Enjoyサッカー

アクセスカウンタ

zoom RSS 戦術とは?

<<   作成日時 : 2016/03/03 00:20   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

■心理学においても『サッカーの言葉』で選手たちに伝える

サッカーに必要な心理学をあなたは言葉で説明できますか? 

心や精神、そして意識的思考や無意識的思考といった脳の機能は、目で見ることができない。
そのような目に見えないものに対しては、抽象的な言葉で説明してしまいがちだ。

たとえば、ピッチの中で選手たちのプレーがうまくいかないとき。
指導者は『今日は集中していないぞ』や『選手たちは自信がないようだ』という。

「何かを言っているようで、具体的なことは何一つ言っていない状態」だという。
「集中していない、自信がないという言葉は一般的で、具体性がありません。


何かについて言っているようで、実は何も具体的なことは言っていないのです。
サッカーの指導をする上で大切なのが『サッカーの言葉』で選手たちに伝えることです。

試合の中で問題が起こったときには、それをサッカーの言葉で定義しないといけません。
そうしないと、サッカーの状況で解決しようと言うアイデアが生まれてこないからです。

サッカーの言葉で定義すれば、サッカーのトレーニングで解決することができます。
心理学においても、サッカーの言葉を用いることが重要です」(レイモンド氏)


試合中、選手の頭の中には様々な感情が生まれては消えていく。

行動は感情に支配されるものであり、0−2で負けていたチームが1点を返すと、
勢いがついて2点目、3点目を奪い、逆転するケースは世界中で起きている。

選手は試合中の様々な外的要因(敵、味方、審判、スコア、歓声...)により、
思考や感情に大きな影響を受けている。

しかし、外的要因に意識がそれると、プレーのパフォーマンスに大きな波ができてしまう。
「選手の思考をサッカーに向けさせる。
それが指導者のすべきこと」だと言う。

では、どうすれば外的要因に左右されず、
選手の思考を一つひとつのプレーに向けさせることができるのだろう? 

「フットボールブレイニング」の観点から、
次のようなトレーニング方法を提案する。


「たとえば、技術を身につけるトレーニングをするのであれば、
キックやドリブルなど、繰り返し同じ動きをすることは理にかなっています。

しかし技術を発揮するための、アクションに関する脳のトレーニングをするのであれば、
すべきことは反復練習ではありません。

反復とは真逆にある「たった1回」のシチュエーションにこだわったトレーニングです。

PK練習は1本だけ、フリーキックの練習も1本だけ。
1対1のトレーニングも1回だけ。
そして、失敗したらダッシュや腕立て伏せなどの罰ゲームを課します。

(我々のクラブでは、罰によるモチベーションのメンタルコントロールを推奨はしていませんが… 
 考え直したほうが良いのでしょうか? なべ)

そうすることで、それぞれのプレーに意識を向けざるを得ない状況を作り出す。
それがサッカーの脳トレーニング=フットボールブレイニングの方法のひとつです。」


■脳の機能も含めてフィジカル的に高い負荷をかける

脳と身体は切っても切り離せないものであり、身体は脳の指令をもとに動いている。

適切なトレーニング計画のもとに、トレーニングの中で選手たちに脳の機能も含めてフィジカル的に高い負荷(オーバーロード)をかけることで、能力を向上させていく。

それがレイモンド氏の理論だ。

オーバーロードトレーニングは、選手の身体だけでなく脳をトレーニングさせることにもなります。
なぜなら、脳も身体の一部だからです。

適切な負荷のかかったトレーニングをすることで、
脳は疲労を無視し『アクションを起こし続けろ』という指令を出すことができるようになります」


「全力でのプレーが100%だとすると、どの程度のパワーでプレーするかは脳が決めています。

たとえば、前半の立ち上がりは100%でプレーしていますが、
スコアが0−2、0−3と離れていくと、もうだめだと考え、
脳から『60%しか出さなくてよい』という指令が出ます。

