大きく長所を持っているのか? 
それに尽きます。

そして、その個性を6週間のブロックにしてトレーニングしていきます。

6週間ごとに面談をし、4つのコーナーモデルそれぞれに目標を設定してチャレンジを積み上げていきます。

例えば、「テクニックはこうしよう」、「戦術はこうしよう」など。
それは社会性においても同じです。


——どうして6週間なのですか?

ポール 1シーズンの全体的な目的が長期的な目標設定になります。

それを中間的な目標として「ディフェンス、ミッドフィールド、オフェンス」と分けていき、
例えば一つのテーマとして「プレスをかけて奪うこと」といったことを行っていきます。

こういうことをチームとして4つのコーナーモデルで強化していきます。
それらをディフェンダーとして6週間どうしていくのか。

6週間どういう風にするとより良くなるのかを話し合いながら進めていくやり方です。

——そういうものが、どのクラブにも存在するんですか?

ポール これは私が考えたものです。

去年の9月に大学のサッカーの事業担当長に就任しましたが、現在の大学に合うように考えたものなので、
他の学校では合わないかもしれません。

ここまで作るのにも時間がかかりました。きっと結果が出せたのは、プランしたかしないかの差ではないかと思います。


——イングランドは世界一になるために、
そういうことに力を入れているから優秀な指導者が増えてきたんですね。

ポール グラスルーツのコーチは仕事を持っているので、
プランニングできるまでの指導者が増えているわけではありません。

当然、プロクラブだと必ず哲学に則したプランニングがあります。

だから、今回、未来のグラスルーツの子どもたちのためにも
「JFAやJヴィレッジとも協力をしてやっていこう」
と日本を訪れました。

——6月にスポルティングCPのU-11チームが日本に来ていました。

監督に「何を大事にしているか」を聞いたら「アイディア」だと答えました。
イギリスでは、子どもたちに何を大事にしてほしいと思っていますか?

ポール 判断を大事にしています

。だから、状況を理解すること、失敗を恐れないこと、勇気を持ってボールをほしがること…。
指導者が作り出す環境次第で必ずそれができるようになります。

——イングランドのサッカーの捉え方、見方を知ることができてとても勉強になりました。

ポール 正しいとか、間違っているとかではありません。

——本当にその通りですよね。日本ではサッカーをしていると、
サッカーばかりに偏ってしまいます。

イングランドではサッカーをしていても人間として、
社会の一部として見ている気がします。
それが価値観の違いに現れています。

ポール いいね。

——だから、最初に「フットボールには愛情が必要だ」という言葉が出たのかな。
サンキュー!

【プロフィール】
ポール・ニアリー(Paul Neary)

育成年代ではU-16イングランド代表でキャプテンを選ばれ、プロではボルトンワンダラーズ、マンチェスターユナイテッドFC、ブラックプールでプレー。
ケガにより引退後、指導者としてのキャリアをスタート。
ノリッチシティレディース&ガールズFC、ケンブリッジユナイテッドアカデミー、マンチェスターユナイテッドFCのコーチ(現職)として実績を積む。
2014年からスタートしたイングランドFA「コーチメンタープログラム」ではサポートメンターとして250名以上の指導者やチームをサポート。また、同FAでコーチインストラクターとしてレベル1・2などの講義で講師を務める。
現在はイーストアングリア大学のサッカー事業担当長として、サッカーを通して学生の人材育成および大学の付加価値高めることに尽力している。また、マンチェスターユナイテッドFCでは主に海外のサッカーキャンプを担当。2018年のワールドカップ前にはアディダスが主催したサウジア
ラビアの代表チームのコーチ陣に対しての研修会が行われ、マンチェスターユナイテッドFCとレアルマドリードを代表してコーチインストラクターとして参加。

以上


サッカー界も進化・発展している。
先日、U-17代表がオランダに3-0で勝利。

ただし、内容は???
いろんな角度から検証しなくてはならない。

それは、TOP-TOPだけでなく、U-12やU-10やいやU-9年代からも今、大切な時期に来ていると思う。
3vs3がドイツでは?

でも州や県や地域では、反対している地域がある。
8vs8に移行する時に論議したこと。

11vs11でなくては、サッカーではない??

8vs8や3vs3はサッカーではないのであろうか?

Enjoyサッカーなべ


暴言・暴力の根源にある心理は?

暴言・暴力の根源にある心理は?

倉本さんより

https://youtu.be/f4f9it5DDqI

スペインやドイツやオランダでは、ありえないことが日本で起きている。

では、そのために…
ということで、このYoutubeが…提言されています。

みんなで… 豊かなスポーツ環境にしましょう!

Enjoyサッカーなべ

活躍している選手の特徴とは?

『活躍している選手の特徴とは!?」


今回お伝えする方はメジャー大会で活躍されている『松山英樹さん』についてお伝えします。





「あまりにも完璧を目指し過ぎないほうがいいのかな」





ゴルファーの世界ほど
完璧主義な人はいません。


ミスが許されない場面で
完璧な結果を求められるからです。


ミスが許されない場面で
思った通りのショットを
無意識で求めるものです。


しかし、
結果を求めすぎたり、
完璧を求めすぎると、
メンタルが必ずボロボロになります。


なぜならば、
結果通りにいかないと
落胆する自分がいるからです。


そうならないためにも
結果よりも過程が大事なのです。


結果も大事ですが
結果以上に成長していくことなのです。


完璧を目指す過程を
大事に出来たらどんな自分になれるでしょうか?


そのためにも
100点満点ではなく80点くらいの
自分も受け入れてほしいなと思います。
以上 Sさんからのメッセージでした。

若い時は、なかなか難しいですが、最近は理解できるようになりました。

Enjoyサッカーなべ

感情を開放しよう!

嬉しい。
悲しい。
悔しい。


様々な感情が
僕たち大人にも子どもたちにも湧き起こるけれど、
いつもそれらの感情に蓋をするのではなく、
ときには最大限に解放しよう。



目標としていた勝利を得たとき。
大はしゃぎをする子どもたちを見つけては、


「まだ試合は続いていくんだぞ!」
「はしゃぎすぎだ!」
「気持ちを切り替えなさい」

と手綱を引き締める言葉も大切ですが、
まずは「喜び」という感情を発散しきる方が、
次にスッと切り替えることができると感じます。



確かに
相手へのリスペクトにかけた
感情の発散は好ましありません。



けれど、
うれしいときに笑顔がこぼれ、
悲しいときに涙を流し、
悔しいときに唇をかみしめる、



これらは自然な反応だし、
ぼくたちが人間らしくいれている証だとも思います。






苦痛の中にあって泣けない人と
目に溢れるほどの幸福を見ても楽しめない人と
いったいどちらが哀れであろうか?
パウル・フォン・ハイゼ






どうしても勝ちたかった試合に
負けることもあります。


そのときは
涙をこらえるのではなく、
全部出し切る。


味わって、
味わって、
味わりきった悔しさは、
必ず成長につながります。




一方で、
頭で切り替えよう、と試みても、
心はなかなかついてきてくれません。



喜びもおなじです。



目標を実現できたとき、
その瞬間の喜びに浸り、お祭り騒ぎ。

その喜びをしっかりと味わえたら、
またこの瞬間を味わいたい、
と心と体が自然と動き出します。




試合中は
感情をコントロールする力が求められます。



けれど、
試合が終わったら、
自分の感情を解放する機会と時間を
つくりましょう。



○この記事のポイント
・感情を解放しよう


○この記事のしつもん
・いま、なにを感じていますか?


以上 藤代さんより

得点しても喜ばないメンバーがいます。
さぁ、どんな声かけをこのメンバーにしようか???

って考えています。
得点は1人の力ではないので、できればチーム全体で喜びたいし、祝福したいものです。

もっと、自然に…できればな~!弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方
弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方

Enjoyサッカーなべ

なりたい自分に近づく「2つの思考」

なりたい自分に近づくためには
いくつかのパターンがあります。


「目標を立てて、毎日できることをコツコツ積み重ねる」
という選手もいれば、


「大まかな目標を決めるだけで十分。
その時の流れに身を委ねる」
という選手もいます。



「この山を登ろう」とゴールを決めて、
どんなルートで登るかを考える選手を
「山登りタイプ」とすると、



後者は、
「こっちに進んでいこう」という方向性は決めるけれど、
それまでの明確なルートは決めず柔軟に対応する
「波乗りタイプ」といえるかもしれません。




◎山登りタイプ

「この山を登ろう」という目標を決め、
ゴールを目指して一歩ずつ歩みを進める考え方です。



「自分の得意なことはなんだろう?」
「どうしても叶えたいことは何があるだろう?」
「どんなときに幸せを感じるだろう」


自分の適性や、自分が価値を感じること、
自分がやりたいことを早く見つけ、
そのゴールを目指して経験を積んでいこうという考え方です。




◎波乗りタイプ


目の前に現れる波、ひとつひとつに真摯に向き合うことで、
経験を重ねていく考え方です。



「どうすれば問題を解決できるだろう?」
「ここから学べることは何があるだろう?」
「いま、できることは何だろう?」


最初に自分のできることを見つけることよりも、
目の前にある課題や問題にしっかりと向き合い、
それを積み重ねることによって、次の展開が開けるという考え方です。




キャリアではない。
私の人生なんだ。
ースティーブ・ジョブズ





どちらにも良いところがありますし、
どちらかのやり方でないと
いけないということでもありません。



けれど、
僕ら大人が子どもたち選手と関わるときは、
2つの視点を持って接することで、
彼らの成長を助けることができます。



目標を立てることが苦手な選手には、

「いま、できることは何がある?」

と、目の前の課題の大切さに気づいてもらうきっかけをつくることができますし、



目標にとらわれすぎて、
プレッシャーを感じている選手には、

「より楽しむためには何ができるかな?」

と、
プロセスの大切さに
気づいてもらうきっかけをつくることもできます。



子どもたち選手と一緒に、
なりたい自分に近づくための日々を積み重ねましょう。

以上 藤代さんから

藤代圭一 しつもんメンタルトレーニング主宰

「しつもん(発問)」を通じて、子どもたち選手の力を引き出す「しつもんメンタルトレーニング」を展開。
全国各地を飛び回り、チームや選手をサポート。
また、小中高校などの教育機関で「なりたい自分になるしつもんメンタルトレーニング」、
保護者・指導者向けに「子どものやる気を引き出すしつもんメンタルトレーニング」をテーマとした講演(ワークショップ)を実施。
勝率5%以下のチームが県ベスト64、全日本女子フットサル選手権準優勝など。
地域で1勝を目指す選手から全国大会優勝を目指すチームまで幅広くサポートする。
著書 スポーツメンタルコーチに学ぶ「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)

サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本(G.B.)サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本
サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本

スポーツメンタルコーチに学ぶ!  子どものやる気を引き出す7つのしつもん
スポーツメンタルコーチに学ぶ! 子どものやる気を引き出す7つのしつもん

【ほんの少しの違い】

できない人は言葉で説得し
できる人は行動で説得する


できない人は話したがり
できる人は聞きたがる


できない人はお金を求め
できる人は成長を求める

できない人は過去にこだわり
できる人は未来にこだわる

できない人は不可能と思い
できる人は可能と思う

できない人は他人のせいにして
できる人は自分のせいにする

できる人もできない人も
能力にほとんど差はない

ほんの少しの意識の違いによって
結果に差が生まれる

―内定の常識ー
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自分の意見を言うこと

子どもの自信が「なくても良い」環境をつくろう

●ご質問
自分に自信が持ててなくてチームメートに自分の意見を言えない我が子に困ってます。
 
 
ご質問ありがとうございます!
今回は保護者の方からのご質問です。
 
自分の考えに自信を持てないと、
まわりの視線や評価を気にしすぎて、
自分の意見を言えないことはありますよね。
 
これは子どもたち選手だけでなく、
僕ら大人もおなじかもしれません。
 
では、
どうすれば自分の意見を
少しずつ言えるようになるのでしょう?
 
 
 
意見を「言えるとき」もある?
 
 
子どもをよく観察していると、
いつも「言えない」のではなく、
自分の意見を「言える」ときも
あるかもしれません。
 
 
そうだとしたら、
それはどんな時でしょう?
 
 
言えるとき
と、言えないとき。
 
 
そこには
どんな要素が隠れているのかを
興味深く観察すると、
 
彼が
意見を「言えない理由」を
理解できるかもしれません。
 
 
 
そこには、どんな恐れがあるだろう?
 
 
自分の考えがあるのに
「言わない」のではなく、
「言えない」のだとしたら、
 
 
そこには
恐れの感情が隠れています。
 
 
自分の考えを伝えることは、
怖いものです。
 
 
もしかしたら、
怒られるかもしれない。
 
もしかしたら、
笑われてしまうかもしれない。
 
もしかしたら、
くだらないと無視されてしまうかもしれない。
 
 
過去にそうした体験をしていたり、
友達がそのように関わられている姿を
目の当たりにすると、
 
恐れの感情が浮かび、
意見を言えないのは、
自然なことかもしれません。
 
 
 
まずは家庭で何でも言える環境をつくる
 
 
「自分の意見を言いなさい」
 
と感情的に伝えても、
子どもたちがすぐに変わることは
ほとんどありません。
 
成長と安心の
ステップが必要です。
 
 
まずは、
家庭の中で自分の意見を
伝えられるような環境をつくりましょう。
 
 
家庭の中でも
 
* それは間違っている」
* 「くだらないことを言うな」
* 「ちゃんと考えなさい」
 
と伝え続けていては、
彼らが
チームメイトに自分の考えを伝えることに
恐れを抱いてしまいます。
 
 
考えを受け止める
 
 
ですので、
まずは彼らの言葉に耳を傾け、
受け止めることをはじめましょう。
 
「なるほど」
「そう思うんだね」
 
と、
彼らの考えに耳を傾け、
 
「どうしてそう思うの?」
 
と、
しつもんをすれば、
考えの背景を教えてくれます。
 
 
 
自信がなくても良い環境をつくる
 
 
「自信がなくて伝えられない」のであれば、
「自信がなくても伝えられる」環境づくりを
僕ら大人は目指したいものです。
 
 
そのために、
僕たちはしつもんメンタルトレーニングでは、
しつもんに答えるときのルールが3つあります。
 
* しつもんの答えはすべて正解
* しつもんの答えはわからないも正解
* 他の人の答えを「そうだよね」と受け止める
 
 
これらのルールがあることで、
自信がなくても、
子どもたちは自分の考えを
伝えてくれるようになります。


以上

最近の練習で、保護者の方がピッチのそばで自分のお子さんに声かけをしている光景を久々に見る機会があった。
何を話したのかを伝えてくれた。子ども自身が感じることの大切さを伝える良い機会となった。

その子は普段は、実力を発揮しずらそうにプレーしていたので、なんとか勇気づける機会があればと自分に問いながら、
声かけのタイミングを考えていた。

お父さんがいる前では、本当にイキイキとプレーしていたのだ。
何かに守られているといいう安心感があったからだと思う。

自分自身で堂々と意見を言えるように、また、自由に表現できるように成長を期待しているところだ。

Enjoyサッカーなべ

言い方を変えるだけで!

答えがひとつしかない質問は命令しているにすぎない。
言い方を変えるだけで子どもは伸びる

大人が子どもにかける何気ない言葉が、子どもを傷つけてしまうことがあります。

しかし、「言い方ひとつ変えるだけで、子どもを伸ばす言葉にもなり得ます」と綴るのは、
アメリカで40年以上、教育の第一線で活躍してきたバーバラ・コロローソ氏。

今回は、その経験をまとめた著書で、全米でベストセラーとなった
『子どもの力を引き出すシンプルな習慣』の一部を紹介していきます。

『子どもの力を引き出すシンプルな習慣』より一部転載


意味を持たない質問は子どもを傷つける
 訊ねたところで、答えようのない質問や、前向きな意味をもたない質問というものがあります。
そういう質問は、建設的ではありませんし、ときに子どもの自尊心を傷つけることにもつながります。
けれども、言い方ひとつ変えるだけで、子どもを伸ばす言葉にもなり得ます。
 
ふだん以下の4つのタイプの質問をしていないか、ふりかえってみましょう。


●正解のない質問
「いったいどうして、壁じゅうにいたずら書きをしたんだ?」


 こういう質問に対して、ちゃんとした答えをもらったことがありますか? 
突飛なつくり話をしたり、言い訳したり、誰かのせいにしたり。

それでも質問したからには、その返事に評価をくださなければなりません。
 そんな質問をするより、言いたいことを言いましょう。

はっきり告げるほうがずっと建設的です。
子どもを問題の当事者として扱い、解決する手段を子どもにまかせるのです。

<言い換えの例>
「壁のいたずら書きについて話しあおう」
「壁にいたずら書きしたわね。今日じゅうに壁をきれいにする方法を考えなきゃだめよ」


●答えがひとつしかない質問
「お願いだから静かにしてくれる?」


この質問は、本当にイエスかノーか選ばせるつもりがあるでしょうか? 
お子さんが「いや」と言ったらどうなるのでしょう?

 答えがひとつしかない質問は、頼んでいるふりをしてじつは命令しているにすぎません。
この場合も、言いたいことをはっきり言うほうが建設的です。

<言い換えの例>
「どこに行くか決めるまで、ちょっと静かにしてちょうだい」


怒りにまかせて出る大人の言葉は「脅し」と同じ

●責めるような質問
「あなたは何ひとつまともにできないの?」


 こういうのは危険な質問で、何の成果も生まないうえ、間違いなく子どもの自尊心を傷つけてしまいます。
問題を明らかにしてやるほうが効果的です。

<言い換えの例>
「今朝、カメにえさをやらなかったでしょう。お腹がぺこぺこみたいよ」


●優柔不断な質問
「いい考えね、そう思わない?」
「ちょっと言いたいことがあるんだけど、いいかな?」


こういう質問をすると、親としてのきっぱりした態度が色あせてしまいます。

 この場合も、はっきりと言い切ったほうが説得力があるし、親の本心を子どもに伝えることができます。

<言い換えの例>
「それはいいわね」
「言いたいことがあるんだ」

 質問をする前に、なぜそれを聞こうとしているのか自問してみましょう。

本当にその質問をする必要があるのか? 
何か情報を得たいのか? 
はっきり言ったほうが効果的ではないのか?

相手に聞く前にまず自分に問いかけるのが、いちばんよいのです。

「お行儀よくしないと、どこかに捨てちゃうわよ」

親は本気ではないとしても、言われた子どもには、はたしてそれが理解できるでしょうか?

最後通告は、お互いに話しあう余地も、対処する余裕も与えません。
絶対的な力をふるおうとするあまり、親自身が身動きできなくなり、結論を子どもまかせにしてしまいます。

子どもが「行儀よく」しなかったら、本当に捨ててしまうのですか?
親の威厳が損なわれることよりもっと重大なのは、脅しを与えたせいで、
親に捨てられるという恐怖を子どもに植えつけてしまうことです。

怒りにまかせてそんな最後通告をするかわりに、少し時間をおいて冷静になり、
それからあらためて子どもと向きあうようにしましょう。

<プロフィール>バーバラ・コロローソ氏
子どもの力を引き出すシンプルな習慣 自分の力でやってみる喜びを育む
子どもの力を引き出すシンプルな習慣 自分の力でやってみる喜びを育む(Barbara Coloroso)
きわめてやさしくてシンプルでありながら、大切な子育ての方法を教えることで、国際的に高い評価を得ている講演家。
フランシスコ会の修道女から転身、長年にわたって学校教師や大学講師を務め、3人の子どもたちを育て上げた経歴を持つ。
これまで40 年近くにわたり第一線で活躍を続け、テレビやラジオの人気番組、子育てのワークショップやセミナーを通して多くの親や教師たちに、子どもと楽しく生きていくための知恵を提供している。
本書はその経験の集大成で、全米でベストセラーとなり、子育てのための名著として読み継がれている。

同じ年数サッカーしているのに強さに差が出るのはなぜ?