それは決して、フィットネスのレベルが落ちたから良いプレーができなくなったのではなく、
脳の指令によるものです。

なぜなら、もしピッチにライオンが入ってきて、選手を追いかけたら、100%のパワーで逃げますよね。
つまり、フィットネスは十分にあるのに、脳からの指令により、出させないようにしているだけなのです」


選手のフィットネスが万全であるにもかかわらず、試合でそれを100%発揮できないのは、
脳からの指令によるところが大きい。


スコアや周囲の状況といった外的要因に左右されずに、
選手一人ひとりが「いますべきプレー」に意識を向け、爆発的なアクションの回数を増やして持続させていく。

それこそがトレーニングで求める部分であり、指導者が追求していく部分でもあるのだろう。

心理学を『サッカーの言葉』で説明するR氏の話は、脳の情報処理速度にまで及んだ。

科学的にサッカーのアクションを分析し、論理的な方法で選手を向上させる。
レイモンド氏の言葉の裏には、一貫して理論やファクト(事実)がある。

常に学び、実践する指導者が増えていくことで、日本サッカーの将来もより良いものに改善されていくだろう。

Raymond Verheijen
1999年にオランダ代表スタッフに抜擢されて以来、ヒディンクや、ライカールト、アドフォカート、ファン・ハールなどの名監督とともに、オランダ代表、韓国代表、ロシア代表、FCバルセロナなど世界各国さまざまなチームでサッカーのピリオダイゼーションを実践してきた。
サッカーに特化したピリオダイゼーションの分野における先駆者である。

■プレーのスピード、テンポを上げる3要素

サッカーを語る上で、欠かすことができないのが戦術だ。

日々、新たな戦術が生み出され、それを攻略するために、
新たな戦術が生まれることでサッカーは進化してきた。

戦術を「選手同士がコミュニケーションをとるためのツール」と定義する。


「試合中、ボールを持っている選手と周りの選手がコミュニケーションをとりますが、
そのもとになるのが戦術です。

選手同士でコミュニケーションをとり、状況を判断し、実行に移す。
それがプレーのサイクルです」


試合中のコミュニケーションは言葉だけに限らない。

身振り手振りで意思表示をする方法もあれば、走る方向、パスのコース、強弱など、
自分の考えを相手に伝える方法は無数にある。

このように言語的、非言語的なコミュニケーションをとることで、
選手同士はお互いにいまどのような状況かを認識し、共有する。

そして戦術をベースとし、選手達はアクションを起こす。

コミュニケーション、状況判断、実行のスピードが速ければ、プレーのスピード、テンポも上がる。

2010年の南アフリカW杯、2014年のブラジルW杯でチャンピオンになったスペイン、ドイツはここにあげた3つの要素を、代表チームレベルでは極限まで高めたチームだった。


「2010年のスペイン代表には、スタメンにペドロ、イニエスタ、シャビ、ブスケッツ、ピケ、プジョルと、
FCバルセロナの選手が6人いました。

2014年のドイツ代表にはバイエルン・ミュンヘンの選手が7人いました。

2010年のFCバルセロナと2014年のバイエルン・ミュンヘンを率いていたのが、ペップ・グアルディオラです。
彼は間接的に、2回W杯で優勝した監督と言えるでしょう」

近年、代表チームは活動の期間が限られており、
複雑化した戦術を浸透させるための時間が十分にあるとは言いがたい。

そこで、スペインやドイツはクラブチームをベースに代表チームを作り、
戦術的なオートマティズムを高いレベルに引き上げることに成功した。


■コミュニケーションを高めるトレーニング法

トレーニング時にコミュニケーションを高める方法として、次のような提案をする。

パスやポゼッション、フットボールコンディショニング、戦術練習といった、
どのようなトレーニングであっても、選手間のコミュニケーションを向上させるものであるべき
だと考えています。