同じ年数サッカーしているのに強さに差が出るのはなぜ? 
サッカー大国ドイツの育成と日本の大きな違い


池上さんがドイツで視察してきた内容をお伝えします。

ジュニア年代が一番多く、年齢が上がるとともにプレー人口が減るピラミッド型の日本と違い、
ドイツは子どもから始めたら大人までやめるプレーヤーがほとんどいない、逆三角形に近い。

なぜならサッカーを好きでい続けられる環境や、プレーができる受け皿があるからです。

「日本とは環境が違う」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
サッカー大国ドイツの育成には、日本の指導現場でも参考にしたいこと、取り入れたい姿勢があります。
(取材・文:島沢優子)


■普段の練習一つとっても、上達に差が出る要因がある


夏の終わりに、ドイツの育成現場を視察してきました。今年で3回目。
ドイツで長年育成コーチを務めている、サカイクでのおなじみの中野吉之伴さんが、案内係を引き受けてくださいました。

今回あらためて感じたのは、子どもたちが何かに煽られて必死でやっている感じがまったく見受けられないことです。
ここは日本の小中高校生と大きく違ところです。

小学生が、左右の足で交互でボールを蹴るような練習をしていたときのことです。
全員、交互に蹴っていました。

日本で似たような練習をすると、左足は得意じゃないから、右で蹴る、という子が必ずいます。
日本の子は自分が下手なのを見せたくないわけです。

ところが、ドイツにはいませんでした。
みんな練習をやる意味をちゃんと知っているからです。

冒頭で伝えたように、そんなに必死に全力でやっているようには見えませんが上手くなるためにできないことにも挑戦する姿勢が見受けられるのです。

いかがでしょうか。

言われたことをきちんと理解してやっている子ども。
うまくやらないとコーチから刺激を受けながら、煽られながらやっている子ども。
私は、相当差が出るように思います。

 
■右足しか使わない日本人、上手くいかなくても左右を使うドイツの子

小学校高学年の練習に、ひとり日本人の子どもが入りました。
このときはロングキックの練習で、時計回りで走ってきて蹴る、その逆に回ってきて蹴るといった動作を4か所に分かれて行っていました。

反時計回り、つまり左から回ると、蹴るなら右足になります。
逆だと左足になる。

そうすると、ドイツの子はコーチに何も言われなくても左右使います。

でも、日本の子どもは時計回りのときも右足で蹴ってしまうことがあったのです。
動作がつながらないのでなんとなく不自然です。

これはその子の個人的な問題ではありませんでした。
その時に参加していた他の指導者の方にも聞いたのですが、上手くできないことが恥ずかしいとか、
叱られるとかというプレッシャーからか、できないことを隠してしまう傾向は多くの日本の子どもに見られるということでした。

この練習で、右利きらしいドイツの子は左足をうまく使えない子が何人もいました。
でも、失敗して照れくさそうだったり、暗い顔をしたりする子はひとりもいません。

つまり、「うまくできないことが恥ずかしい」と思っていないのだと感じました。

ただ、ただ、楽しそうに、でも、熱中してボールを蹴る。次はこう蹴ってみよう、
もうちょっと体をたてて、軸足を踏ん張ってなど、自分でいろいろ考えながらやっているのだと思います。

 
■「そんなの無理!」日本の子たちが難しい課題にチャレンジしない理由

中学生の練習でも、すごくよくチャレンジする姿が目につきました。

ディフェンスの裏をとってゴール前に抜けだして、こんなふうにシュートしてごらん、
とコーチが一度デモンストレーションをしたら、それをひとり3回ずつくらいやります。

その後に、コーチが「じゃあ、ここからは自分たちで考えてやってごらん」と言います。

そうすると、ドイツの子どもたちは、コーチに教えられたかたちではひとりもやりません。

日本の中学生に「ここからは自分で考えてごらん」と言っても、
きっとコーチが見せたかたちを繰り返す子が大半だと思うのです。

そして、もしかしたら、そもそも「自分で考えてやってごらん」というコーチが少ないのかもしれません。

日本で「こんな練習をします!」と子どもたちに言うと、「いや、ぼくはそれは上手くないから、こっちをやりたい」言ったりします。
特に難しい課題を与えられると、「よし、じゃあがんばるぞ」という感じになりません。

「そんなの無理!」のほうが、圧倒的に多いのです。
つまり、根本的にサッカーと向き合うベースが違います。

そのことを、一緒にドイツを訪れた日本人のコーチたちに話したら、みなさんうなずいていらっしゃいました。

ほかにも、3対2をやると、2人チームの方が、一人少ないから勝てるわけないよ! 
と言って真剣に取り組もうとしないことがあります。

少しでも難易度が高いと、チャレンジしなくなってしまいます。
きっと普段から、少し難しいことをやって失敗すると、何か言われたり、言われないまでにもなんとなく嫌な雰囲気になる。

ダメだったね、というネガティブな空気を恐れながら生きてきたのだと思います。

恐らく日本の大人たちが、うまくできないことを、悔しいとか、恥ずかしいと感じることを、
子どもたちのモチベーションにしてきたのだと考えます。

怒鳴ったり、声を荒げるといった方法しか知りません。

そのことによる悪い副作用が、失敗を恐れてチャレンジしたがらないマインドを作って来たのではないでしょうか。
ドイツでもコーチはポイントをアドバイスするほかは、子どもと楽しそうにトレーニングをしていました。

ところで、私はここ数年、自分が住んでいる町の中学校で部活動の外部コーチをしています。

中学生たちに「ドイツと日本はどっちが強い?」と聞くと、全員が「ドイツ」と答えます。

サッカーを始めた年齢は同じくらいなのに、どうしてだと思う? 
そんな質問をしてから、前述した右足と左足の話をしました。

「叱られたり、強制的にやらされたりした人たちと、自分で考えて自分から熱中している人たちが、
同じ時間サッカーをやっていると、違いは出てくるね」
そんな話をしました。

しかも、ドイツの選手たちは18歳くらいまで、週2回か3回しか練習をしないし、
週1試合しか試合もやらないのです。
大人の方も、なぜ違いが出るのかを真剣に考えてみてください。


池上 正(いけがみ・ただし)

「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。
2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。
幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、
千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。
京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。
ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、
『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、
『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。


以上

指導者がどのような声かけをしたらよいのか?
ということの実践を、良く考えながら…

思い付きではない。熟慮して経験などを伝えながら… 自分の言葉で!

Enjoy football nabe

子どもを迷わせない伝え方

子どもを迷わせない伝え方

 昔から、ジュニアサッカーの試合会場で必ず聞こえてくる声があります。
 相手選手がボールを持ったとき、
「遅らせろ〜」
「足出すな〜」
「一発で行くな〜」
 などなど。

 僕はこれらの声は全て間違いだと思っています。

だいたい「遅らせろ」と言われて、寄せ切れずにジリジリ下がってしまったら相手の思うようにやられてしまうし
「足を出すな」「一発で行くな」と言われても、ボールを主体的に観てしまう子どもにはなかなか難しい。

どうしても足を出してボールに触りたくなっちゃうじゃないですか。
ボールを奪いたいし。

 「体で行け!」
 この言葉で子どもたちに伝わるでしょうか?

 確かに相手のほうが良い状態で前を向きボールを持っているところに不用意に足を振り回していけば当然かわされてしまうし、ファーストディフェンダーが遅らせてセカンドディフェンダーがカバーに来るのを待つ、というのもわかります。

 本当に考えなければならないのは、それをどのくらいの「あんばい」でやるのか。

どの程度まで寄せて、どこまで下がって遅らせればいいのか、足出すなと言われても、
じゃあいつどうやってボールを奪えばいいのか。

「体で行け!」って、それこそ体のどの部分でどうやって行くのよ…と。

 「遅らせろ、足出すな、一発で行くな、体で行け」

これらの声では、子どもたちに具体的な方法が何も伝わらないし、
実際に試合を観ていると、そういった指導者と子どものギャップをよく見かけます。

要は、「相手に時間と自由を与えず、かわされず、
簡単にさばかれないところまで寄せて、結果的にボールを奪いたい」わけですよね。

それを端的に伝える言葉としては
 「邪魔しに行け」
これがとても効果的だと思います。

 実際に「邪魔しに行け」と子どもたちに伝えると、これがまた面白いくらいに、ちょうどいい間合いのところまで寄せるんですよ。

抜かれず、余裕も与えず、という絶妙な場所まで。

 しかも人間の本能として「人の邪魔をする」ってけっこう楽しかったりするじゃないですか。

良くも悪くも。
だから「邪魔しに行け!」って言われたときの、その走る速さも確実に上がります。

そして子どもにとって邪魔は楽しいから、間違いなく簡単に足も出しません。
相手が嫌がるところで、邪魔をし続けるはずです。

 これが、「正しい間合い」なのではないでしょうか。

 さらに言えば、一番原始的な邪魔の仕方は、おそらく「通せんぼ」でしょう。
 この言葉ならば、園児にだって確実に伝わります。

 さらに「邪魔しに行け」という響きには、ある程度の【抽象性】が残されているから、
子ども自身が「この相手にはどの程度まで行けば邪魔できるか」を判断し、自由に配分してプレーに移せる。

でも、チームの中でのベースは共有できる。「邪魔できる場所まで寄せるんだよ」と。

 例え、その配分が間違って失敗したっていいじゃないですか。
そこからまた、子どもたちは学ぶことができるわけだから。

邪魔した後、次にやればいいのは「横入り」ではないでしょうか。
「横入り」

これ、人にされてムカつくランキングのトップ3に入りますよね。(笑)

相手がスピードアップしたり、ボールが少し離れた時にボールと相手の間に「横入りして奪っちゃおう!」と。

足ではなく、相手に近い側の腕と相手に近い側の足から横入りし、最後に、もう一方の足でボールに触ればいい。

よく聞かれる「体で行け!」を具現化したのが、この「横入り」という言葉かなと思います。

「邪魔」と「横入り」でボールを奪う。

ぜひ、子どもたちに試してみて下さい。
激しく寄せに行き、簡単に抜かれず、強度の高い対人プレーのトレーニングになるはずです。

しかも、邪魔と横入りはとても「楽しい」
これ、重要ですね!


和訳の解釈を変えてみる

相手を邪魔しに行き、ボールを奪う。
この一連のプレーには、とても攻撃的なニュアンスを感じませんか?

そして相手側は、ディフェンダーの「攻撃」からボールを守らなければいけない。
Offense(オフェンス)
Defense(ディフェンス)

この言葉の和訳として一般的なのは『 攻撃 / 守備 』になると思いますが、僕はこれ、逆だと思ってます。

 相手のボールを攻めに行く。撃退するつもりで。
 相手からボールを守る。ボールを持ってる時から、守りに備える。

 だから相手にボールがある時が攻撃で、自チームにボールがある時が守備なんだよと、子どもたちには伝えています。

日本語を、英語に置き換えてみても楽しいですよね。
攻撃は attack(アタック)で、守備は barrier(バリアー)と答えた中学生がいました。

なるほど …
 他にもいくつかありそうですよね。

子どもたちと一緒に考えてみたら、きっと楽しいと思います。

 これらは一つの例えですが、このように普段何の疑問もなく使っている言葉や訳し方の解釈を変えてみると、サッカーがまた違ったものに見えてくるし、そういう解釈を共有することから、チームの哲学やスタイルは生まれてくるではないかと思います。

以上 faceboolつながりから

「球際」といっても??? 「強く」って言っても???
「1対1」といっても??? 「逆をとれ」って言われても???

Enjoyサッカーなべ

いつ・どこで・何を・どのように~

バルセロナが大切にしている5つの価値観

バルセロナが大切にしている5つの価値観や、マネジメント法、練習メニューの統一化や目標達成のためにチームとして大事にしていることなど、コーチと話した内容をまとめた総括編になります。


バルセロナには現在のバルサを支える5つの価値観をご紹介します。
バルサの5つの価値観 

・Humilidad(謙虚さ)
 
・Esfuerzo(努力) 目的、目標に向かって努力すること
 
・Ambición(野心) 満足せず、より高みを目指す事
 
・Respeto(仲間やルールを尊重すること) コーチや仲間を尊重する事
 
・Trabajo en equipo(チームワーク) 自分の力を最大限発揮し、チームの力になる事

 
キャンプ中はトレーニングごとに5つの中からテーマを決めて、そのテーマを意識させた練習を行いました。
この5つの価値観はサッカーに限らず、人生において大きく役立つ価値観になります。

バルセロナはフットボールだけを教えない

バルセロナの下部組織でプレーしている選手でさえ、フットボーラーとして成功できる確率が限りなく低いことがわかっているから、
バルサのコーチは“尊敬できるカッコいい大人”を育成しながら、
フットボールも同時に教えている。そんなスタンスだと感じました。
 
Humilidad(謙虚さ)
謙虚であること、つまり慢心しないこと。
常に自分に向上の余地があると考えながら生きることです。
しかし、謙虚であることと、遠慮することは違うということはヨーロッパでプレーしている時に学びました。
言葉も文化もわからなかった時の初めての練習、僕はコミュニケーションが取れないことを言い訳に黙ってプレーしていました。
するとコーチがつたない英語で
 
「もっと熱くプレーするんだ。勝つの好きだろ?勝つためにプレーしなさい。
勝ちに飢えてるならズルいこともできるはずだ。」
 
と言ってくれた。
僕はあの時、“遠慮”していた。謙虚ではなかった。

“勝ちに飢えているならズルいこともできるはずだ”というのはズルを肯定しているのではなく、
ズルしてでも勝ちたいという気持ちを持ってプレーすることなのです。

日本の選手とヨーロッパの選手の大きな違いはそこにあるのではないかと思うのです。
練習中に取っ組み合いの喧嘩や削りあい、激しい口喧嘩は日常茶飯事でした。
でも彼らは謙虚だった。

常に、向上しようと、プレーを改善しようとしていて、
勝つために自分なりのベストを尽くしていました。それが謙虚であることなのだと思います。

遠慮はできるのにやらないこと、最大の結果を出せるのに、引っ込んでいてそれを出さないことだと思う。
日本では、謙虚であること=遠慮することになってしまう場面があるけれど、謙虚と遠慮はイコールではないのです。

勝つためにベストを尽くせて、謙虚な選手が出てくれば、確実に日本のサッカーはいい方に変化すると思います。
自分の海外でのサッカー経験とバルセロナの通訳経験でリンクした瞬間でした。


Esfuerzo(努力) 目的、目標に向かって努力すること
努力とは、目的を達成するにあたって、より良い手段を探すことです。
僕は、“頑張ること”は努力ではないと思います。

バルサのコーチはしきりに、動き回る選手に、“自分のポジションに留まってでボールを待つ“ことを教えていました。

選手はボールに絡もうと、走って運動量を上げようと“努力しているつもり”だったけれど、
それは頑張っているけれど、努力ではなかったように思います。

このように、自分が”努力していると思っている状況“でも、努力ではなかったり、
それどころか逆に状況を悪化させていることがあるということも知らなくてはいけない。

それと同時に”正しい努力ができる人“になろうと思った。

バルサのコーチの声かけ、練習メニューを見て、最高の結果を出すためにできることを見つけ、
手段を探し、自分の能力を上げるためにする個人的な取り組みを大切にしていた。それこそが努力であると。
 
Ambición(野心) 満足せず、より高みを目指す事
野心とは、現状に満足せずに上を目指すこと。
ゴールという目的を達成しても満足せずに、さらにもう1点取れるようにプレーすること。

そして、試合に勝っても、また次の試合でも勝ちたいと思うこと。
バルセロナのコーチが面白いことを言っていた。
 
「日本の子達は野心が少ないとういうか、野心というものが育っていないよね。
例えば難しいチャレンジには3点、それ以外は1点というルールをつけてゲームをやっても
“難しいから”っていう理由で安全に攻めてチャレンジしないよね?

スペインだと3点のルールを作ったらまずは、みんな最大の得点数である3点をどうやったら取れるか考えるし、
みんな勝ちたいからバシバシシュートを打つんだ。みんなそれしか狙わないんだよ!」
 
「だって、どっちみちゴールを決めるのは難しいんだから、なるべく多くのゴールを取った方が勝つ確率は高い。

 スペインの子達はまず、「勝負に勝ちたい!」から、もっと状況をよく見ること、確率を考えること、
どこにより良い選択肢があるのか?を教えられるんだ。

でも日本ではそうはいかない。3点取れるルールがあるのに、有効活用しようとしてる選手がすごく少ない。
そして、シュートを打てるのに、形にこだわてパスをする。

それじゃダメだよ。もっと勝ちたい気持ち、ゴールを決めたいっていう気持ちがベースにないと、勝負はできない。」
 
だから、まずは子供達に、自分を解放させてあげること、
勝ちに飢えて貪欲にプレーしていいんだっていうことを気づかせてあげること、
そこからアプローチするべきだっていうのを今回学んだよ。


状況判断や学ぶ姿勢はすでに素晴らしいから、自分を解放すること、
フットボールをしっかり教えること。

それが今の日本には必要だと思う。
文化が違う国だからスペインのやり方をそのまま真似するのは良くない。

僕たちから学べるところはあると思うけど、うわべだけのパス回しや、テクニックだけを学んでも意味はない
日本人の方が“パス回し”は上手だからね」
 
フットボールはその国の文化や国民性が反映されるスポーツです。

勝つためには、ゲームのルールを知り、有効活用すること。
自分たちと対戦相手をよく知ること。

絶えず変わりゆく状況の中で最善の判断をすることが求められるスポーツなのです。
その中で、“野心をどれだけ持ち続けられるか”が大きなカギになるのです。
 
Respeto(仲間やルールを尊重すること) コーチや仲間を尊重する事
リスペクトとは、仲間や、ルール、意見、相手を尊重すること。

コーチが話していれば、話している間は黙ってよく話を聞くこと、チームメイトが話しているならば同じように話を聞く。
チームの規律に沿った行動をとることや、試合後に相手選手らの健闘を讃えるのもリスペクトの一部。

バルサのコーチが、「日本の子供達はいい子ばかりだよね!練習態度が素晴らしいし、
みんなコーチの話しをしっかり聞いていて素晴らしいよ!」と言っていたのだが、
僕は、話を聞いている理由まで見る必要があるように感じている。

日本の教育で、真面目そうに振舞っていればある程度先生からも気に入られるし、
話を聞いていないと怒られるから話を聞いているというケースは多いと思います。

スペイン、イタリアの子供達は “自分に興味がある” もしくは “自分のためになることしか聞かない” 傾向があるので、
話し手が説得力と威厳を持たないと、選手がついてこないんです。

そのためにコーチはどう振る舞うか、何を言うか、どう勝たせるかを考えなければならない。

日本はスタートがまず話を聞きましょう!なので、背筋をのばして、
誰から見ても話を聞いているように見える状態を作る。

“聞いているふりをしていて、実は聞いていない” が起こり得る。
選手に伝わっているのかも判断するのが難しい。
リスペクトしているふり。が起こり得る。


相手へのリスペクト。
自分たちの勝利を喜びながらも、同じフィールドで戦った相手の健闘を讃えるといこと。
ライバルにも気を配れ、励ますことができる人間性もサッカーから学ぶことができると思います。
 
Trabajo en equipo(チームワーク) 自分の力を最大化し、チームの力になる事
自分の求められている役割でベストを尽くし、チームの目的に貢献すること。
欧州と日本で、チームワークの概念が違うように思います。

“日本ではみんなで頑張ろう” といって、空気を読みながらみんなでなるべく同じことを頑張るというイメージだけど、
バルサにおけるチームワークとは、自分の特徴、持てる力を最大限発揮しチームに貢献する。
(自分のやるべきことがあり、他人にもやるべきことがある。そして他人と自分の役割は全く違う)そして、チームの目的達成に貢献することを大事にする。

みんなで同じように頑張るというよりも、個人個人がまず、自分のやるべきことを全うし、
得意なことでチームのために力を発揮する。

苦手なことは、得意な人に任せる。それが本当のチームであると。

僕が、イタリアでプレーしていた時、ステファノというベネズエラ人の選手とピッチ内でとても相性が良く、
協力しあってプレーできていました。彼はトップ下、僕はウイング。

彼はクラシカルな10番タイプで、あまり動くことなく真ん中にとどまり、相手をいなしながら、
精度の高いロングパスやスルーパスを通すタイプ。

僕は動き出しから裏をとってゴールに向かうプレーが得意でした。
彼とは徹底的に話しました。

「ステファノが自陣でボールを持った時、相手の裏にスペースがあったら裏でもらうから、
すぐにボールを出してくれ、スペースがなかったらボールを受けれる位置に行くから、
状況次第で使ってくれ。

右サイドにボールがある時、俺は、めいっぱい開いてるから適当に蹴ってくれれば俺がボールを拾う。

ゴール前ではシュートを打てたらいいけど、
相手が密集してたら俺が斜めに走るから、ループで相手の裏に出してくれ。」
 
ステファノの武器はパス、アシストで、僕に協力することによってチームに貢献できるから、
快く僕の提案を受け入れてくれた。

自分の持ち味を最大化すること、苦手なプレーはしないこと。
それがベストを尽くすということだと僕は思う。

それぞれができることにベストを尽くし、あとは監督がそれをマネジメントする。


バルサコーチ「練習ではしっかり教える。試合ではそれを選手たちがどう使うのか、どう気付くのか見たいから、よっぽど何かない限り何も言わない。やり方を学んでそれを使えるかは選手次第だし、それを自分で気づいて改善できる選手から活躍していく」と。
そうやって培われたものは応用が利く。


バルサのコーチはフットボールを選手に気づかせながら教えるのがうまい。

練習中にうまくいかない光景を目にしたら、選手に質問をする。
その質問も、うまくコーチが伝えたい意図が選手たちの口から出るように促された質問であるということ。

選手たちは自分で考えて答えを出しているので、“やらされている”練習にならない。
そして、うまくいったらめちゃくちゃ褒める。そしてコーチが喜ぶ。

子供達は、自分たちのプレーでコーチが喜んでいるのを見て、もっとやろうとチャレンジしていました。
それがとてもいい循環を作っていました。
 
「日本の子供ってなんでゴール入っても喜ばないの?」
 
バルサのコーチは、「フットボールの醍醐味はゴールを奪うことで、ゴールを奪うことが一番難しいのに、
ゴールを決めても喜びを爆発させないなんてちょっと変だね。」と言っていた。

そこで、バルサコーチがキャンプ全体で決めたルールがあります。

「ゴールが決まったらチームのみんなで抱き合って喜ぶこと。」もし喜ばなかったら1点はなし。
こんなの意味なくない?って思う人もいると思いますが、かなり効果的でした。

最初は、みんな恥ずかしがってなかなか喜ばないし、喜び方もぎこちない。
だけど、だんだんと少しづつ、子供が自然に喜びを表に出してくるようになってから、
プレーが変わっていきました。

積極的にプレーするようになったし、勝負にこだわってプレーするようになりました。

フットボールは、「まず、自分を解放すること」が最重要なのです。

喜べないこと、感情表現できないことにはフットボールはできないのです。
技術とか戦術とか細かいことよりも大切なことがあります。


バルサのコーチも国が変わると、指導法や声かけも変わると言っていました。
指導をするには、日本という国の歴史、文化、教育の移り変わり、国民性を知ることが大切なのではないかと思いました。

スペインの子供に日本の子供と同じ事を言うとカオスになる。
その逆もまたしかり。

集団、環境、受けてきた教育次第でかけるべき言葉は変わる。
僕たちに合ったものを見つけるために、日本以外の国の文化に触れる必要があると思う。

日本を知るために日本以外も見ましょうよって事。

いろんな国に行って気づいたことがあります。どこの国でも共通していることが一つだけあります。 
それは、、、
 
「小さい子供の態度」です。
 
どこの国も、話す言葉が違えど、小さい子供はうるさいし、
天真爛漫だし、機嫌が悪くなるとグズるし、お腹が空くと機嫌が悪くなります。

だけど、そこに教育や文化が介入して、真っ白の子供に色がついていく。

“多様性”が受け入れられやすい欧州では、子供が興味を持った色に染まることを社会が許し、
青色や、赤色、黄色などのいろんな色の大人になっていきます。

しかし、日本はどうでしょうか?
出る杭は打つ、同調圧力が問題になるように多様性が受け入れられにくいと感じます。
 
 
“他人が決めた理想“になろうとしている子供達がフットボールが上手くなるためには、
まず、自分を開放してもいいんだよ。
ということを大人が示さなくてはならないのです。

バルサが目標達成のためにチームとして大切にしていること

バルサのコーチが言ってた
「状況を理解する」
「ゴールを決めるための道筋をチーム全体で共有する」
「自分のポジション、役割を理解しチームに貢献する」
「チャンス以外の時にリスクは犯さない」
ってサッカー以外の全ての事に共通する。
改めてバルサやばい。

シンプルだけど、全ての物事に共通すること。
そして、世界トップのフットボールクラブが当たり前にやっていることは、他の分野でも活かせると思います。
 
ライタープロフィール
佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、今年からスペインに移籍してプレー。

サッカーが上手い人って?

”本当にサッカーが上手い人は、頭ではなく心でプレーする”

サッカーは仲間とともにゴールを目指し、勝利を目指すゲームです。

求められるのは競争よりも共創であり協奏することだと思います。

サッカーが上手く見える人は、ボール扱いが上手くて、しっかりボールも蹴れる。

しかし、ともにプレーする仲間の魅力を引き出す為の感覚がなかったりします。

どれだけ個人の能力が高くても、サッカーは一人で勝利することはできません…

これまで年齢性別人種を問わず、たくさんの人たちとボールを蹴ってきて、わかったことがあります。
 
サッカーが上手く見える人はたくさんいるけれど、サッカーが上手い人はそんなに多くない。ということです。
 
 
これは一緒にプレーしてもそうですし、子供たちを指導するコーチたちを見ていても感じることであります。
 
ボール扱いや身体能力が高いのに試合になると何も出せない上手く見えるだけの選手。
そして、サッカーの本質を知っている指導者と知らない指導者では、選手たちに発する言葉も言葉使いも違います。
 
因みに、元Jリーガーやプロサッカー選手だった指導者だからと言ってサッカーが上手いとは限りません。※プロ選手も色々で、フィジカル的にズバ抜けている場合や、なんの特徴もなく平均的なスペックでなぜかプロだった選手を何人もみてきました。

本当にサッカーが上手い人は、頭ではなく心でプレーする
サッカーが本当に上手い人はコラソンがある。
コラソンとは心です。

心がないプレーはカタチだけ、
見た目だけは上手そうに見えるけれど、ちょっと本気の試合になると全くダメ。

そんな人にサッカーは教わってはいけません。
カタチだけ、
見た目だけ立派に教えることができても肝心の心が空っぽなままサッカーを教わることになってしまいます。

いま、育成年代を見てもそんなチームばかりです。
カタチだけ、見た目だけは良いけれど本気の試合になると戦えない。
足技だけ… ドリブルだけ、みたいなチームたくさんあります。

サッカーは心(コラソン)でプレーする
南米、とりわけアルゼンチンやブラジル出身の人たちとプレーすると、いつもこれが日本にないものだなと思うのが、コラソン(心)です。
リフティングが下手くそでも、試合になると信じられないほどのテクニック、そして強さを魅せるのが彼らで、彼らは試合になった途端にコラソン(心)でプレーする。

逆にどんなに上手い選手でも、試合でここぞというときは必ず泥臭くプレーするのが南米の特徴です。
 
育成年代の選手が本気で泥臭く自分を出し切る心を持っていないというのは指導者の心を反映しているにすぎません。

本当にサッカーが上手い選手は、協奏することができる
サッカーは仲間とともにゴールを目指し、勝利を目指すゲームです。
求められるのは競争よりも共創であり協奏することだと思います。

サッカーが上手く見える人は、ボール扱いが上手くて、しっかりボールも蹴れる。
しかし、ともにプレーする仲間の魅力を引き出す為の感覚がなかったりします。

どれだけ個人の能力が高くても、サッカーは一人で勝利することはできません。
そもそも個人の能力にはチーム内で最適なプレーができる要素も含まれなければなりませんが。

サッカーが上手いとはどういうことかを突き詰めて考えてみると、まだまだたくさんの要素が出てきます。
日本でボールを蹴っているとあらゆる場所でちょっとした違和感を感じることがあるのです。

見栄えの良いカッコだけのプレーを称賛し、地味だけど上手い選手にしかできないプレーに対するリアクションがあまりにも薄い。
まだまだサッカー文化が浅いということなのだろうか。

サッカーの魅力とはなんなのかをしっかりと噛み砕いて伝えていきたいと思う。

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Enjoyサッカーなべ

サッカーが上手いということ

「ボール扱いが上手い」ではなく「サッカーが上手い」ということであれば、
その「上手さ」は、ピッチの中で起きていること全てにおいて当てはまる。

つまり「サッカーが上手い」の定義は、決してボールがある時だけに限らない。
ピッチの中、全てがサッカーそのものなのだから。

と言いつつも、ボールがある時について強いて言うならば
「自分が思ったことを、スムーズにしなやかに表現できる選手」ということだろうか。

その上で、それを実行するタイミングをコントロールできるセンス(戦術眼)も兼ね備えていること。


それを可能にするには…

サッカーコーチとして育成年代に関わっている以上、
「本当にサッカーが上手いとはどういうことか」というお題目は常につきまとうし、
そこからは決して逃げられない。

本当にサッカーが上手いとはどういうことか

「ボール扱いが上手い」ではなく「サッカーが上手い」ということであれば、
その「上手さ」は、ピッチの中で起きていること全てにおいて当てはまる。

つまり「サッカーが上手い」の定義は、決してボールがある時だけに限らない。

ピッチの中、全てがサッカーそのものなのだから。
と言いつつも、ボールがある時について強いて言うならば
「自分が思ったことを、スムーズにしなやかに表現できる選手」ということだろうか。

その上で、それを実行するタイミングをコントロールできるセンス(戦術眼)も兼ね備えていること。
 
それを可能にするには、その選手の頭の中で「味方、敵、スペース」が俯瞰できていることが条件になる。

わかりやすい華麗なドリブルや派手なシュート、ロナウジーニョのような足技だけでなく、
味方、敵、スペースの状況を察知して一番良い方法を選べたのならば、例え何気ないダイレクトのバックパスだけでも
「あぁ、こいつ本当に上手いなぁ」と思える。
 
今、この瞬間しかない、というタイミングでジャストなパスを通すのが、パスの技術でありセンスでもある。
その意味で、メッシは世界最高のパサー。

その「今しかない、というタイミングでパス(シュート)をしたい瞬間」に、
相手よりも必ず先に触れる場所にボールがある(自分がいる)こと。

それを可能にするボディーバランスも含めたものが、ボールがある時の上手さ、と言えるだろう。

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ゲーム中、選手が起こさなければいけないプレーは次の6つ(攻守問わず。FPのみ)

・受ける … 味方からパスを受ける
・拾う … こぼれ球を拾う
・奪う … 相手から直接ボールを奪う、相手のパスをインターセプト
・移動 … 味方からパスを受けるため、味方のスペースを作るため、相手の攻撃に備えるため
・持つ … ドリブル、ボールキープ
・離す … パス、シュート

目に見えるものは上記の6つ。これらを起こすために、目に見えないものとして
・予測
・企み
・備え
と、頭の中で上記3つの準備を常にしておかなければいけない。
 
目に見えない準備の質が高ければ、目に見える6つのプレーの質も当然上がる。
「上手い選手」は、この「目に見えないところ」の質が高いのだ。

それは、上述したように『 味方、敵、スペース が俯瞰できている 』から。
 
目に見えないところで準備をし、目に見えるプレーで表現する。

目に見えるプレーの6つ全てを平均以上に表現できるのが「上手い選手」と言えるのはまず間違いないのだろうが、
それは当たり前として、さらにその中で何か一つ「あいつは、コレがとんでもなく凄い」というものが飛び抜けた時、
将来その選手の周りにはきっと大金が落ちる。

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さて、自分が指導しているクラブ「ロボスフットボールクラブ」では
「ボールのない選手がゲームメイクをするんだ」
「守備時は、自分が主人で相手が犬。相手を放し飼いしてる感覚で」
と、選手達に伝えながら指導している。あくまでも一例ですが。

「これができたら、例えリフティングが10回できなくたってサッカーが上手いってことだよ」とも。
 
ボールを扱うのが上手いのは当たり前。
起きたことにリアクションするのも当たり前。

でもそれ以上に「この後、何を起こせるか」を自分の中でイメージし、実際にそうなるように誘導し、それを実行できること。

「ボールのない選手がゲームメイク〜」「相手を放し飼い〜」
これらの言葉のニュアンスで、
ロボスフットボールクラブで共有している「上手さ」は想像していただけるのではないかと思う。

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最後に
偉そうにつらつらと書いてしまいましたが、本当にサッカーが上手い選手というのは、
自分以上に、味方を活かせる選手なのだと思う。

自分のプレーで、味方の良さを引き出せる選手。
味方が何をしたいのかを、感じ取れる選手。
感じ取れるだけでなく、時には汲み取ってあげられる選手。
その日初めて会った同士でも、お互いの特徴を活かせる選手。
下手な選手、サッカー初心者、子ども… などと一緒にプレーしたとしても、
それらの人達が活きるように、楽しめるように、プレーでさりげなく助けてあげられる選手。
等々。

こうして考えると、上手い選手の条件は
『 心がニュートラルで、他者の側に立ってあげられて、なおかつ想像力が豊かであること 』
 
そんな感性の持ち主こそが、本当にサッカーが上手い選手 になり得るのではないだろうか。

これが僕の結論です。
 
そしてここからが大事なんだけど、例えサッカーが上手くなれなかったとしても、、
そんな感性があれば、間違いなく、多くの人から愛される。

ならさ、、サッカーが上手くならなくたって、全然それでいいじゃん!!
 
つまり僕らサッカーコーチは、選手達を上手くさせよう!といきり立つ前に、
まず、選手達に対してやらなくてはならないことがあるのだろう。
 
彼ら彼女らが、感性を閉じ込めることなく、心が縛られることなく、
強制も矯正もされることなくサッカーを楽しめる環境を用意すること

そしたら、勝手にサッカー上手くなる。

でももしかしたら、上手くなれないかもしれない。
それはそれでもう仕方ないじゃないか。

人には向き不向きがある。個性もある。

全員を上手くさせよう!なんてハナから無理。
人それぞれでいい。
それぞれの楽しみ方を見つけられるように手助けしてあげることも、コーチの役目として大事な一つだ。
 
でも全員を無理やり一律に上手くさせようとするから、
オーバーコーチングとなって、結果的に選手を苦しめてしまう。

人工的に教えられた「上手さ」なんて、いつしかメッキが剥がれる。
強制され、矯正されたものは、技術どころか、後々に後遺症となって残る。
限界が来る。

 
彼ら彼女らが自ら気づき「アハ体験」した喜びこそが、
きっと「本当のサッカーの上手さ」となって表現されるのだと、僕は信じてる。

選手の感性が溢れ出し、心が縛られない。
その環境を、まずは僕ら大人がつくろうじゃありませんか。
 
ライタープロフィール
久保田 大介 1972年12月23日生まれ
一般社団法人ロボスフットボールクラブ代表理事、ロボスフットボールクラブ監督。
26歳の時に自ら立ち上げたクラブ・スエルテ横浜(現ロボスフットボールクラブ)で指導する傍ら、
外部コーチとして、中学生や高校生の指導にもあたる。
日本で一番、自由で自然体なクラブにしたい。自由なコーチでいたい。
でも、サッカーよりも乃木坂が好き。
ロボスフットボールクラブ ホームページ


以上 

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「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質

「シュタイナー教育」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ドイツで誕生した教育思想ですが、おそらく多くの人にとって耳慣れないものでしょう。

日本でシュタイナー教育をおこなう東京賢治シュタイナー学校の取材をとおして見えてきたのは、
一般常識や他人の意見でぶれることのない、力強い「意志」を育てる教育でした。
同校幼児部教師・池田真紀先生(写真右)と、学校教師・鴻巣理香先生(写真左)にお話を聞きました。

構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹(ESS) 写真/石塚雅人(インタビュー撮影のみ)

ドイツで生まれ日本の風土に合わせて発展

――そもそも、「シュタイナー教育」とはどんなふうにはじまったものでしょうか。

池田先生:
もともとはオーストリアの哲学者であるルドルフ・シュタイナー氏がはじめた教育です。
当時は第一次大戦のさなか。
「健全な人間が育たないと健全な社会には変えられない」という、社会運動の一端としてはじめられたそうです。

鴻巣先生:
当時のドイツの普通教育は、いまの小学4年生くらいまで。
その後は、上の学校に進むのか、あるいは社会に出て徒弟制度のなかで働くのか、その時点で決めないといけませんでした。

その頃、シュタイナーの講演を聴いた大きなタバコ会社の社長が、彼に「学校をつくってほしい」と依頼しました。

従業員のほとんどはごく短い期間の普通教育を受けただけだったということもあり、
従業員たちが「子どもたちには彼らに合う場でしっかり学ばせてあげたい」と社長に要望したのだそうです。
そうして、はじめてのシュタイナー学校が誕生しました。

池田先生:
その後、日本に伝わった当時は、ドイツでの手法をそのまま踏襲していたようです。
でも、日本のなかでそれぞれの学校や幼稚園が試行錯誤しながら、
その地域に合ったシュタイナー教育をおこなうようになっています。
ただ、根本となる「人間」とはなにか、というとらえ方は、どこのシュタイナー教育も同じものです。



子どもたちの年齢と成長に合った教育

――その根本である、シュタイナー教育の特徴というとどんなものになるのでしょうか。

池田先生:
「子どもの年齢や発達にふさわしい教育を与える必要がある」という発想ですね。
まだ合わないものを早くさせたり、逆に必要なことをさせなかったりということではなく、
そのときそのとき、成長を続ける子どもに合ったカリキュラムを組んでいます。

鴻巣先生:
シュタイナー教育は1919年にはじまり、2019年に100周年を迎えます。
でも、100年たったからといって、子どもが育っていくために必要なものは変わりません。

子どもの年齢、成長に合ったものを手渡していくということが、シュタイナー教育のいちばんの特徴だと思います。

当校の教師は、一般の公立校や私立校で教師をしていた者がほとんどですから、
一般の学校とのちがいをよくわかっています。
そのちがいとは、人間のとらえ方、発達に関する観点ですね。



幼児期に体ができてはじめて勉強ができる

――シュタイナー教育では、0〜7歳、7〜14歳、14〜21歳という7年単位で人間の成長をわけて考えているとのこと。
実際に、7年が区切りになっていると感じますか?



鴻巣先生:
本来、人間の成長はひとつながりのものです。でも、学校制度のなかでここからは上の学年だというふうにわけざるを得ません。
そういうなかで子どもたちをどう発展させるかというところは、学校であり教師が工夫するしかない。

わたしたちの教育は、幼児だからここまで、1年生だからこれをやる、2年生だからこれをやると押し付けるものではありません。
もちろん、各学年で取り組むべきカリキュラムはあります。
それは、それぞれの「時期に合っている」もので、「彼らの成長を助ける」ものだということです。

池田先生:
7歳を例にすると、「歯が抜ける」ことが大きなサインとなります。
乳歯が抜けるのはだいたい1年生の前後です。

それが、シュタイナー教育では、「きちんと体ができた」「勉強ができるようになった」というサイン。
0歳から7歳までのあいだは、勉強させるのではなく、きちんと体をつくってあげることが大きなテーマなのです。

鴻巣先生:
乳歯が抜けると、すでにその下には永久歯が準備されていますよね。
ということは、体のなかでもっとも硬いものをつくっていた大きな力が余っているということ。

その力を使って「覚える」ということが可能になる、とシュタイナー教育では考えているのです。

一般の学校だと、1年生になるといきなり勉強に入ります。
でも、まだ体ができあがっていない幼児の名残がある状態では、「覚える」ことがすごく難しいのだと私たちは見ています。



シュタイナー教育が育む自分を信じる力

――シュタイナー教育を受けた子ども、そうでない子どもで、その後にどんなちがいが出るものでしょうか。

鴻巣先生:
卒業生がよく口にするのは、「根拠のない自信がついた」ということ(笑)。
それは、小さい時期を競争しないで育っているからだと思います。

もちろん、高等部など上の学年に進めば切磋琢磨することも必要ですが、
基本的には「この子は100点、この子は50点」というふうに点数で子どもを評価しません。

そうすると、「これは自分がしっかりできる」
「この子はこういうことが上手だから教えてもらおう」という考えが身について、
なにかが「できないから責められる」という経験がないのです。

それが「根拠のない自信」につながっているのではないでしょうか。

――とはいえ、大学進学などを考えれば、競争も必要になってきます。

鴻巣先生:
当校の卒業生たちは、「点数」で進路を選びません。
偏差値がいくつだからこの大学に行くというようなことはしないのです。

「○○先生がいるから」「学びたいことを学べるから」と明確な志望理由を持っていますし、進学しない子にもきちんと理由がある。
そして、「ちがう」と思ったら、また戻って自分がやるべきこと、やりたいことを探している。

その「へこたれない力」は、本当にすごいと思いますね。

もちろん、卒業後に夢を持ちながらもまだ中途半端な状態にある子もいます。
若者ですから、そういう時期があって当然でしょう。

ただ、そんな子も、「いまの仕事が一生の仕事ではないけど、
学ぶところがあるからいまはこれをやる」というふうに、自分が立っている位置をきちんと理解しています。

池田先生:
当校の教師が、いろいろな生き方を認めていることも大きいかもしれません。
普通だと、高校卒業の時点で進学先や就職先など送り出す先が決まっていないと、教師も心配しますよね。

でも、当校の教師はいろいろな可能性を認めて待ってあげている。
それで、「先生たちは自分をちゃんと受け止めてくれている」
「ひとりじゃないんだ」「やっていける」と感じているのではないでしょうか。

以上

その時その時にあったちょうどの指導が求められる。

Enjoy サッカーなべ世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書
世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書

努力に勝る天才は無し!

ある方のブログから

今日じゃなくて昨日ゲームをした。

今回はディフェンスの粘りが見えた。
感覚の中で「ここは」ってとこを感じて体を張っていた。

体力を鑑みたペース配分や、判断力は若干成長したかな。
パワーとスピードがアップしたのは夏の強化の成果。

まだまだだけど、自覚できるくらい成長してきた。
上も下も半年前に勝てなかったチームに勝てるようになってきた。

今日の指導もダメ出しばかり。
説明をして、質問をして、理解力を試して、ダメ出しをする。

昨今のスタンダードな育成とは掛け離れているが、
上手くいくとびっくりするぐらい伸びる。

今日はギリで負けて、ギリで勝った。
このギリギリでゲームするのが良い。

子供ってのは素直で、スコアに関係なく自己評価できる。
負けた後の悔しがり方は、初めてやった時のメンタルとは179度位違っていた。笑

もっと努力すれば、もっと強くなれる。
もっとやれば、自分を信じられる。

ラグビーやバレーボールや卓球、陸上でも証明してくれている。
日本人でも世界で勝てる。

君が信じられないほど努力したら、才能を上回れるんだ。
自分を信じられるくらい努力すれば、自信は付くんだ!

今出来ていないのは、努力が足りていないからだ。

以上

共感です。

生まれつきだけが、上手い?
じゃあ、無い人は?

スポーツを楽しむことが出来ないのだろうか?

いや違う!
スケート4回転。
体操の演技。

才能だけでできるはずがない。
よく、オランダ🇳🇱のサッカー育成で使われる言葉が、学習スピードだ!

身に付ける速さ!
結局、たくさん好きでやるかやらないか?シンプルだ!

効率よく時間を短く丁寧に指導されるクラブに!さらに発展し、
豊かなスポーツライフをダブルコーチングで!と最近、考える。

引退なし、補欠なし。

以上

Enjoy サッカーなべ
サッカー トータル育成メニュー 〈選手の潜在能力を引き出す〉
サッカー トータル育成メニュー 〈選手の潜在能力を引き出す〉【サッカー】わんぱくドリブル軍団JSCの最強ドリブル塾~子供のドリブルテクニックを楽しみながら上達させる方法~
【サッカー】わんぱくドリブル軍団JSCの最強ドリブル塾~子供のドリブルテクニックを楽しみながら上達させる方法~

オリンピック選手の力を最大限に引き出す秘訣

●どんなことで困っていますか?

低学年の子供達にサッカーを中心にスポーツを学ばせているが、
子供たちの集中力が持たない

●どんな状態を望みますか?

夢中になって遊んでくれる環境を作ってあげたい。

今回は指導者さんからの質問です。


僕自身も

どうしたら子どもたちが
わくわくドキドキしながら夢中になって取り組んでくれるか?

を探究しています。


夢中になって取り組むことが、
学びを最大化してくれると信じているからです。



では、
どうしたら彼らの
夢中を引き出すことができるのでしょう。



集中力は続かない!?


まず、
「集中力は続くもの」という思い込みを
捨てるところからはじめましょう。


私たちの集中力は
そう長く続かないのかもしれないのです。



集中できない原因は、
学習環境そのもの
練習の内容
休憩や睡眠の取り方
体調
など様々なところに潜んでいます。


東京大学薬学部の池谷裕二教授が
株式会社ベネッセコーポレーション協力のもとに
行なった実験によれば、

学習中の中学生の脳波を計測したところ、
勉強を開始してから40分を境に
集中力が急激に降下することが示唆されたのだそうです。

中学生で40分ですから、
小学校低学年では、
さらに短いことは容易に想像できます。




集中力4つの状態


ちなみに集中力には
4つの段階があると言われています。


consciousness :ぼんやりと意識を向けている
attention    :注意を向けている
concentration :集中している
focus     :没頭している






子どもたちが
どの集中段階にいるのかを
興味深く観察することで、

僕たち大人の
アプローチにも変化が生まれます。


どんなときに夢中になっていますか?


子どもたちを観察していると、
「夢中になっているとき」と
そうでないときがあるはずです。


そこには
どんな違いがあるでしょうか?


どんなときは
夢中になって取り組んでいて、
どんなときは
集中力散漫になっているでしょうか。



テレビゲームに学ぶ「集中」がつづく要素


僕たちが教えるスポーツでは、
あまり集中力が続かないのに対し、

テレビゲームは
「やめなさい!」と何度言っても、
集中して取り組むのはなぜでしょう?


ここには
大きなヒントがありそうです。


子どもたちに、
「ゲームのどんなところが好き?」
と聞いたことがあります。


すると彼らは、

「自由なところ!」
「自分で決められること」
「作戦考えて、戦うこと」

と教えてくれました。


つまり、
テレビゲームの中には、
自分で考え、
自分で決められる自由があり、
計画を立てて実行する(遂行能力)などの
要素が含まれているのです。



管理されてばかりではつまらない?

一方で
僕たちのスポーツ指導の現場はどうでしょう?


やるべきことが決まっていて、
言ったことと違うことをしたり、
失敗すると怒られてしまう。

また、
僕たち指導者が考えた
計画を実行し、
自分で選択する自由は
限りなく少ない。

仮にそうした環境だとしたら、
子どもたちの集中がつづかないのも
無理はないかもしれません。



学びにゲームの要素をプラスする


でも、
悲観しすぎることはありません。

子どもたちを観察し、
集中力がつづき、
夢中になれる環境づくりのコツを知ったら、
いまから実践すればいいのです。


テレビゲームの要素は

自由
自分で決められること
遂行能力(計画して実行する力)

の3つでした。


まずはこれらの要素を
練習に追加してみましょう。



いかがでしたでしょうか。

今回は、
子どもたちの夢中を引き出すためにできることを
簡単にお伝えしました。

できることから
少しずつ取り組んでいきましょう!



藤代圭一さん


藤代圭一 しつもんメンタルトレーニング主宰

「しつもん(発問)」を通じて、子どもたち選手の力を引き出す「しつもんメンタルトレーニング」を展開。
全国各地を飛び回り、チームや選手をサポート。
また、小中高校などの教育機関で「なりたい自分になるしつもんメンタルトレーニング」、
保護者・指導者向けに「子どものやる気を引き出すしつもんメンタルトレーニング」をテーマとした講演(ワークショップ)を実施。
勝率5%以下のチームが県ベスト64、全日本女子フットサル選手権準優勝など。
地域で1勝を目指す選手から全国大会優勝を目指すチームまで幅広くサポートする。
著書 スポーツメンタルコーチに学ぶ「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)

サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本(G.B.)スポーツメンタルコーチに学ぶ!  子どものやる気を引き出す7つのしつもん
スポーツメンタルコーチに学ぶ! 子どものやる気を引き出す7つのしつもんサッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本
サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本

成長は「怖さや不安」の先にある。

小さい頃、
友達と良く輪ゴムで遊んでいました。


左手の親指に引っ掛けたゴムは
ピンと張ることで遠くに飛ばすことができます。


ゴムの張り具合が弱ければ、
いまの場所にポトンと落ちてしまうだけ。


遠くに遠くに飛ばしたければ、
ゴムを緊張させて、パッと右手離すこと。


そうすれば、
「ビュン!」と目的地めがけて
勢い良く飛んでいきます。



もし、
成長したいならば、
自分のできることだけをやっていては、
なかなか成長がないときもあるかもしれません。



ちょっと難しいこと。

少し恐怖を感じること。

胸が少しザワザワすること。



そこに
成長のきっかけが隠れています。






緩やかすぎる海は、
船乗りを成長させることが出来ない。
(イギリスのことわざ)





僕たちは成長を望む反面、
頭の片隅で安定を大切にする生き物です。



年の初めに「やろう!」と決意した目標も、
「まぁ、そのままでいいんじゃない?」と、
まるで、
もう1人の自分が足にしがみついているかのように、
変わらないことをよしとしてしまいます。




「成長したい?」


その答えがNOであればそのままを維持。


もし、YESなのであれば、
いつもの自分ではやらない行動や考え方を
大切にしてみましょう。


以上 藤代さんより

最近、いままでチャレンジできなかったメンバーがしっかりと目つきが変わって、取り組む姿勢が良くなっている。

それも笑顔で… 失敗しても… 上手くいかなくても… 笑顔で… チャレンジし続けている。
終わったあとも、楽しかったと… レベル分けをする理由も伝えて前向きに…

「上手くなりたい気持ちはたくさんある。」
「ただ、何をいつどこで何をそのように」
ゲームの中で、フィードバックしながら… 優しく!

Enjoyサッカーなべ

第36回全九州小学生バドミントン選手権大会 優勝報告!

第36回全九州小学生バドミントン選手権大会 兼 第28回全国小学生バドミントン選手権大会

九州ブロック予選会


令和元年10月19日~20日 於、佐賀県唐津市

女子6年ダブルス

桑野愛莉・斉藤凪沙ペアが、見事、九州大会で優勝しました!

日頃の練習の成果をしっかりと発揮された結果です。

本当におめでとうございます。

12月に徳島県で開催される全国大会での活躍も期待してます!

大会関係者の方々、対戦いただいたペアの方々、応援いただいた方々。

日頃からクラブを支えて頂いている関係者の方々に心から感謝いたします。

ありがとうございました。

(試合結果)

1回戦 2ー0 高山・夏田(宮崎県・ラビット)

2回戦 2ー0 山口・若井(長崎県・鹿町Jr)

準々決勝 2ー0 二村・衛藤(大分県・日出ジュニア)

準決勝 2ー1 太田・太田(宮崎県・レッツバード佐土原)

決 勝 2ー0 坂本・坂本(熊本県・くらだけ)

三位決定戦 上野・迫田(鹿児島県・鹿児島ジュニア) 2ー0 太田・太田(宮崎県・レッドバード佐土原)

5位決定戦 桑原・川尻(長崎県・鹿町Jr) 2ー1 亀野・亀野(熊本県・玉陵ジュニア)

5位までのペアが全国大会出場決定!



結果PDF

http://www.saga-bad.jp/cms/wp-content/uploads/2019/10/20191020s-001k.pdf

バドミントン フットワーク レボリューション【DVD付き】 (DVD BOOK)
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バドミントンのためのストレッチ&体幹トレーニング

我が子を “自己チュー” にしないための3つの習慣 ~自己肯定感と自己寛容の関係~

最近よく耳にするようになった「子どもの自己肯定感」。
平成26年度版のこども・若者白書で、諸外国に比べて日本の子どもたちの自己肯定感が低いことがわかり、国も提言を出しています。

子どもが自分の存在意義や価値を認めることができるのは、その後の成長においてとても大事です。
しかし、その育み方次第では、自己中心的なわがままな性格になってしまう危険性もはらんでいます。

そうならないように、何に注意すればいいのかを知っておきましょう。
今回は、「自己肯定感」とセットで考えなければならない「自己寛容」についてお話しいたします。

自己肯定感とは?

独立行政法人国立青少年教育振興機構で理事長を務める鈴木みゆきさんは、
子どもの自己肯定感について以下のように話しています。

■なにかに挑戦するときに「わたしにはできる!」と思うこと
■「自分が大事な存在だ」「自分はここにいていいんだ」と自分を認める意識
■「自分が好きだ」という気持ち

このように、自己肯定感とは、自分の存在価値を認め、自分を信じてあげられる気持ちを持つことです。
そして、自己肯定感を高めるには、さまざまな体験をしたり、家族の愛情を感じることがよいとされています。

しかし、自己肯定感を持つことはとても大切ですが、どうやら気をつけなければいけないポイントがあるようです。

自己肯定感の落とし穴

思考回路や習慣などの人としての基礎は12歳までにほぼ決まると言われています。

ですので、それまでに自己肯定感を持てるようになることはとても大事で、ーそのために親の言葉がけや接し方がとても重要になってきます。

心理カウンセラーの中野とも子氏は、子どもの自己肯定感を以下の3つに定義づけています。

(1)無条件の自己肯定感
(2)条件付きの自己肯定感
(3)自己肯定感の低い状態

もちろん、いちばんいい状態は(1)です。注意したいのは(2)の状態で、誰もがつい陥りがちなのだとか。

例えば、「テストでいい点数を取ったときだけ褒める」「かけっこで1番になったときだけ褒める」など、
条件付きで愛情を示すことを続けると、子どもは「何か成果をあげないと自分の価値がない」と感じるようになってしまいます。

そしてもうひとつの懸念が、自己肯定感の高まりが「自分は完璧」という行きすぎた感情を生んでしまうこと。

これにより「自分は正しい。悪いのは周り」という自己中心的な思考回路に陥ってしまい、
人間関係などに悪影響を及ぼす可能性が出てきます。



大切なのは「自己肯定感」と「自己寛容」のバランス

どちらの懸念も、ある感情を持つことで解消できます。それが「自己寛容」。

自己寛容とは、“自分を許す” “弱い自分も受け入れることができる” ことです。
この「自己寛容」がベースにあって初めて「自己肯定感」が生きてきます。

「自己寛容」の要素が欠けたまま「自己肯定感」だけを育むと、自分を過信し、
できない自分を認めないうえに、それを人のせいにするようになってしまうのです。

「〇〇くんがボールをパスしてくれなかった。パスをもらえたら、
絶対に点を決められたのに!(ゴールできなかった)」
我が子がこんなふうな発言をしたら、親としてショックですよね。

とはいえ、大人でもこのような人はいるのではないでしょうか?

「任せてくれたら必ず結果を出せたのに、直属の上司がいろいろと文句をつけてくるからさぁ……(結局結果を出せなかった)」

「自己寛容」はアドラーの幸せの3条件のひとつでもあります。
子どもの自立を促すのは「他者信頼」→「他者貢献」→「自己寛容」のサイクルの繰り返しです。

・自己を犠牲にすることなく、信頼する相手のために見返りを期待せずに貢献する。
・その結果、相手の心からの「ありがとう」「助かったよ」という感謝の言葉をもらう。
・不完全な自分でも、だれかの役に立てば、こんなに喜んでもらえるんだと実感する。

(引用元:NIKKEI STYLE|ありのままの自分・夫・子どもを認める勇気)

このような経験から実感を積み重ねていくなかで、子どもは自分の価値を認め、自立していくのだそうです。
これこそまさに「自己肯定感」ですね。



「自己寛容」+「自己肯定感」に効く3つの習慣

子どもが自分を信じ、許し、ありのままを受け入れる度量を身につけるには、
ポジティブマインドをもつ必要があります。

そのために、日頃の親の接し方がとても大切なのは言うまでもありません。

しかし、それは難しいことではなく、ちょっとした意識を持つだけのようです。
『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』の著者、教育専門家の石田勝紀氏が推奨する方法をご紹介します。

(1)GOODニュースを毎日語り合う
毎日の会話の中で「今日のGOODニュースは?」を定番にすることをおすすめされています。
些細なことでもなんでもいいのです。

「お天気がよくて気持ちよかった」「友だちとおしゃべりして楽しかった」など。

このときコツは「今日のBADニュース」を先に聞くこと。
会話の最後がいい話で終わると気分も良くなり、その習慣が前向き思考への道筋になります。

この効果は企業研修でも実証済で、GOODニュースを語り合うことでプラス思考になり、社内の雰囲気も業績もアップしたのだそうです。

(2)得意なことを徹底して「認める」
子どもの自己肯定感を伸ばすコツは「褒める」のではなく「認める」こと。

褒めるのは大げさになりがちなので、認めるくらいのほうが、
子どもにとってもモチベーションを高めるちょうどいいテンションなのだそうです。

「よくできるね。すごいね!」と言われたら、もっと認めてもらおうと子どもは頑張ろうとします。

得意なことには特に徹底してこのスタンスを続けるといいでしょう。

ただし、勉強に関して「すごいね」の声かけは、子どものプレッシャーにもなりがちなので注意が必要です。

(3)「ではどうしたらうまくいくだろう」を口癖にする
誰しも失敗はするものです。長い人生、うまくいかないこともたくさんあります。大切なのは次。「じゃあ次はどうするのか?」と考える習慣をつけることです。

テストの結果が悪かったり、友だちと喧嘩してしまったり。その事実を叱るのではなく、
事実を踏まえて次を考えることは確実に思考を前向きにします。

そしてこれは、自らの失敗も含めてありのままを受け入れるという「自己寛容」のトレーニングにもなるのです。

石田氏はこの3つのほかにも、子どもの行動に対して「助かった」「なるほど」「知らなかった」など、
子どもの貢献や考えを認める声かけもとても有効だとおっしゃっています。

これらは石田氏の多くの経験から特に効果があったものだそうですが、
だからと言ってお子さんによっては合わないこともあるかもしれません。

完璧を目指すのではなく、「まずは試しに」くらいの感じで始めてみてはいかがでしょうか。
親自身も “自分を追い込まない” ことが肝心です。

***

「自己寛容」も「自己肯定感」も、ベースにあるのは親子の信頼関係です。

それが試されるのは子どもが失敗したとき。
失敗や喪失体験の際、子どもの悲しみや辛さに親が寄り添い、共感することが、
子どもの心の安定を築き、「失敗しても大丈夫。どんな自分も愛されている」と実感できる基盤となります。

子どもの日々の小さなことにも心を寄せることが、とても大切なのですね。

(参考)
マイナビウーマン 子育て|【専門家】自己肯定感を育てる、親子のコミュニケーション方法
ウーマンエキサイト|子どもの自己肯定感「ほめて伸ばす」は正しい?わが子を“自信満々の自己中”にしないために
Business Journal|人の一生は12歳までに決まるという残酷な現実
NIKKEI STYLE|ありのままの自分・夫・子どもを認める勇気
東洋経済ONLINE|「前向きな子」の親が実践する“3つの声かけ”

以上

自己中心的なことが周囲に負の影響を与えることは???
嫌われる勇気を勘違いしてはいけないと思う。

Enjoy なべ


自分で考えることができるためのコーチの問い?

コミュニケーションスキル

論理的思考

考えてプレー

原理原則

プレーモデル

言語の統一化

一貫指導

最近のトレンドの言葉です。

以下 紹介です。

「日本の子供達は言われたことを吸収する力はすごいけど、今度はそれしかできなくなってしまう。

スペインだと、なかなかいうこと聞かないけど、自分で気づいてそこからだんだんと良くなっていくよ。
この違いすごく面白いね。」とバルサコーチが言っていた。

これは僕の推測だけど、日本だということを聞く子(良い子)は褒められるし生活する上で有利になるのを感知して、
褒められよう!と意識が働く環境なのに対して、スペインでは、言うことを聞くよりも

トレーニング開始
始めのメニューは鳥かごのようなボール回しにドリブルでボールを前に運ぶようなエッセンスが入ったもの。
四角いグリットの中にもう一つ小さめのグリットを作る。
ボールを回す選手は大外のグリットの外にポジションを取り、ボールを回す。

ボールを回す選手はボールを回しながら、中にある小さいグリットに侵入し、
フリーの味方にパスを出したらその選手に1点入るというもの。

簡単にいうと、ボールを回しながら、目の前にスペースがあったらボールを中のグリットまでドリブルで運び、
目の前に侵入するスペースがない場合は、相手を引きつけ、どうやったら味方にスペースを与えれるかを考えながらプレーする。

というもの。

当然DFはいつも通りで、ボールを奪ったらフリーの選手にパスを通してから交代する。

ここでもさすがバルサ。
このトレーニングセッションは

1日目(スペースを作ること。そして、そのスペースを使うこと)
2日目(ボールの回し方)のトレーニングで学んだことを活かせなければ、スムーズにいかないものとなっている。

こうやって、急にテーマを変えることなく少しずつテーマを足していき、フットーボールに必要な要素を足していく。
どの局面であっても、チームの原理原則に沿ったプレーができるようにしていく。

2日間の積み重ねもあってか、ボールはうまく回るようになってきているが、なかなか中のグリットにボールを運ぼうとチャレンジする選手はいない。中のグリットにボールを運ぶことができたとしても、意図的に作り出した状況からの1点ではなく、偶然による得点がちらほら入る感じだ。

ボールを回すことだけで頭が一杯になってしまっていて、中のグリットの近くでボールを受けようとしてしまう選手もいる。

だが、ここですぐに答えを与えないのだ、
あえて、子供達に好きなようにプレーさせる。

そして、このうまくいかない状況を経験させる時間を一定時間とるのだ。

こうすることで、コーチの言葉、改善点の指摘がスッと入っていき、コーチの言葉の説得力や信頼が高まる。

数分間そうやってプレーさせた後で一言

バルサコーチ
「このゲームってどうやったら点入るんだっけ?」

子供達
「真ん中の四角く囲ってあるところまでドリブルしたら1点!」

バルサコーチ
「そうだよね!じゃあ今、何点入ってるかな?」

子供達
「あんまり入ってない!」

バルサコーチ
「なんでかな?ボール回してる選手の方が全然人数多いのに点入らないのってちょっとおかしくないかな?」

子供達
「DFがいるところにパスしちゃったりする時があるから?」

バルサコーチ
「なんでそうなると思う?」

子供達
「周りが見えてないから?後、みんなプレーするスピードが遅いから?」

この時点で僕が個人的にびっくりしたことが1つある。

バルサコーチが子供達に「考えさせる」声の掛け方だったり、質問形式で練習を進めているから、
たった数回の練習で考える癖がつき、
子供達なりに「今、なぜうまくいっていないのか?」を考え、答えも出せるようになっているのだ。

この力はサッカー以外のことにも共通するのではないか?
「うまくいかない原因を自分なりに分析して、それを改善しトライする」

サッカーで学べるこれらの要素は日常生活にも応用が効く。
サッカーは生きる上で大切なことを学ぶことができる最高のスポーツであり、エンターテイメントである。

少し話がずれたので先ほどの場面に話を戻す。

バルサコーチ
「それもそうだね!みんな昨日と一昨日の練習で何をやったかな?」

子供達
「スペースを作って、それを使うのと、ボール回しをやった!」

バルサコーチ
「じゃあ今、グランドのスペースどうかな?グランドいっぱい使えてるかな? 後ろにまだスペースある選手いるよ?」
「あと、どこにパスを出したらいいかな?」

子供達
「フリーの選手!」

バルサコーチ
「完璧!そうなんだけど、ちょっと惜しい!フリーなだけでよかった?」

子供達
「フリーで遠くにいる選手!」

バルサコーチ
「なぜ遠くの選手がいいのかな?」

子供達
「遠いと相手がまたボールを取りに来るのに時間がかかるから簡単に中の四角のとこまでドリブルできる!」

バルサコーチ
「そうだね!完璧!みんな上手くできてるけど、もう少し相手の状況をよく見ながらプレーしよう。
相手がいなければドリブルで四角の中に入って得点できるよね!
相手が近くにいたらどの選手がフリーで一番得点しやすいか見つけてみよう!
スペースが全然なかったら早くボールを回して、みんなが広がってスペースを作ってみよう!
昨日、一昨日やったことを思い出して!

1日やったら終わりじゃないよ!」

この声がけで皆のプレーが確実によくなっていくし、学んだことを活かそうとする姿勢が見える。
数人の選手はフットボールのプレーの仕方をつかめてきている。

僕自身、イタリア、スペインでプレーして感じたのだが、日本の選手のボールを扱う技術と俊敏性やスタミナの数値は外国人よりも高い。
しかし、フットボールのプレーの仕方と仕組み、そして力の出し方を知らないのだ。

バルサはサッカーの仕組みを理解することと、どうやってチームの哲学を守りながら目的達成をするのか?というところをまず選手に気づかせるのだ。

次のトレーニング
四角のグリットの中でプレーするのは前の練習と変わらない。

今度は、その各辺それぞれにフリーマンを置く。

そして中は5対5。
だがそれだけではなく、グリットの中にマーカーコーン2つで作られたミニゴールがいくつも点在する。

中のプレーヤーはそのマーカーコーンで作られたゴールをドリブルで通過する、もしくは、そのゴールの間にパスを通したら
点入るものになる。

前の練習で、ハッと気づいた選手もいたり、自分なりにどうプレーするのが良いか考えてプレーするようになったからか、中が狭くなり、得点しづらくなったら、外のフリーマンをうまく使い、相手を広がらせながらスペースを作ってプレーできるようになっている。
しかしゴールへの意識が薄い。

そこでバルサコーチが一言
「サッカーってどうやったら勝てるスポーツ?どこに向かうの?ボール回してるだけじゃ意味ないよ?」

こうやって声をかけるだけで、選手がハッとしてまたプレーが良くなっていくのだ。

だがしかし、今度は守っている側に問題が出てくる。
外のフリーマンにボールが渡ると簡単に広げられ、ゴールを奪われてしまう。

その状態を少し見ていた後にバルサコーチがまた一言。
「DFは何を守るのかな?」

子供達
「相手にマークして、ボールを取る!」

バルサコーチ
「本当にそれであってる? じゃあ試合中は何に向かって攻めてるのかな?」

子供達
「ゴール?」

バルサコーチ
「そうだね!じゃあ守るのはどこかな?」

子供達
「ゴール???」

バルサコーチ
「そうだよ!ゴールだよ?それで今みんな何を守ってるかな?グランドのどこにゴールある?」

ここで再確認したのは、日本の子供達は、マークをつけー!とかボールを取りに行けー!と言われているせいで、自分たちのゴールを守らなければならない。という間隔が非常に薄い。

この一言で、ボールとボールに近い選手に集中する現象はなくなる。ゴールを意識しながら取り組めている選手もちらほらいたが、なかなか全選手が相手を守る概念からゴールを守る概念に移行するというのは簡単ではなかった。

ゲーム形式のトレーニング
内容はいたってシンプル。

4ゴールのゲームのハーフラインにマーカーコーンおきゾーンを区切る。
グリッドの両サイド2メートルとハーフラインの真ん中という感じ。

ハーフラインの両サイドを通過するにはドリブル、ハーフラインの真ん中を通過するにはパスで通過しなければいけない。
中は7対7。

ハーフラインで区切ってあるコートは両チームとも、攻撃するエリアに3人、
守備をするエリアに4人配置し、選手はゾーンを行ったり来たりできない。

しかし、ハーフライン両サイドのエリアをドリブル通過の場合はドリブルで通過した選手が、
パスならハーフラインの真ん中のエリアを通した選手が攻撃に参加できる。

なので、両エリアとも初めは4対3だが、ドリブルまたはパスで前に進むと4対4になるというもの。

この練習が始まると、先ほどゴールに攻めることを言われた選手は、いち早くゴールに行こうと急いでプレーしている。

「日本の子供達は言われたことを吸収する力はすごいけど、今度はそれしかできなくなってしまう。スペインだと、なかなかいうこと聞かないけど、自分で気づいてそこからだんだんと良くなっていくよ。この違いすごく面白いね。」

とバルサコーチが言っていた。

これは僕の推測だけど、日本だということを聞く子(良い子)は褒められるし生活する上で有利になるのを感知して、
褒められよう!と意識が働く環境なのに対して、
スペインでは、言うことを聞くよりも、良い行いをしたり、結果や頑張りを褒められる環境なので、結果(ゴール)に強い執着を持つところから始まり、これじゃダメだななどと自分で気づける環境があると思う。

どちらにすべき!という話ではなく、日本の子供の生活環境や、生きる上での大前提を理解してから言葉をかける必要があると思う。

この状況をまた何も言わずに少し見守るバルサコーチが数分後に口を開いた。

「前に相手がたくさんいたらどうしたら良いかな?目の前に相手いるのにドリブルしかける?パス通せる?」

子供達
「できない!」

バルサコーチ
「自分の近くに相手が多いってことは、フリーな味方がいるっていうことだよ!前が無理ならどこが空いてるかな?」

子供達
「後ろだ!」

バルサコーチ
「そうだね! じゃあ前が空いてたらどうするかな?」

子供達
「ドリブル?」

バルサコーチ
「それだけ?」

子供達<
「・・・?」

バルサコーチ
「じゃあみんなイメージしてみて!自分の前にスペースあるけど、自分より、ゴールに近くて良いポジションの選手がいたらどうするかな?」

子供達
「ドリブルじゃなくてパス!」

バルサコーチ
「そうだよ!もっとみんな状況を確認しながらどうやったら簡単に攻められるか考えてプレーしようか?」

このように、バルサのコーチは子供達から答えを引き出すのが抜群にうまい。

この声かけだけで、フットボールのプレーの仕方が変わり、フットボールが上手くなる。
そして、選手自ら自主的に、意図的にプレーするようになる。


Enjoyサッカー なべ

プレーの答えを教え説明するのではなく…
質問することで…

昔、コミュニケーションスキルについて、NHKでの番組を録画して何度も観たことを思い出す。
マイケル・サンデルの授業でも同様だ。

コーチなどの大人の言いなりにすることではなく、自分でクリエイトできる選手育成を考えた時…
『?』がポイントとなる。

試合を決める局面には1対1がある!!

試合を決める局面には1対1がある!!
 
 シュタルフ氏は、テーマの「1対1」について“Zwikampf”というドイツ語を教えてくれました。直訳すると『二人の戦い』となります。シュタルフ氏が「僕は1対1が試合を決めると思っています」と日本の指導者に話すと「チームとしてどうやって戦うかが大切だと思う」、あるいは「日本人の強みは協調性。1対1は個人プレーだし、体が大きくて強い外国選手には劣るところがあるから、やはり協調性を武器にしてやっていかないといけない」との意見が返ってくることが多かったといいます。
 
「たしかにサッカーはチームスポーツですが、11人の個の力が合わさってチームになるものです。もちろんチームの戦い方は大切ですが、ボールは1個しかないので最後にボールを止めるのも蹴るのも一人の選手によるものです。つまり最後は個人なのです。個人のバトルに勝てないとゴールを決めることができないし、打開されてしまえば試合には勝つことができないのです」
 
 日本では1対1というと攻撃ばかりが注目されますが、ドイツやイタリアでは守備への評価も高いとシュタルフ氏はいいます。イタリアはカテナチオと呼ばれる守備の戦術があることから、DFの人気も高いことがわかります。例えば攻撃のときには、バイタルエリアに侵入して相手DFとの決定的な1対1に勝つことがゴールにつながるわけですが、守備に転じてみると、相手FWとの1対1を制し守り抜くことで失点を防ぐことができるというわけです。
 
「つまり、試合を決める局面は1対1です。それは昔も今も変わりません。したがって1対1で違いを生み出せる選手は昔も今も重宝されています。私たちが育てなければいけないのは未来のための選手ですが――サッカーが今後どう進化するかは僕にもわかりませんが――これからも1対1に強い選手が通用するのは間違いないと思います」
 
 講習会では「どうしたら1対1で違いを生み出すことのできるプレーヤーを育てることができるのか?」ということを、参加者も含めてブレークダウンしていきました。

状況とやるべきことをセットで教えることで選手に判断材料が生まれる
 
 シュタルフ氏は指導をするときに大切にしている4つの要素として「戦術、技術、フィジカル、メンタル」をあげます。この4つが入り交じるのがサッカーであり、サッカー選手としてのクオリティーを維持するためには欠かすことができないといいます。
 
「このうち、技術、フィジカル、メンタルは選手個人の能力ですが、戦術は別です。僕は、サッカーというゲームの“遊び方”を戦術だと考えています。どんな選手もここ(技術、フィジカル、メンタル)を伸ばしてあげるのは当たり前なのですが“遊び方”をしっかり教えてあげないとダメだと思います。これが指導者にとって一番大切なことです。極論になりますが、技術、フィジカル、メンタルというのは選手自身でも伸ばせます。でも、サッカーの遊び方は、知っている人に提供してもらうことで知識がつくものではないでしょうか。選手たちは戦術を理解しているからこそ、そこに自分の能力を積み上げることができるわけです」
 
 当然、選手個人の能力は、それぞれ異なります。テクニシャンと呼ばれる技術が卓越した選手もいれば、フィジカルモンスターと呼ばれるアスレチックスキルの高い選手もいます。もっといえばファイティングスピリッツで戦っている熱い選手もいます。けれども、どんなに卓越した能力が個人にあっても戦術(遊び方)を知らなければ、その能力は発揮できないものです。シュタルフ氏は「サッカーのやり方を理解しているからこそ、自分の能力を積み上げることができる」のだと強調します。
 
「だから指導者は遊び方のコツを教えてあげる。1対1のトレーニングであれば、何を意図しているのか、何を学んでもらいたいのかを教えることが重要です。僕は教えるための手法として、自分たちがどの“状況”をイメージしてトレーニングをしているのか、その状況で“何をやらないといけないのか”をセットに考えます」
 
 “状況”と“やるべきこと”をセットで教えることで、選手には判断材料が生まれます。自分の置かれている状況で何が求められているのかを理解している、あるいはセオリーを知っていることで、それをベースに判断して、自分の技術、フィジカル、メンタルを発揮できるようになるというものです。

1対1のマトリクスから、具体的な状況とやるべきことを考える
 
 講習会では、1対1の具体的な状況をワーキンググループで考えて発表しました。その結果、“攻撃”と“守備”が大分類となり、“エリア”(ゴール前、サイドなど)、“相手との距離”“相手の位置”“ボールの状況”がぶら下がりました。
 
【1対1の具体的な状況】
・攻撃と守備
・エリア:ジュニアではシンプルに伝えることを心がけ、横方向はサイドと中央、縦方向は前
線と自陣とする。
・相手の位置:背後、横、正面、斜め
・相手との距離:近い、遠い
・ボールの状況:前向きでボール持っているか、後ろ向きでボールを持っているか。
 
 この“状況”から「1対1のマトリクス」をつくるとたくさんのパターンができあがります。けれども、実際の指導の現場では実践できる時間は限られています。
 
 そこで「自分の教えているチームで、どうしても欠かすことのできない1対1のシーン」に照準を合わせて、1年間に練習できる分量に絞っていきます。選定した“状況”に対しては“やるべきこと”を理解し、さらに“やるべきこと”に求められる能力を整理します。シュタルフ氏は状況を絞るための大切なポイントとして「年齢特性を考えること」をあげます。
 
「ジュニア年代の子どもは攻撃が好きです。あまり守備にウエートを置いても、サッカーを楽しくやることや、ボールにたくさん触れる機会をつくるうえでマイナスになります。攻撃の練習のほうがボールに触れる回数は多くなるので、技術も自然と身につきやすくなります」
 
【1対1の具体的な状況とやるべきこと】
<状況>
中央での攻撃(相手の位置は正面、距離は遠い、前向きにボールを持っている)
 
<やるべきこと>
・相手に向かってドリブルしていくことで主導権を握る
・斜めに持ち出して抜きたい方向とは逆に相手を動かす
・なるべくスピードに乗る
・細かいタッチでボールを運ぶ
・相手との間合いを詰めて、相手が動いた瞬間に逆を突く
・相手を動かすためにフェイントを挟む
 
<求められるテクニック>
・細かいタッチのドリブル
・スピードドリブル
・ボールから顔を上げて運ぶ技術
・方向転換に必要なフェイント
 
<求められるフィジカル>
・細かいドリブルのためのアジリティ
・直線的に走るスピード
・素早い重心移動
・身体をぶつけられたときのバランス力
 
<求められるメンタル>
・ミスを恐れない強いメンタリティ
・ドリブルで仕掛ける自信
・駆け引きを楽しむ心
・相手の重心移動を見逃さない集中力
 
 こうして選定した「具体的な状況とやるべきこと」をトレーニングに落とし込んでいくわけです。
 
 座学の最後にシュタルフ氏は、トレーニングに対して大事にしている考えとして「トレーニングとはゲームに向けて準備をするものだと思っていますので、ゲームに近い状況をつくっています。また学習プロセスとしては段階が必要ですので、いきなり難しいものではなく、ステップアップしていくようにしています。あとは集中力が切れている状態での習得は難しいので、集中力が高い状況になるようなトレーニングの構築をして反復させています」と教えてくれました。
 
 グループワークを中心とした座学のあとは、屋外のコートで、座学の例としてあげられた「中央での攻撃」を“状況”にしたトレーニングの実践が行われました。難易度のつけ方、子どもたちが飽きないような工夫の仕方、1対1のシーンで突破できても、それが偶然であった場合の戦術(遊び方)の教え方などがレクチャーされ、実践後にはイベントルームに戻って「振り返りの時間」も設けられました。
 
 ところで、今回のシュタルフ氏の講義はこんなひと言から始まっていました。
 
「みなさんに、私の考えていることや注意していることを共有してもらうと同時に、みなさんからのアイデアや考えもこの場で共有して、お互いに今後のヒントが見つかるような時間にしていきたいと思います。いつ質問してもらってもOKです」
 
 その言葉のとおり距離感の近い講習会でした。シュタルフ氏は「振り返りの時間」でも受講者の感想や質問に一つひとつ丁寧にコメントし、気がつけば終了予定時間を大幅にオーバーしていたのです。
 
 現在、シュタルフ氏の率いるY.S.C.C.横浜はシーズン真っ只中です。そんな現役のJリーグ監督から近い距離で話を聞くことができ、受講者にとっては貴重な時間となったのではないでしょうか。シュタルフ氏の人柄とサッカーに対する熱い想いを感じることのできた講習会でした。

FFA 第31回堺整形外科杯福岡県 U-15サッカー選手権大会 2次ラウンド 最終結果

FFA 第31回堺整形外科杯福岡県 U-15サッカー選手権大会
2次ラウンド 最終結果

http://fukuoka-fa.com/wp-content/uploads/sites/3/2019/10/19%E7%9C%8CU15%EF%BC%9A11-1%E8%A9%A6%E5%90%88%E7%B5%90%E6%9E%9C2%E6%AC%A1R%E2%91%A3.pdf

優 勝 ギラヴァンツ北九州
準優勝 筑後サザン
第3位 福岡BUDDY
第3位 ルーヴェン福岡


第31回高円宮杯佐賀県ユースU-15
サッカー選手権大会
 結果

http://www.saga-fa.com/wp/wp-content/uploads/2019takamadou15_t1008.pdf

優 勝 VALENTIA
準優勝 FCレヴォ―ナU15
第3位  DESAFIORA.FC
第3位 FC VALOR 唐津

KYFA 第31回九州U-15サッカー選手権大会 
兼 高円宮杯JFA第31回全日本サッカー選手権大会九州予選 
長崎県代表決定戦


http://www.nfa.or.jp/koshin_images/files/2019u15nfal_finals_result_1015.pdf

決勝戦 10月19日(土)
長崎南山中学校vsV・ファーレン長崎U-15

高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2019 熊本プレーオフ
https://kumamoto-fa.net/match/res/images/2019/10/08/531a855ff8f4f95572136c30ef8c245b0d7d0216.pdf

日程:2019年10月12日(土)・19日(土)/予備日20日(日)
会場:上天草市松島総合運動公園人工芝サッカー場(アロマ)

ブレイズ熊本U-15 vs FCKMARRYGOLD AMAKUSA

2019高円宮杯JFA第31回全日本U-15サ ッカー選手権大会九州予選
宮崎県代表決定戦
 結果
https://www.juniorsoccer-news.com/post-598250

優 勝:セントラル宮崎
準優勝:セレソン都城
第3位:アリーバ、太陽宮崎

KYFA 第31回九州U-15サッカー選手権大会 
鹿児島県代表決定戦 組合せ

201910142201004144.pdf

10月19日(土)・20日(日)
A:桷志田サッカー場A
B:桷志田サッカー場B


高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ 2019 九州 勝敗表
http://www.jfa.jp/match_47fa/109_kyushu/takamado_jfa_u15_2019/kyushu_1/schedule_result/pdf/League.pdf

10月19日(土) 佐賀市健康センター

13:00~サガン鳥栖U-15(クラブ日本一)vs日章学園中学校(中体連日本一)

11:20~ ルーテル学院中学校(熊本)vsサガン鳥栖唐津(佐賀)

以上

各県の情報です。

Enjoyサッカーなべ

第31回九州U-15サッカー選手権大会
兼 高円宮杯JFA第31回全日本U‐15サッカー選手権大会九州予選

11月2日・3日・4日
長崎県大村市古賀島スポーツ広場、佐賀県総合運動場球技場他

応援される人の共通点は「他者の成功を喜べること」

他者の成功を
「自分たちの成長のエネルギー」に
変えることができる選手もいれば、
  
他者を成功を批判し、
素直に祝福することができないことが
できない選手もいます。
 

応援される選手の共通点は
どこにあるでしょうか?

子どもたち選手と目指しているひとつの目標は、
「応援される選手になる」ということです。

「あの人ばっかり目立って腹が立つ」
「あいつらズルしてたもん!」
「あんなチーム、負けちゃえば良いのに」

思うような成果をあげることができなかったとき、
成長が止まってしまったと感じたとき、
スランプに陥っているときは、

自分の取り組み方よりも、
相手やまわりのことの方が気になります。

ましてや、
まわりの成功を喜ぶなんてもってのほか。

本来であれば、
他者の成功を
自分たちの成長のエネルギーに
変えることができれば良いのですが、

試合が終わったあとも他者を批判し、
素直にまわりの成功を喜ぶことができないことも
あるかもしれません。

こうした考えや思いは、
どんな心の状態のときに起こりやすいでしょう。



それは、
僕らの「心が満たされていないとき」です。



自分自身を認め、
自分がやっていること、
取り組んでいることを続けていけば、

自分にも起こりうることだ!
自分も成功の道に進んでいるんだ!

と、まわりの人の成功も「励み」や「刺激」として、
受け止めることができます。



けれど、
自分自身を認めることができず、
心が満たされていないときは、

まわりや相手を
批判的な目で見つめ、
ときには妬みや攻撃的な言動が
生まれてきます。



己が努力、行動を起こさずに
対象となる人間の弱みを口であげつらって、
自分のレベルまで下げる行為、
これを「嫉妬」というんです。

一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。
本来なら相手に学び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。
嫉妬している方が楽だからな。
ー立川談春



嫉妬することは自然な感情でもあり、
悪いことだとはいいきれません。

けれど、
嫉妬心をまき散らす選手と
相手の成功を喜べる選手とでは
どちらが応援される選手に近づくでしょう?

また、
僕ら大人も同様、
嫉妬で渦巻くチームと、
相手の成功に拍手を送れるチームと、
どちらのチームに子どもたちを預けたいでしょう?



「最近、うまくいっていることは何があるかな?」

「自分のどんなところが好きだろう?」

「自分で自分を誇れるところはどこだろう?」



自分で自分を満たし、
自分ののことを認めることができていれば、

他者を否定したり
他人から一目置かれたい、
自分をよく見せたい、という欲求が薄くなります。

「あの人は望んでいたものを手に入れたんだ!
 よかったな。ぼくもさらに頑張ろう」

と、
素直に受け止めることができるはずです。

応援される選手は
心から相手を応援することができる人です。

子どもたち選手と一緒に、
自分を認め、他者の成功に拍手を送り、
応戦される選手、応援されるチームに近づきましょう。

◎この記事のポイント
・他者の成功を喜べる自分になるためには、自分を認め、自分を満たすこと
・嫉妬はどこから生まれているか?を知る
・他者を否定する自分に気づく

◎この記事のしつもん
・自分のどんなところが好きですか?
・自分で自分を誇れるところはどこだろう?
・最近、うまくいっていることは何がありますか?

以上の藤代さんより


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戦術を語る前に、指導者が目を向け考えるべきこと

Facebookつながりから…

スポーツを通して子ども達に携わる者として、その種目のことだけを知っていて、
そのことだけを考えていればいいのだろうか。
決して、そんなことはないだろう。

自分はサッカー指導者という立場なので今回はサッカーにフォーカスを当てて書くけれど、
サッカーの育成に携わって26年になるが、残念ながら「この人サッカーのことしか知らないんじゃないか」
「この人、サッカーのことしか興味がないんだろうな」という人に、これまで散々会ってきた。

日本で「サッカー指導者」をしている人達は、
あまりにもサッカー以外のことに対する認識、興味、そして知識と見識がなさすぎる。

たぶん、日本の7割の指導者は、社会のことも政治のことも歴史のことも世界のことにも、
一切興味も知識もない人なんじゃないか。

これは自分が実際に多くの指導者と接してきて嫌というほど感じた肌感覚でしかないのだが、正直、肌感覚が一番当たる。

サッカーのことしか知らない
サッカーのことしか話せない

これは逆に、サッカーのことを何も知らず、
サッカーのことを話しているようで実は本質とまるでズレたことを話している、と言っていいと思う。

サッカーは、社会や政治、歴史、そして世界から決して切り離せない。
むしろ、密接にリンクしているものだ。

週末の試合の勝敗を気にしたり、最新の戦術を研究する前に

目の前のことだけに囚われてはいけない。

僕らは子ども達の未来に触れているのだから、
今生きているこの社会がこれからどう推移していくのか、
そしてどんな社会にして子ども達にバトンを渡さなければいけないのかということを考えていくのは、
指導者だろうがなんだろうが、大人として最低限の役目だろう。

僕ら大人がもっと社会に目を向け、社会に入っていき
、社会をよりよく変えていかなければいけない。

そんなの政治家に任せておけばいいという無関心主義は大人として致命的にダサい。

これからは外国人の人達と関わる機会も増える。
移民もたくさん入ってくる。

新自由主義に向かう政治のおかげで富裕層と貧困層の差は広がる一方で、
今では「子どもの貧困」も、決して目を離せない問題になってきている。

弱者に目を向け、少数の側に寄り添い、
自由と多様性だけは何が何でも死守しなければいけない。

僕はサッカーこそ、そしてサッカーに関わる者こそが、
そのイメージリーダーにもなり得るものだと思っている。

サッカー以外に、僕らに何ができるのか。

自分が担当する学年の週末の試合のことや最新の戦術を研究することばかりに夢中になっていては、
子どもに関わる大人として、決定的に何か欠けている。

決してサッカーから切り離せない、大切なもの

同じ神奈川で活動する指導者で、屋良さんという方がいる。

屋良さんはブラジルやコロンビア、エクアドルでプロ経験もあり、
今は小学生のスクールとジュニアユースのクラブチームを運営していているのだけれど、
数年前にはJFAからシリアに派遣されて、現地のアカデミー、そしてシリアA代表のコーチまで務めた。

自分では到底及ばない、数々の経験と修羅場をくぐってきた方でもある。
自分が尊敬する、数少ない指導者の方の一人だ。

その屋良さんのクラブとよく練習試合をさせてもらうのだけれど、
毎回毎回、お互いのゲームを観ながら、ピッチ横で屋良さんと色んなことを話す。

その時に話すことは当然サッカーの話から始まるのだが、
話をしているうちに、話の内容がどんどんどんどんサッカーから離れていく。

日本の教育のこと、社会のこと、政治のこと、歴史のこと、そして世界のこと…

目の前のピッチでお互いの選手達がサッカーをしているその横で、
それを肴にサッカーについて話し始めたはずが、話が進むにつれて、
社会情勢や世界情勢、政治や歴史、教育の話になっていく。

「話がサッカーから離れていく」
と書いたけれど、これは間違った言い方でもあってこれら全部、
サッカーとは切り離せないんですよ。絶対に。

だからこそ、自然にそんな話になっていくわけです。

目の前でプレーしている選手達のパーソナリティーや性質は、現在の教育の問題点からは切り離せない。

今現在、僕らや選手達を含めこうして生活していて何不自由なくサッカーをしているのは、
これまでの歴史がつくってきたもので、現在の社会の中で、政治の下で、僕らは生きている.
選手達はこれから大人になり、社会人となり、自分の力で生きていかなければならなくなる。

僕ら指導者も歳を取り、やがて老後を迎える。

ほら、僕らの現実、生活、未来は、政治と社会の問題からは避けて通れないでしょう。

そして歴史にも、目を背けるわけにはいかない。

昔の日本人がしてきたことを僕らは背負って生きていかなければならないし、
後世に語り引き継いでいく義務がある。

サッカーは世界と密接に繋がっている

サッカーは世界中で一番愛されているスポーツであり、
一番多くの人々を熱狂させるスポーツであり、文化でもある。

だから、こと日本だけを見てサッカーは語れないし、
サッカーをしているつもりになってはいけないんだと思う。

サッカーは、世界と密接に繋がっている。
あの国ではなぜあんなにサッカーが愛されているのか。

あの国の人はこういう歴史があって、気質があって、こんな文化があって、
その中にサッカーがあって…と、国や民族の数だけ、サッカーというフィルターを通して語れる。

例えば屋良さんが行っていたシリアは、
屋良さんがいた頃まではとても平和で、のどかな国だったという。

それが今では、内戦の果てに国はボロボロになり、未だにアサド政権は国民を蹂躙し続けている。

今この記事を書いている最中には、トルコ軍はシリアに侵攻を始めた、というニュースも入ってきた。

W杯のアジア予選やアジアカップで、日本もシリアとは何度も戦ったでしょう。

内戦中でも、シリア代表は日本に試合をしに来ていた。

「僕らのサムライブルー!」が満員の埼スタで試合をし、みんな陽気に応援しているその一方、
このシリアという国は、今なぜ内戦となってしまったのか、
その最中に、どうして日本に試合をしに来られるのか、
この選手達は、どういう経緯の中で選ばれた選手達なのか。

そんなことを想像したり、同じサッカーファミリーとして想いを馳せたり、
実際に調べたりした「サッカー指導者」は、果たして何人いただろう。

見識、見解、良識を持たないのは、大人として恥ずかしい

サッカー以外のことに興味や知識がないことよりも、
一番やばいのは「見識と見解」がないこと。

香港でのデモについて、どう思いますか?
憲法改正、するべきだと思いますか?
原発再稼働、賛成ですか?

安倍政権、支持しますか?
消費税増税について、どう思いますか?

子ども達がこれから大人になる日本、今のままで大丈夫だと思いますか?
日本が過去にアジア諸国に対ししてきたこと、説明できますか?
最近の日韓問題、どう思いますか?

日本は、10代から30代までの死因の一位が「自殺」だって知ってますか?

こんな国、先進国では日本だけ。
この現実と現状について、子どもに携わる者として、どう思っていますか?

例を挙げればキリがないけど、例えば上記の問題について、皆さん、どんな見識と見解を持ってますか?

全てわかりやすいキャッチーな問題。
見識といわずとも、一つ一つの問題について自分はどちらの側に立つか、くらいのスタンスは持っている大人でいてほしい。

見て見ぬ振りはできない。
僕ら大人が真剣に考え、どうにかしなきゃいけない近々の問題。

これら全部、僕らや子ども達の未来と密接に繋がってる話ですよ。

日韓問題で言うならばSNS上でも、
そして残念ながら自分の周りにも「嫌韓」を公然と語るサッカー指導者が一定数以上いる。

嫌韓だけでなく、過去に日本がしてきたことをどうしても認めたくない、歴史修正主義者の人もいる。

在日という言葉を差別的ニュアンスで使う人がいるけれど、
僕らが思う以上に、在日の人って多いですよ。

その人が携わっているチームの子ども達の中にも、「在日」の子はおそらくいる。

「僕のコーチは、僕のおじいちゃんやお父さんの国のことが嫌いなんだ、差別してるんだ」
と知ったら、その子はどういう思いになるのだろうか。

そういう想像力は指導者として以前に大人として欠かせない資質だろう。
差別をせず、差別を嫌い、差別をなくす。こんなことは、人として最低限の良識だ。

国籍や民族、ルーツで人を差別したり見下したりするような人物は、
スポーツや子どもの世界にはいるべきではない。

しかしそのような人物が残念ながらこの業界にも増えてきていることに、僕はとても危機感を抱いている。

サッカーしか知らないコーチに、子どもを預けたくない

サッカーのことにしか興味がない
サッカーしか知らない、社会のことなんてどうでもいい
政治家に任せておけばいい
そんなことよりもバルサやマンチェスター・シティーの戦術を知る方が大事だし!
僕はサッカーのことしかわからなくて…
難しいことはちょっと…

そんな指導者に、子どもを預けたいだろうか。

台風19号で60名以上の死者が出てしまった中、「台風で試合潰れちゃったよ、ちぇっ…」
としか言えない指導者に、子どもを預けたいだろうか。

日本すごい!韓国なんて嫌い!
なんて平然と口にする指導者に、子どもを預けたいだろうか。
僕なら、そんな指導者には絶対に子どもを預けたくない。

そもそも、JFAの指導者ライセンス取得講習会で、
各自の歴史観、政治観、内外問わず社会問題についての見識を書かせたらどうでしょう。
一番下のD級から。

参加者同士、ディスカッションもしたっていいと思う。
たった2日、視野の確保がどうのファーストタッチがどうのなんて表面的なことを聞かされて簡単に取れちゃう資格なんて、ほぼ意味がない。

サッカー以外のことにしっかりと自身の見識を持つ大人が、
自制を効かせながら子どもに接し、サッカーを多角的に見ながら指導する…ということを、
もっとみんな真剣に考えたほうがいいのではないか。

ラグビーが教えてくれる理想の社会と、サッカー指導者こそがすべきこと

今、ラグビーのワールドカップが日本で行われている。
日本代表チームの登録選手31名の中で、海外出身の選手は約半分の15名。

日本国籍のない選手も7名いる。
日本を含め7ヶ国出身の選手達が一つになり、一緒になって戦ってくれている。

ラグビーは国籍主義ではなく協会主義、ということらしいのだけれど、
国籍は違えどその国にルーツがあったり、その国で何年か暮らしていれば「代表」になれる資格が生まれるらしい。
そういえば、韓国人の選手も一人いますよね。

ラグビーのこのアイデンティティーは、これからの社会の理想ではないだろうか。
日本がどうの、韓国がどうの、国籍がどうの、なんて言っている場合ではない。

サッカーは一番自由なスポーツで、主体性がなければ始まらなくて、多様性を感受できないとやっていけない。
国籍もルーツも肌の色も関係ない。

そんなサッカーというスポーツを通じて子どもに接していくサッカー指導者こそ、
もっともっと、社会で起きていることに関心を持ち、この社会の未来に関心を持ち、
人任せにせず、政治任せにせず、実際にアクションを起こしていくべきだと思うのです。

そんな背中を子ども達に見せることも、大人としての大事な役目なのではないでしょうか。

執筆者
久保田大介
LOBØS FOOTBALL CLUB(ロボスフットボールクラブ)代表。

「勇気、アドリブ、インテリジェンスと少しのユーモア」をコンセプトに指導しながら「サッカーを通じた子ども達の居場所づくり」を掲げ、クラブを運営している。様々な媒体で、育成に関連したコラムの執筆もしている。

以上

サッカーは、世界の共通語かもしれない。
ただ、サッカーだけが、スポーツの素晴らしさの全てではないということ。

たくさんの競技の素晴らしさから学ぶこと。
そこからの気づきを大切にしたい!

昔、アイザック・ドルというルーマニア人と出逢い、一緒にクラブでコーチをしてもらった。
ルーマニア語、フランス語、ロシア語、英語、日本語すべてを話せる外国人だった。

彼のプロデュースで海外遠征の機会をいただいた。
共産主義国家で民主主義に変革しようとしていたルーマニア。

独裁とも思える政権からのまさに脱却しようとしていた時期にだ。
町のあちこちには、銃弾のあとが生なましく…

バス移動の途中の交差点では、子ども達は裸足でカゴをもってお金を…
元ルーマニア代表のキャプテンが所属していた企業の宿舎をお借りし、いわゆるキャンプ地として
そこを拠点に活動をさせていただいた。

シャワールームのお湯は、茶色だったり、シャワーカーテンがなかったり。
元ルーマニア代表キャプテンのサッカースパイクには穴が空いていた。

明らかに物がないのである。
そんな中、地元のクラブでのカップ戦に参加させていただいた。

イワン・オブラメンコ杯。ルーマニアサッカーの英雄。

陸上競技場などで、リーグ戦形式の1日1試合の5チームによる総当たり戦の大会。
1日に1試合。空いた時間は、観光やショッピング。

試合結果は… というよりも…
日本ではありえないサッカー環境。

土砂降りの中の試合では…
完全AWAY状態。

ロスタイム15分???
接触プレーはすぐにファール???
相手コーナーキックは、5メートル内側から…???

ベンチからのアピールには、無視され…
ハーフタイムに選手に伝えたのは、変えれるのは自分たちだけ…だから…強い気持ちをもって…っと!

なんと、ハーフラインには警官が立っている。
こちらのチームを応援する者と相手サポーターとの言い争いが…

サッカーを取り巻く環境に対しても、普段、日本で経験しているものとは違う。

対戦したビトルールGPのユニフォームはバルセロナの青と赤の縦じま。
そこのクラブで育ったポぺスク(ルーマニア代表で元バルセロナキャプテン)から寄贈されたもの。

MFで小さいなだが、とても上手い選手がいた。
少しでも接触すると、すぐにファールと判断された。

不思議に思い、通訳を通じて、『なぜ、ひいき気味に笛を吹くの?』と質問したら…
帰ってきた回答は、『彼の未来を守らなければならない特別な選手だから…』と???

アウェイの洗礼を受けながらも、見事に勝利!

このチームで日本に帰る途中にオランダのAJAXとの試合をアムステルダムのAJAXのホームで試合をした。
試合内容は悪くはなかったのだが… INSIGHT(ゲームにおける判断力)の差を感じることができた。

負けたけど学ぶことが多かった試合だった。
そのチームは、日本に帰って、次の年代で、九州大会準優勝したのだった。

九州大会決勝では、大久保選手が所属していた国見中学校。
準決勝では、鹿児島県代表の桜島中学校。ゴールデンゴールでの勝利。

全国ベスト16。清水エスパルスに敗戦するも1点を返して終了。
たくさんの経験を私にいただいた。選手・保護者・クラブスタッフに感謝感謝。

国際交流の深さは大切だということ。
ラグビーワールドカップでも…選手たちは何を日本で感じているのだろう?

Enjpyサッカーなべ



先日、バドミントンの女子チームが筑紫地区で№1になったとの報告があった。
最近、Mコーチのアドバイスに変化が…

フットワークである。利き足ではなく…。
サッカーや剣道、走り方にも通ずる何かがそこにはある。

小学6年生の県の強化選手の成長も著しい。
素直に話を聞きながら、チャレンジする姿は美しい!

九州大会~全国も現実になってきた。継続は力なり。やればできる。

おおきな「夢」や「目標」はなくてもいい?

・こんな自分になりたい。
・こんな夢を実現したい。
・こんな目標を達成したい。
  
夢や目標、実現したいことを思い描き、
できるだけ具体的にイメージし、
身体全体で感じることによってやる気がこみ上げてきます。
  
それと同時に大切にしたいことが、
「目の前にある小さな目標」
  
遠くにある大きな目標を、目の前にまで落とし込んで、
「いまできること」を見つけることが重要です。

おおきな「夢」や「目標」はなくてもいい

「オリンピックで金メダルを取りたい」
「全国大会で優勝したい」
「地域を代表する選手に選ばれたい」
遠くにある目標を意識することによって、
子どもたちをそこまで運んでくれます。

こんな自分になりたい。

こんな夢を実現したい。

こんな目標を達成したい。
 

夢や目標、
実現したいことを思い描き、
できるだけ具体的にイメージし、
身体全体で感じることによって
やる気がこみ上げてきます。

遠くにある目標と同時に大切にしたいことが、
「目の前にある小さな目標」。
目標はあくまでも通過点。

遠くにある大きな目標を、
目の前にまで落とし込んで、
「いまできること」を見つけることが重要です。
 
結果を出しているアスリートほど、

「遠くにある大きな目標よりも、
 
目の前にある小さな目標を優先している」

というのが僕の体感知です。

ー 為末大
 
オリンピック選手の統計データによると、
子どものころからオリンピック選手を目指してきた人は、
全体の40%以下だそうです。

小さい頃から、
オリンピック選手になりたかったわけではない
ということですね。

けれど、
オリンピック選手になれた。

それは、
目の前にある小さな目標を
着実に乗り越えてきたからかもしれません。
 

「10年後、どんな選手になりたい?」
「そのために、まずはなにを達成する?」
「理想の未来を実現するために、今日、できることは何だろう?」
 
遠くにある目標を意識することで、
「いまできる小さな目標」の輪郭がはっきりとしてきます。

遠くにある目標を
いま思い浮かべることができなくても、
目の前にある小さな目標と
しっかり向き合っていくことによって、
自然と「遠くにある目標」が輪郭が際立ってきます。

子どもたち選手と一緒に、
目の前にある小さな目標に
しっかりと向き合っていきましょう。
 
◎ポイント
・遠くにある目標と同時に目の前にある小さな目標を大切にする
・遠くにある目標は思い描けなくてもいい
・目の雨にある小さな目標としっかりと向き合う
◎この記事のしつもん
・10年後、どんな選手になりたい?
・そのために、まずはなにを達成する?
・理想の未来を実現するために、今日、できることは何だろう?

以上 藤代さんより

ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍は、素晴らしいものがあります。
エディさんのラグビーは勝たせるラグビー。

そして、その土台をもとに、自分達で即座に考えることができる臨機応変に対応するラグビー。
どちらも正解だと思う。

トップダウン? ボトムアップ?
トップダウン+ボトムアップ?

チャレンジする姿は美しく、観る者に感動を与えてくれる。
スポーツの持つ力は、本当に大きい!

これも出逢いだということ。
春日市総合スポーツセンターのオープニングイベントで、ラグビー解説者の大畑さんとお話しをする機会があった。

クラブの中学生メンバーへのラグビー体験会を行なっていただいた。
すると、数名の選手たが見事なプレーを見せてくれた。

大畑さんと共通した内容は、サッカーもラグビーも育成年代指導で、
やはり、認知〜判断〜実行 の認知のことを言っていた。

地元春日市でキャンプをしていたアイルランドチームとの交流会でも、
コーチが選手と子どもたちとのラグビー体験での練習内容も認知判断が必要な
簡単なパストレーニングを行なっていました。

対角線にパスしながら、ぶつからないように交差して走る一見簡単そうだが、子どもたちも初めてやる練習でも、
みんなぶつからないように認知しながパスしながらランニングをしていたのだ。
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対面パスは、基礎パスコンとして良くやる練習ですが、
あえてぶつかりそうな状況では、練習しないことが今までのスタンダードです。

視野を広げ、認知しながらパスコンも工夫することが、これからは必要だと言うこと。
池上さんも、ドリブル練習では同様にぶつかりそうな状況下で、トレーニングをされていた。

当たり前なのかもしれない。
実際の試合では、交通整理は誰もしてくれない。
自分で気をつけてプレーするしかないのです。

Enjoy サッカーなべ

スポーツメンタルコーチに学ぶ!  子どものやる気を引き出す7つのしつもん
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「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニングハードワーク 勝つためのマインド・セッティング
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング
図解 ボトムアップ理論
図解 ボトムアップ理論

「経験しておきたい失敗」と「経験しなくていい失敗」

「失敗したくない」
「ミスしたくない」
「失敗させたくない」
その思いは、
「どのようにすれば失敗しないだろう?」
という問いを生み出し、
準備や段取りの質を高めてくれます。

質の良い準備は
「想定外」を「想定内」にし、
落ち着いた心と行動を生み出してくれます。

けれど一方で、
ぼくたちは失敗しないとわからない生き物でもあります。

段差を踏み外したり、
ケガをしたり、
失敗したときに
はじめて学びを深めることができます。

子どもたちと接する際、
「失敗させたくない」という思いが強すぎると、
どんなことが起きるでしょう。

「経験しておきたい失敗」もあれば、
「経験しなくて良い失敗」もあります。

ぼくたち大人は、
この2つをしっかりと区別して、
子どもたちに接することが重要かもしれません。

そうでないと、
失敗しないように、
道から外れないように、と
子どもたちが歩く先にレールを敷き、
そこから外れないことだけに
エネルギーを注いでしまい、
本当の学びや創造力や発想力などを
奪ってしまうこともあるからです。
 
未来に向かって敷かれたレールはない。

道は自分でつくるものである。

仕事においても、人生においても、
わたしはこれまでそう信じて、
仕事を続け、生きてきました。

レールとは、
ふと振り返ったときに、
自分が歩んできた結果として
敷かれているものです。
ー 鈴木 敏文(セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長)
 
「失敗させたくない」
この思いは尊く、
愛情から生まれているものです。

ですので、
その思いを否定する必要はありません。

けれど、
僕たち大人が持ち合わせたい問いは、
「どのようにすれば失敗しないだろう?」
だけでなく、
「どのようにすれば、子どもがなりたい自分に近づけるだろう?」
「そのために、ぼく(わたし)ができることは何だろう?」
というものかもしれません。

レールを先に敷くことで、
道しるべとなり、安全に歩くことができます。

けれど、
安全な道を歩くだけでは、
本当の成長はありません。
子どもたちに
成長の機会ときっかけを与えましょう。
 
〇ポイント
・失敗したくないという気持ちは準備の質を高める
・過剰な「失敗したくない」は緊張を生む
・失敗する体験から学べることがある
・「経験しておきたい失敗」と「経験しなくていい経験」を整理する
 
〇この記事のしつもん
・どのようにすれば失敗しないだろう?
・どのようにすれば、
 子どもがなりたい自分に近づけるだろう?
・そのために、
 ぼく(わたし)ができることは何だろう?

以上 藤代さんより

最近、ボールを忘れてしまった件。
経験から学ぶこと。

具体的にって言っても、なかなか自分でイメージできないことがありますが、
寄り添ってサポートすると、だんだんと!

本当の優しさとは?
大人が全てを段取すること?
でも、いろんなことが起きた時は?どう対処しますか?

Enjoy サッカーなべ

サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本
サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本

「成績も性格も良い子」は家ではダラダラしている!? 

面白い記事があったので紹介させていただきます。

「自宅でくつろげない子」が将来困るワケ


学校に塾に習い事……。
子どもたちは、大人に負けないくらい忙しい日々を送っています。

疲れた心と体を休めるためには、家が子どもにとって安心してくつろげる場所でなければなりません。

しかし最近は、家でくつろげない子どもが増えています。
今回は、家でくつろげない子どもが増えている理由や、子どもがくつろげるようにするためのポイントをご紹介しましょう。

「家でくつろげない」子どもが増えている!?
ベネッセ教育総合研究所が、2013年11月に全国の小学5年生~高校3年生を対象に実施した「第2回 放課後の生活時間調査」によると、
「忙しい」と感じている小学生は51.2%、「もっとゆっくりすごしたい」と感じている小学生は74.2%もいました。

また、同研究所が2017年に行なった「学校外教育活動に関する調査」では、
小学生の約8割が、スポーツや楽器のレッスンなど、何らかの習い事をしているという結果も出ています。

このように、現代の子どもたちは、日々の学校に加えて、放課後に塾や習い事が入っている場合が多く、
家でゆっくりと過ごす時間が限られているのです。

「家でくつろぐこと」が子どもの成長に欠かせない理由
教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、「ぼーっとする時間」は人間の成長にとても重要なものだと述べています。

「ぼーっとする時間」は人間の成長にとても重要なものです。
そういう時間があって、「暇だな」「なにをして過ごそうかな」と子どもははじめて自発性を発揮します。

そして、「じゃ、本を読もう」「映画を観よう」などと考える。
そこで、「なにをしているときに自分は幸せなのか」と知る。
それが「人生の羅針盤」になるのです。

その羅針盤を持たないまま成長すると、
人生のあらゆる場面で進むべき方向を自分で決められない人間になってしまいます。

たとえどんなに優れた能力を秘めた人間であっても、
その能力を使うこともできないでしょう。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|
「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには “決定的に足りない” 時間がある)

家でくつろぐことは、たくましく生き抜いていくための決断力や自立性にも影響するといえるでしょう。
先の見えない社会を生きていく子どもたちにとって、「ぼーっとする」ことは非常に重要なのです。

また、テレビやパソコンなどの外部からの刺激をシャットアウトしてぼーっとすると、
脳が「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という活動をするようになり、
今までに蓄積した知識を前頭葉にたぐりよせる訓練になるそうです。

精神科医の樺沢紫苑氏いわく、このDMNによって情報が整理されることで、
新しい発想が生まれやすくなるそう。

子どもの発想力を伸ばすためにも、ぼーっとする時間は重要なのです。

子どもが家でくつろげないのは親のせい!?
子どもが家でくつろげないのは、塾や習い事で多忙な日々を送っていることが関わっています。
その背景には、親の「自分自身の不安を解消したい」という思いがあるようです。

前出のおおた氏いわく、親は子どもにたくさん習い事をさせることで「この子はちゃんと生きていけるだろうか……」
という自分自身の不安を解消しようとしているのだそう。

しかし、これから子どもが生きていく時代は、親世代の価値観では通用しない部分も多いため、
親が「こうしたほうがいい」と考えて子どもに習い事などをさせることは、
あまり意味がないとも言えるそう。

習い事は、子ども自身が本当にやりたいのかどうかをしっかりと判断することが大切です。

子どもが家でくつろげるために親ができること
最後に、子どもが家でくつろげるようになるためのポイントを紹介します。

■子どものスケジュールを見直す
前述の通り、習い事や塾などで多忙な日々を送ることは、子どもが家でくつろぐ時間を減らしてしまいます。
子どもと相談しながら、習い事や塾、学童保育の日程を見直してみましょう。

親の仕事の都合などでどうしても難しい場合は、休日には目一杯ぼーっとする時間を与えることが大切です。
 
■だらけることは「子どもの心身の回復」であることを理解する
国立大学附属学校・小学校教諭の松尾英明氏いわく、
「学校で、成績だけでなく人格的な面も含めて『本当にすばらしい』と賞されるような子どもは、
じつは家庭でダラダラしていることが多い」のだそう。

松尾氏は、子どもは本来自由で制約のない存在であるため、
ルールの多い社会では心身ともに “不自然な状態” を求められている状態だと言います。

そこから回復するためには、家でぼーっとする時間を過ごすことが重要であるとのこと。
ぼーっとすることは、ただ怠けることとは違い、子どもにとって大切な時間であることを理解しましょう。

 
■子どもを「待つこと」を意識する
ぼーっとする時間が大切だとはわかっていても、
いつも家でダラダラしている子どもを見て「このままだらしない人間になったらどうしよう……」などと
不安になってしまう親は珍しくありません。

しかし、教育評論家の親野智可等氏は、ぼーっとしていたりダラダラしていたりする子どもを「待つこと」こそが大切だと言います。
親野氏いわく、子どもの成長には時間がかかるため
「今の状態を許したら、一生そのままになるかも」などと思う必要はないとのこと。

子どものやる気の芽が出るときを待ちながら、
子どもが「自分のことをわかってもらえている」
「受け入れてもらえている」「愛されている」と感じられるよう、
「○○ができてたね」「○○してくれてありがとう」などと子どもの小さな成長やちょっとした長所を褒めましょう。

こうして、親子の信頼関係を築いていくことが重要です。

すると、いずれ子どもがやる気になったときに、
親からの手助けやアドバイスをスムーズに受け入れるようになると、親野氏は言います。

***
家でぼーっとくつろぐ時間は、子どもの成長にとって非常に大切なものです。
日々のスケジュールや子どもへの接し方を見直し、
くつろぐ時間をたっぷりと確保しましょう。


文/田口 るい
(参考)
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|発想力がぐんぐん伸びる! 子どもの脳を休ませる “ぼんやりタイム” が必要な理由
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには “決定的に足りない” 時間がある
ベネッセ教育総合研究所|第57回「ゆとり」がない子どもたちの放課後-多忙な子どもたちの生活時間を考える-
ベネッセ教育情報サイト|子どもを許すとは、だらだらしているのをただ黙認していればよいのですか?【前編】[教えて!親野先生]
ベネッセ教育情報サイト|子どもを許すとは、だらだらしているのをただ黙認していればよいのですか?【後編】[教えて!親野先生]
ベネッセ教育情報サイト|何度言っても娘のだらしなさが直らなくて……[教えて!親野先生]
学研キッズネット|ぼーっとしている時間に頭は育つ
プレジデントオンライン|なぜ頭のいい子は家でダラダラユルユルか
ベネッセ教育総合研究所|学校外教育活動に関する調査 2017
新R25|スマホを触るのが一番ダメ。精神科医が教えてくれた、脳に効く「いいダラダラ」

以上

Enjoy サッカーなべ


やらなければいけないことは分かっているのに前に進めない。

「もっとうまくなりたい!」
そんな子どもたちの願いが
実現に向かうためには、避けて通れないものがあります。
それは、行動をすること。

どんなに「うまくなりたい!」と心の中で願っていても、
行動に移さなければ、
叶えられるものも叶わなくなってしまいます。

けれど、
僕らはついつい「やらない理由」を考えてしまいがち。
必要な行動はわかっているのに、
「時間がない…」
「お金がない…」
「あとでやろう」
と、
実際に行動に移すことをためらってしまいます。
   

じっくり考えろ。

しかし、
行動する時が来たなら、

考えるのをやめて、進め。

ー ナポレオン(フランス皇帝)
  
  
「こんなことをやってみよう」OK
というアイデアや考えを行動に移すと、
その行動に見合った成果を手にできます。

もちろん、
そこには成功するものもあれば、
失敗するものもあります。

けれど、
行動してみてはじめてわかることも
たくさんありますよね。
  
成長するきっかけは、
いつも行動から。
  
「いまできることは何だろう?」
頭で考えすぎると
行動に移せないことがあります。

「あれはどうしよう」
「失敗したら嫌だな」
「うまくいかなかったらどうしよう」
不安を解消するアイデアを考えたら、
一歩前に進んでみましょう。

完璧を求めていると、
いつまでたっても行動に移すことはできません。
オムレツを作りたければ
まず、卵を割らなくてはいけないように、
頭の中にある考えやアイデアを行動に移しましょう。
 
◎ポイント

・アイデアも行動にうつさないとないものとおなじ

・行動が成長につながる

・目標を達成するために、いまできることは何だろう?

以上 藤代さんより

自分でも良くあることだが…
優先順位を考えながら。

Enjoyサッカーなべ

子どもはもちろん「親の自己肯定感」まで育つ!? 家庭でペップトークを始めよう

子どもはもちろん「親の自己肯定感」まで育つ!? 
家庭でペップトークを始めよう


子どもの教育やビジネスにおける人材育成、スポーツの現場などで活用されている「ペップトーク」を知っていますか?

このペップトークを家庭でも取り入れると、
子どもの成長に良い影響をもたらすといわれています。

今回は、ペップトークの概要や、具体的な方法について紹介しましょう。
子どもにネガティブな言葉をかけていませんか?

「早くして!」
「そんなこと言っても仕方ないでしょう!」
「○○ちゃんはできるのに、なんであなたはできないの!」
「もう、また失敗して……」

お子さんに向かって、このようなことを言ってはいませんか?

 家庭教育の専門家である田宮由美氏いわく、親の言動のなかで、
子どものペースを否定して急かすようなものや、
子どもの気持ちを認めないようなもの、子どもを兄弟・姉妹や友だちと比べるようなもの、
子どもの失敗を責めるようなものが多いと、子どもの自己肯定感はどんどん低くなってしまうそう。

内閣府が2019年6月に公開した令和元年版「子ども・若者白書」によると、
日本の若者の自己肯定感は、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの若者に比べて最も低いという結果が出ています。

自己肯定感が低いと、自分に自信が持てなくなり、
周囲の人々との関係がうまく築けなくなってしまうこともあります。

育児や家事、仕事に追われていると、
どうしても子どもに対してネガティブな言葉がけをしてしまうこともありますが、
できるだけ控えるように心がけましょう。


ペップトークで自己肯定感を上げる!
子どもの自己肯定感を高めるためには、ネガティブな言葉がけをできる限り控えて、
ポジティブな言葉がけをすることが効果的です。

その際に役立つのが「ペップトーク」です。

ペップトークとは、もともとは、アメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行なう激励のスピーチのこと。
相手にポジティブなメッセージを伝えることによって、
不安や恐怖といったネガティブな気持ちを取り除き、
やる気や自信を生み出す効果が期待できます。

日本ペップトーク普及協会によると、ペップトークは日常のどんな場面でも取り入れることができ、
活用していくうちに、相手(子ども)はもちろん、
ポジティブな言葉がけをしている自分(親)の思考や行動も前向きになっていくという特徴があるそうです。

家庭でペップトークを始めよう!
日本ペップトーク普及協会専務理事の浦上大輔氏によると、
ペップトークは以下の4ステップを踏むことがポイントだそう。

* 受容(事実の受け入れ)
* まずは相手の状況を把握し、相手の気持ちを受け入れていることを伝えます。
* 例「緊張するよね」「したくないときもあるよね」「誰でも不安になるよ」

* 承認(捉え方の変換
* 1で受け入れたネガティブな気持ちをポジティブに捉えていきます。
* 例「たくさん練習していたよね」「ここまでできているなんてすごいね」

* 行動(してほしいことの変換)
* ネガティブな表現を使わずに、相手にしてほしい行動を具体的に伝えます。
* 例「まずは1ページだけ終わらせてみよう」「リラックスした状態でテストを受けよう」

* 激励(背中の一押し)
* 安心感を与える声がけや、背中を一押しする声がけをします。
* 例「何かあったら助けるからね」「君ならできるよ!」

さらに、ペップトークには
「ポジティブな言葉を使う」
「短い言葉を使う」
「わかりやすい言葉を使う」
「相手が言ってほしい言葉を使う」
「相手の心に火をつける本気の関わりをする」
  というルールもあります。

4つのステップと5つのルールを踏まえた言葉かけの例をご紹介しましょう。

子どもが宿題をするのを嫌がっているとき
「宿題するのが嫌なんだね。誰でも、やる気が出ないときがあるもんね」
「この前はしっかり宿題を終わらせていたよね。できるときもあるんだよね」
「とりあえず○時までやってみたらいいんじゃないかな」
「わからないところがあったら聞いてね」
 
子どもが習い事の発表会を控えてナーバスになっているとき
「初めての発表会だもん、緊張するのは当然だよね。お母さん(お父さん)も子どもの頃に○○を習っていたんだけど、発表会のときはすごく緊張したよ」
「レッスンの日に一生懸命練習してたところを見ていたよ」
「練習のときと同じようにやればうまくいくよ」
「あなたならきっとできるよ!」
 
子どもが友だちとケンカしてしまったとき
「○○くんとケンカしちゃったんだね。悲しいし、くやしくなるよね」
「きっと仲直りしたい気持ちがあるから、モヤモヤするんだよね」
「○○くんに怒ってしまった理由を説明してきちんと謝ってみたら、仲直りできるんじゃないかな」
「あなたの気持ちは○○くんにも伝わるよ」

***
子どもの自己肯定感を高め、親もポジティブになれるペップトーク。ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
文/田口 るい

(参考)
一般財団法人 日本ペップトーク普及協会|ペップトークとは
東洋経済オンライン|勝つために厳しくは必ずしも結果に直結しない ペップトークの活用でチームは劇的に変わる
ベネッセ教育情報サイト|オリンピック選手のコーチも実践! 受験生に効くペップトークとは?
TKCグループ|社員のやる気を最大限に引き出すショートスピーチの技術とは
All About|子どもの自己肯定感が低いのは親のせい?NG言動5つと高める子育て
内閣府|令和元年版 子供・若者白書


以上

今までの自分から!

自分自身もチャレンジするということ。

大切なことを子どもたちからの学び。

Enjoy サッカーなべ

サッカーとは喜びに溢れているもの

サッカーとは喜びに溢れているもの

素敵なプレー。
感動的なプレー。
勇敢なプレー。

それは、感情があり、感動があり、感謝があり、喜びに充たされていること。



表現できるという喜びに充たされていること。
ボールを上手く扱えるという喜びに充たされていること。
ゴールを奪うという喜びに充たされていること。
仲間と共有できるという喜びに充たされていること。
勝利を掴むという喜びに充たされていること。

教え学ぶものではなく、感覚的に一緒に動かすもの。または、動くという行為。



本当に大切なことは言葉にできない

サッカーは、歴史を辿るように変わらない競技としての本質的な要素や、流行を追いかけるファッションのように常に変化・発展していく要素を併せ持っている競技だと思います。


また、もしかすると、言葉で表現すること自体がそもそもナンセンスであると思われ、感覚や感情を充たすということからも、人類で最も愛されるスポーツであると認識しております。



魅力的な選手とは

そんな中で競技スポーツとして「魅力的なサッカー選手」とは?と問われ、1つの答えを表すならば、チームを勝利に導くプレーの中で、タイミングとスペースを操ることができる。こんな選手が魅力的であると思います。

勝つためにプレーするということ。敵を幻想していき、味方の良さを最高の状態で引き出せることです。



しかし、サッカーというひとつの競技スポーツとして考える前に、サッカーを行っているのは人間であるという点を忘れてはいけません。



それはどんなに覆い隠され、進化し、発展していったとしても、そこには人としての判断や感情が渦巻くということから逃れられないということも言えるでしょう。


その判断や感情が最も表現されやすい能動的な状況として自分がボールを保持している時があげられます。

当然、オフザボール時にも駆け引きはありますが、
それは、相手に対して行い、対応を変えるという受動的なものです。



優れたサッカー選手は相手を受け身にさせる

自分が行うことに対して無条件に相手を付き合わせることができる能動的な状態がボールを保持している時だと思います。

そのボールを持っている状態の時に判断や感情を瞬時に擦り合わせ、
表現することができる選手が優れたサッカー選手と呼ぶことができるでしょう。


ボールを持っている時間が長いか短いかは優れているかどうかに関係はなく、
少ないタッチで相手を自分達に付き合わせることができる局面もあれば、
長くボールを持つことによって味方の協力を増やし、相手をより受け身にすることもあるからです。


ただ、そういった相手の受け身である状態を増やしていける選手にとって必要不可欠な要素として、
ボールを意のままに扱えるといいますか、自分の意図したプレーを実行する際にミスが少ないことがあげられます。

当たり前ですが、ミスが多いと能動的に動けると考えるボールを保持している状態で、
その効果が大きく発揮されず、相手に大きな影響を与える可能性が少なくなり、
決定的な結果や成果が望めないと思います。



サッカーは誰でも楽しめる

社会には受動的な状態もあれば、能動的な状態も存在します。
当然、サッカーに於いても存在します。

私は、その中で何一つ無駄なく心の中に至るまでが表現されるスポーツがサッカーという競技であり、
その時代の社会や文化が凝縮されて表現されているような気がします。

また、どんな実力の人間でも楽しめるようなスポーツとして捉えております。


サッカーが上手いとはどういうことか…という難しい問題に答えをはっきり言うことは私にはできませんが、
人間のあらゆる魅力が凝縮されたサッカーにとりつかれた者の一人として、
皆さんと共に、これからも探求していく価値が大いにあるものだと思っております。



最後になりますが、人は人の欠けている部分を欠点と捉えがちですが、
私は、欠けているからこそ獲れることが多々あり、寧ろ、極端な言い方をすれば、
欠けてないと辿り着けないのではないかとも考えております。



例えば、協調性が欠けているからエゴイスティックなストライカーに育つことがあったり、
ある時期に足が速くないからとか、身体が大きくないから工夫という武器を手に入れて成長していく選手を沢山見てきました。



欠けているからこそ進歩でき、延いては誰にも真似できない個性的なサッカー選手に、
本当に上手いサッカーに育っていく可能性を秘めていると考えております。

引き続き、サッカーを愛する者が一人でも多く育っていきますように、これから先も子どもたちを見守っていきたいと思います。



プロフィール
岩佐 剛
1970年8月1日生まれ
(選手歴)
安芸府中SS~府中町立府中緑ヶ丘中学校~広島県立安芸府中高等学校~福岡大学
(指導歴)
中間SC~FC NEO~飯塚高等学校サッカー部
(現在)
学校法人嶋田学園 飯塚高等学校サッカー部アドバイザー 兼
NPO法人colour FOOTBALL CLUB NEO JUNIOR YOUTH 代表
北九州地域の育成年代のサッカーに携わり27年目を迎えております。

以上

共感です。

Enjoyサッカーなべ

前、中、後
中だけではないことに気づかないと、子どもが可愛そうだよ!

物事には、前、中、後がある。

人生でも、同じことだ。ということ。
出会いによる変化、進化、成長。

そこに気づかないと。

自分も生かされてているということ。

利他!
神様は見ていますよ!

お前のためにチームがあるのではない!

『絶対にあきらめない!
 スラムダンク安西先生の名言』
 
 
(1)
 
お前なぁんか
勘違いしとりゃせんか?
 
 
(2)
 
お前の為にチームが
あるんじゃねえ。
 
チームの為にお前がいるんだ!!
 
 
(3)
 
必ず何か
勝つ方法はあるはず...
彼らとて同じ高校生だ。
 
勝負に「 絶対 」は
ないのだから
 
 
(4)
 
もはや何が起きようと
揺らぐことのない、
断固たる決意が必要なんだ。
 
 
(5)
 
彼のプレイをよく見て...
盗めるだけ盗みなさい。
 
そして彼の3倍練習する。
 
そうしないと.....
高校生のうちには
到底 彼に追いつけないよ
 
 
(6)
 
桜木君 白状します
 
君の異変には
すぐに気づいていた
 
気づいていながら
君を代えなかった...
 
代えたくなかった
 
どんどんよくなる
君のプレイを
見ていたかったからだ
 
指導者失格です
 
あと少しで
一生後悔するところでした...
 
 
(7)
 
今のような、
開発の時代に人は
 
皆急いでいて、
何かを追いかけているみたいで、
 
道端には「競争」に
耐えられなかった人たちが
倒れていくのです。
 
こういう人たちを、
私は大切にし、
 
こういう人たちに仕え、
世話したいと
思っているのです
 
 
(8)
 
精神が肉体を越えはじめたか...
 
 
(9)
 
己の下手を知りて上手の一歩
 
 
(10)
 
まだ勝てると思ってるのは
私だけですか
 
 
(11)
 
そろそろ
自分を信じていい頃だ。
 
今の君はもう十分あの頃を
越えているよ
 
 
(12)
 
技術も・・・
気力も・・・
体力も・・・
持てるもの全て・・・
全てをこのコートにおいてこよう


お前のためにチームがあるんじゃねぇ。

チームのためにお前がいるんだ。


いろんな指導者がいます。
クラブの理念は、ひとつでも。

コーチの考え方で変わる。
ということ。

Enjoサッカーなべ

子どもはもちろん「親の自己肯定感」まで育つ!? 家庭でペップトークを始めよう

子どもの教育やビジネスにおける人材育成、スポーツの現場などで活用されている「ペップトーク」を知っていますか? このペップトークを家庭でも取り入れると、子どもの成長に良い影響をもたらすといわれています。

今回は、ペップトークの概要や、具体的な方法について紹介しましょう。

子どもにネガティブな言葉をかけていませんか?

「早くして!」
「そんなこと言っても仕方ないでしょう!」
「○○ちゃんはできるのに、なんであなたはできないの!」
「もう、また失敗して……」

お子さんに向かって、このようなことを言ってはいませんか? 家庭教育の専門家である田宮由美氏いわく、親の言動のなかで、子どものペースを否定して急かすようなものや、子どもの気持ちを認めないようなもの、子どもを兄弟・姉妹や友だちと比べるようなもの、子どもの失敗を責めるようなものが多いと、子どもの自己肯定感はどんどん低くなってしまうそう。

内閣府が2019年6月に公開した令和元年版「子ども・若者白書」によると、日本の若者の自己肯定感は、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの若者に比べて最も低いという結果が出ています。

自己肯定感が低いと、自分に自信が持てなくなり、周囲の人々との関係がうまく築けなくなってしまうこともあります。育児や家事、仕事に追われていると、どうしても子どもに対してネガティブな言葉がけをしてしまうこともありますが、できるだけ控えるように心がけましょう。

ペップトーク02

ペップトークで自己肯定感を上げる!

子どもの自己肯定感を高めるためには、ネガティブな言葉がけをできる限り控えて、ポジティブな言葉がけをすることが効果的です。その際に役立つのが「ペップトーク」です。

ペップトークとは、もともとは、アメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行なう激励のスピーチのこと。相手にポジティブなメッセージを伝えることによって、不安や恐怖といったネガティブな気持ちを取り除き、やる気や自信を生み出す効果が期待できます。

日本ペップトーク普及協会によると、ペップトークは日常のどんな場面でも取り入れることができ、活用していくうちに、相手(子ども)はもちろん、ポジティブな言葉がけをしている自分(親)の思考や行動も前向きになっていくという特徴があるそうです。

ペップトーク03

家庭でペップトークを始めよう!

日本ペップトーク普及協会専務理事の浦上大輔氏によると、ペップトークは以下の4ステップを踏むことがポイントだそう。

受容(事実の受け入れ)
まずは相手の状況を把握し、相手の気持ちを受け入れていることを伝えます。
例「緊張するよね」「したくないときもあるよね」「誰でも不安になるよ」
承認(捉え方の変換)
1で受け入れたネガティブな気持ちをポジティブに捉えていきます。
例「たくさん練習していたよね」「ここまでできているなんてすごいね」
行動(してほしいことの変換)
ネガティブな表現を使わずに、相手にしてほしい行動を具体的に伝えます。
例「まずは1ページだけ終わらせてみよう」「リラックスした状態でテストを受けよう」
激励(背中の一押し)
安心感を与える声がけや、背中を一押しする声がけをします。
例「何かあったら助けるからね」「君ならできるよ!」
さらに、ペップトークには「ポジティブな言葉を使う」「短い言葉を使う」「わかりやすい言葉を使う」「相手が言ってほしい言葉を使う」「相手の心に火をつける本気の関わりをする」というルールもあります。

4つのステップと5つのルールを踏まえた言葉かけの例をご紹介しましょう。

子どもが宿題をするのを嫌がっているとき
「宿題するのが嫌なんだね。誰でも、やる気が出ないときがあるもんね」
「この前はしっかり宿題を終わらせていたよね。できるときもあるんだよね」
「とりあえず○時までやってみたらいいんじゃないかな」
「わからないところがあったら聞いてね」


子どもが習い事の発表会を控えてナーバスになっているとき
「初めての発表会だもん、緊張するのは当然だよね。お母さん(お父さん)も子どもの頃に○○を習っていたんだけど、発表会のときはすごく緊張したよ」
「レッスンの日に一生懸命練習してたところを見ていたよ」
「練習のときと同じようにやればうまくいくよ」
「あなたならきっとできるよ!」


子どもが友だちとケンカしてしまったとき
「○○くんとケンカしちゃったんだね。悲しいし、くやしくなるよね」
「きっと仲直りしたい気持ちがあるから、モヤモヤするんだよね」
「○○くんに怒ってしまった理由を説明してきちんと謝ってみたら、仲直りできるんじゃないかな」
「あなたの気持ちは○○くんにも伝わるよ」
***
子どもの自己肯定感を高め、親もポジティブになれるペップトーク。ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

文/田口 るい

(参考)
一般財団法人 日本ペップトーク普及協会|ペップトークとは
東洋経済オンライン|勝つために厳しくは必ずしも結果に直結しない ペップトークの活用でチームは劇的に変わる
ベネッセ教育情報サイト|オリンピック選手のコーチも実践! 受験生に効くペップトークとは?
TKCグループ|社員のやる気を最大限に引き出すショートスピーチの技術とは
All About|子どもの自己肯定感が低いのは親のせい?NG言動5つと高める子育て
内閣府|令和元年版 子供・若者白書

子どもから学ぶということ

ある方の教えから

本田選手(監督)の持論では学校とは、、、

「好みを肯定する場」
ということでした。

そしてその役割として2つを挙げています。

1つ目として、

「それぞれの好きを見つけて肯定し、伸ばす手助けをする」
2つ目として、

「誰も一人では生きられない。仲間とともにあることを教える」
でした。

また、別のある方がおっしゃっていた言葉を思い出します。

それは、学校の先生のあるべき姿でした。



「教科書を教えるのではない」
。。。

「教科書で教えるのだ」

これらの言葉はそのままサッカーの現場にもあてはまります。

本田選手はこうも言っています。

好きなことをやるためには、

好きでないこともやるという現実も

教える必要がある。

サッカーで言えば、

大好きな攻撃をするためには

守備も頑張るといった所でしょうか。

さらに、好きな事のまわりには

・自分以外の存在、

・対立、

・話し合い、

・妥協点、

があること。

その時々でどう判断し、どう行動するのか。

もはや学歴が意味を持たない時代へとなりました。

自分という人間は

どういう人間で

何ができるのか?

それが大切と言っています。

私たちにできることとは?

サッカーだけでなく、
、、、

サッカーで教える。
、、、

ことなのでしょう。
あなたはサッカーで子どもたちに何を教えますか?

Enjoy サッカー なべ
フットボールサミット第8回 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
フットボールサミット第8回 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日

1対1へのこだわり

状況とやるべきことをセットで教えることで選手に判断材料が生まれる
 
指導をするときに大切な4つの要素
「戦術、技術、フィジカル、メンタル」

この4つが入り交じるのがサッカーであり、
サッカー選手としてのクオリティーを維持するためには欠かすことができないといいます。
 
「このうち、技術、フィジカル、メンタルは選手個人の能力ですが、戦術は別です。
僕は、サッカーというゲームの“遊び方”を戦術だと考えています。

どんな選手もここ(技術、フィジカル、メンタル)を伸ばしてあげるのは当たり前なのですが“遊び方”をしっかり教えてあげないとダメだと思います。
これが指導者にとって一番大切なことです。極論になりますが、技術、フィジカル、メンタルというのは選手自身でも伸ばせます。

でも、サッカーの遊び方は、知っている人に提供してもらうことで知識がつくものではないでしょうか。
選手たちは戦術を理解しているからこそ、そこに自分の能力を積み上げることができるわけです」
 
当然、選手個人の能力は、それぞれ異なります。
テクニシャンと呼ばれる技術が卓越した選手もいれば、
フィジカルモンスターと呼ばれるアスレチックスキルの高い選手もいます。

もっといえばファイティングスピリッツで戦っている熱い選手もいます。

けれども、どんなに卓越した能力が個人にあっても戦術(遊び方)を知らなければ、
その能力は発揮できないものです。

シュタルフ氏は「サッカーのやり方を理解しているからこそ、
自分の能力を積み上げることができる」のだと強調します。
 
「だから指導者は遊び方のコツを教えてあげる。
1対1のトレーニングであれば、何を意図しているのか、何を学んでもらいたいのかを教えることが重要です。

僕は教えるための手法として、
自分たちがどの“状況”をイメージしてトレーニングをしているのか、
その状況で“何をやらないといけないのか”をセットに考えます」
 
 “状況”と“やるべきこと”をセットで教えることで、
選手には判断材料が生まれます。

自分の置かれている状況で何が求められているのかを理解している、
あるいはセオリーを知っていることで、
それをベースに判断して、自分の技術、フィジカル、メンタルを発揮できるようになるというものです。

1対1のマトリクスから、具体的な状況とやるべきことを考える
 
 講習会では、1対1の具体的な状況をワーキンググループで考えて発表しました。

その結果、“攻撃”と“守備”が大分類となり、

“エリア”(ゴール前、サイドなど)、“相手との距離”“相手の位置”“ボールの状況”がぶら下がりました。
 
【1対1の具体的な状況】
・攻撃と守備
・エリア:ジュニアではシンプルに伝えることを心がけ、横方向はサイドと中央、縦方向は前
線と自陣とする。
・相手の位置:背後、横、正面、斜め
・相手との距離:近い、遠い
・ボールの状況:前向きでボール持っているか、後ろ向きでボールを持っているか。
 
この“状況”から「1対1のマトリクス」をつくるとたくさんのパターンができあがります。
けれども、実際の指導の現場では実践できる時間は限られています。
 
そこで「自分の教えているチームで、どうしても欠かすことのできない1対1のシーン」に照準を合わせて、1年間に練習できる分量に絞っていきます。選定した“状況”に対しては“やるべきこと”を理解し、さらに“やるべきこと”に求められる能力を整理します。

シュタルフ氏は状況を絞るための大切なポイントとして「年齢特性を考えること」をあげます。
 
「ジュニア年代の子どもは攻撃が好きです。
あまり守備にウエートを置いても、サッカーを楽しくやることや、ボールにたくさん触れる機会をつくるうえでマイナスになります。

攻撃の練習のほうがボールに触れる回数は多くなるので、技術も自然と身につきやすくなります」
 
【1対1の具体的な状況とやるべきこと】

<状況>
中央での攻撃(相手の位置は正面、距離は遠い、前向きにボールを持っている)
 
<やるべきこと>
・相手に向かってドリブルしていくことで主導権を握る
・斜めに持ち出して抜きたい方向とは逆に相手を動かす
・なるべくスピードに乗る
・細かいタッチでボールを運ぶ
・相手との間合いを詰めて、相手が動いた瞬間に逆を突く
・相手を動かすためにフェイントを挟む
 
<求められるテクニック>
・細かいタッチのドリブル
・スピードドリブル
・ボールから顔を上げて運ぶ技術
・方向転換に必要なフェイント
 
<求められるフィジカル>
・細かいドリブルのためのアジリティ
・直線的に走るスピード
・素早い重心移動
・身体をぶつけられたときのバランス力
 
<求められるメンタル>
・ミスを恐れない強いメンタリティ
・ドリブルで仕掛ける自信
・駆け引きを楽しむ心
・相手の重心移動を見逃さない集中力
 
 こうして選定した「具体的な状況とやるべきこと」をトレーニングに落とし込んでいくわけです。