たとえば、3人で行うトライアングルパス。

敵がいない状況のトレーニングは、単なるキックの実行の練習に過ぎず、
そこにはコミュニケーションもなければ、
いつ・どのような状況でパスを出すかという判断の要素もありません。

もしパスのトレーニングをするのであれば、ここに動いた時に、こういうボールが欲しいといった、
言葉を使わないコミュニケーションを高める要素もトレーニングするべきです」


具体的な練習のオーガナイズは、個々の指導者の感性に譲るが、考え方としては非常に合理的だ。

プレーの実行だけでなく、判断やコミュニケーションを同時に高める要素を追求することで、
トレーニングの質は上がる。サッカーに必要なのは機械的なプレーの実行だけではなく、

状況に応じた技術の選択や判断をともなった実行であり、
周囲と連動してボールを動かしていくことである。


「トレーニング中は、試合の中でコミュニケーションをとるべきポジションの選手を同じグループで扱います。

たとえば、4対2のポゼッションの練習をするのであれば、
右サイドバックと右サイドハーフ、右ボランチと右センターバックで1つのチームを作るといったように、
11人の一部を取り出してトレーニングをします。

決して、適当にメンバーを選びません」


「フットボールとは、良いオーガナイズの中で行われるもの」と前置きをした上で「練習はチームメイトの動きを予測可能にするために行います。

チームメイトがどのような身振りをするのか、練習の中で学ばなければいけません」と語る。


「6対6のフットボールコンディショニングゲーム
(※人数に応じてグリッドの広さ、プレー時間を調整する高負荷トレーニング)をする場合、
互いにマンツーマンでプレーすると、GKは味方にパスを出しにくくなります。

そこで、コーチが『フットボールコンディショニングゲームだから、テンポを落とさずプレーしよう』と言うと、
局面の争いばかりになってしまいます。

私は1対1の"ファイトボール"ではなく、選手が連動してラインを上下動したり、左右に動くといった、
オーガナイズされたフットボールをしたいと考えています。

たとえば、システムが(1)−4−3−3のチームAと(1)−4−4−2(中盤菱型)のチームBが対戦すると、
チームAは中盤が3人に対し、チームBは4人います。

つまり、3対4の数的不利の状況です。

この戦術的な問題を、選手同士はピッチの上でコミュニケーションをとることで、解決しないといけません。
そのためには、コミュニケーションを高める練習をすることが必要です。

そのようなトレーニングを繰り返すことで、
試合中に解決策を見出すことができるようになります」


サッカーはチームスポーツだ。

個々のアクションの質を高めるだけでなく、チーム全体としての調和がとれていなければ、
良いパフォーマンスを発揮することはできない。

R氏の問いは、常に根源的で本質的だ。

以上

シェアさせて…

Enjoyサッカー なべ

臨場感のある映画は、迫力がある。

では、ただその映画と同様な臨場感を感じることができる試合とは…
どんな雰囲気でTRすれば… 


TRの雰囲気(環境)と試合の雰囲気(環境)のGAPが極端にあると…
おのずと試合の結果は…

そこが… 一流となる意識と2流・3流となるかの違いなのでは…

気を抜いてプレーすることは、楽にプレーするということではない…
「力を抜く」のと、「気を抜く」とは意味が違うのである。

リラックスするのは、何のため?

目的は、創造性を生む環境づくりということ…
過緊張からは、なかなか、力は発揮できないということも…

知恵の輪を解くような思考回路で…
仲間とともに、情報を共有しながら… 最善の解決策を…

何よりも、動揺することなく… 相手よりも優位な状況でプレーできるように…
美しくプレーしながら… 

外的環境に左右されずに… いろんな「圧」に負けないように…
自由な発想が生まれ… それには、チャレンジしやすい環境の中でこそ…

シンクロしながら… Enjoyすることが可能になるのでは…
そこまで、コーチが導けることができれば…

なべ


脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
日本放送出版協会
ジョン J. レイティ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル





テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
戦術とは? Enjoyサッカー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる