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zoom RSS チームスポーツのための「構造化されたトレーニング」

<<   作成日時 : 2015/11/17 10:55   >>

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非常に興味深い内容でしたので…

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チームスポーツのための「構造化されたトレーニング」とは!?

構造化されたトレーニング (Entrenamiento Estructurado)

「構造化されたトレーニング (Entrenamiento Estructurado)」『以下 E.E.』とは、
FCバルセロナのフィジカル・コーチであるフランシスコ・セイルーロが2002年に発表した論文「チームスポーツのためのフィジカル・トレーニング 〜構造化されたトレーニング〜 」の中で述べられている。


現在、FCバルセロナではカンテラ(15歳以上)からトップチームまで、この「E.E.」理論でトレーニングをしている。

かのペップ・グアルディオラ(元バルサの選手、監督、現バイエルン・ミュンヘン監督)も
「E.E.」理論に基づいたトレーニングをしているのだという。


偶然にも、スペインサッカーコーチングコース、レベル1、レベル2の「トレーニング理論」の授業を通して、
フランシスコ・セイルーロの信奉者である、ダビ先生のもとで「E.E.」理論を勉強することができた。

特にレベル1を受講していたときは何が何だかさっぱり分からなかったが、
現在では、少しずつではあるが、この最新のトレーニング理論「E.E.」を理解することができてきたと思う。

ただ、フランシスコ・セイルーロの論文は、当然、スペイン語で書いてあり、
さらに、専門用語ばかりなので、ダビ先生が、いついつまでにセイルーロの論文を要約してきなさいという宿題が、日々のプレッシャーになり、最近になってやっと、この「E.E.」というトレーニング理論を学んでいたんだということを理解したしだいでもある。


プレーモデルを実現するための「戦術的ピリオダイゼーション理論」や、フィジカル・トレーニングにボールを使用し、技術的要素、戦術的要素(またはその両方)を加えた「インテレラショナード・トレーニング法」とも違う、スペイン発の、チームスポーツにおける「個人」にフォーカスした選手の「パフォーマンスの最適化」を目指すトレーニング理論である。
プレーモデル:チームが目指すサッカーとしての全体像

現バイエルン・ミュンヘンのグアルディオラ監督がFCバルセロナの監督だった時に、
セイルーロについてこんなことを言っている。


「私は子供のころから彼のことを知っており、今は一緒に働いている。
本当に、もし、パコ(フランシスコ)と出会わなかったら、監督として、
どのようにトレーニングをしたら良いか分からなかったことだろう。」
ペップ・グアルディオラ(2012年 1月)


スポーツの新しい視点 〜パフォーマンスの最適化〜

セイルーロは常々、サッカーには一般的なフィジカル・トレーニングは存在しないと言っている。
存在するのは、サッカー特有のトレーニングであり、そのスポーツ特有のトレーニングである。

そのスポーツ特有のトレーニングをすることで「パフォーマンスの最適化」が成される。

これからは「フィジカル・トレーニング」ではなくて、
そのスポーツの「パフォーマンスの最適化」トレーニングをするという視点が必要なのではないだろうか。


スポーツをどのような方法で発展させるのか 
        ⇩ 
   スポーツ選手の総合的な発展
        ⇩ 
      身体と知性
        ⇩
それらの教育とそのトレーニングをスポーツ選手に独自の方法で最適化する
        ⇩
認識主義・構造主義 (基礎となる理論:生体論の生物学・システム理論・神経科学・情報化学・エコロジストの理論)
        ⇩

スポーツ選手の「自己モデリング」と「自己組織化」
※自己組織化:あるシステムが自分で自分の構造を変えることによって、その機能を変化させること。人間の脳神経細胞の可塑性(かそせい)が言語の語彙や文法を獲得するのが代表的な自己組織化である。(ブリタニカ国際大百科事典)

「自己組織化」を達成するために「分化の最適化」をする 自己組織化するには:
・選手は試合に向けて技術や戦術スキルを高める:
(選手個人の向上。プレーモデルを実行するためではなく、選手自身の試合における基本的なフォームを育成しなければならない。)

・選手が試合に適応しているかを観察する。
(選手が試合に適応することができていない場合、それを修正するためには、どこにその問題があるのかを見る必要がある。)

・継続して選手がトレーニングによって、プレーするための新しい知識を得る。
(監督はトレーニングで何を実行したいかを知っているが、選手は知らない。選手はそのトレーニングで何を実行しなければならないかを知らなければならない。トレーニングをしても大半の部分は忘れてしまうので、継続的にトレーニングを通じて新しい知識を選手が得れるようにしなければならない。)

・自分自身の社会的イメージの形成
(選手は社会との相互作用の中で成長する)

・選手はトレーニング中にテクノロジーや適切な調査・研究によって知識を得る。
(監督は試合のビデオを見て、チームや選手の動きを修正することによってプレーを適応させようとする。
でも、それでは選手の可能性を制限してしまう。

例えば、サッカー選手は試合で、3m〜5mの距離をスプリントするのが80%で、残り20%がその他の距離のスプリントであり、それが連続して起こる。

監督が自身の「プレーモデル」の発展に固執すると、サッカーというスポーツに選手は適応することができなくなり、試合に勝つことが難しくなる。)

監督は「プレー・モデル」を遂行する、発展させるためのトレーニングをすることで、
チームが成長し、選手の「パフォーマンスの最適化」が成されると考えられる方も多いかもしれない。

だが、現実はそうではなく、選手は監督の「プレー・モデル」を発展させるためのトレーニングではサッカー選手として成長しない。


選手を成長させる、「パフォーマンスを最適化」するためには、
その「スポーツ特有のトレーニング」をする必要性をセイルーロは説いている。
なぜなら、監督が成長するのではなく、選手が成長しなければならないからだ。


チームの「パフォーマンスの最適化」をするためには、チームでなく、
「個人」に焦点を当てたトレーニングをすることが重要である。



すべては選手自身 ⇨ 課題は選手のことを考えることから始まる。

チームスポーツのための「構造化されたトレーニング」とは!?

構造化されたトレーニング (Entrenamiento Estructurado)
「構造化されたトレーニング (Entrenamiento Estructurado)」
『以下 E.E.』とは、FCバルセロナのフィジカル・コーチであるフランシスコ・セイルーロが2002年に発表した論文「チームスポーツのためのフィジカル・トレーニング 〜構造化されたトレーニング〜 」の中で述べられている。


現在、FCバルセロナではカンテラ(15歳以上)からトップチームまで、この「E.E.」理論でトレーニングをしている。
かのペップ・グアルディオラ(元バルサの選手、監督、現バイエルン・ミュンヘン監督)も「E.E.」理論に基づいたトレーニングをしているのだという。


偶然にも、スペインサッカーコーチングコース、レベル1、レベル2の「トレーニング理論」の授業を通して、フランシスコ・セイルーロの信奉者である、ダビ先生のもとで「E.E.」理論を勉強することができた。

特にレベル1を受講していたときは何が何だかさっぱり分からなかったが、現在では、少しずつではあるが、この最新のトレーニング理論「E.E.」を理解することができてきたと思う。

ただ、フランシスコ・セイルーロの論文は、当然、スペイン語で書いてあり、さらに、専門用語ばかりなので、ダビ先生が、いついつまでにセイルーロの論文を要約してきなさいという宿題が、日々のプレッシャーになり、最近になってやっと、この「E.E.」というトレーニング理論を学んでいたんだということを理解したしだいでもある。


構造化されたトレーニング(Entrenamiento Estructurado)略称「E.E.」理論

前回は、監督は「プレー・モデル」を遂行する、発展させるためのトレーニングをすることで、
チームが成長し、選手の「パフォーマンスの最適化」が成されると考えられる方も多いかもしれない。

だが、現実はそうではなく、選手は監督の「プレー・モデル」を発展させるためのトレーニングではサッカー選手として成長しない。

すべては選手自身 ⇨ 課題は選手のことを考えることから始まる。

パフォーマンスの最適化

コーチングスクール・レベル2の「トレーニング理論」の授業で、
フランシスコ・セイルーロの信望者であるダビ先生がこのようなことを言っていた。

「これは、フランシスコ・セイルーロが言っていたことだが、サッカーやその他のチームスポーツと言うのは、
その週の練習で、攻撃の練習をしたら、試合では守備が悪かったり、

ポゼッションの練習をしたら、シュートが枠に飛ばなかったり、入らなかったり、
シュート練習をしたら、ボール・ポゼッションが上手くいかなかったりするのは、
サッカーやその他のチームスポーツは複合的なスポーツだからである。

バランスよくトレーニングをしないと、あっちがよくても、こっちがだめになることがある」と言っていた。

どういうことかと言うと、週末に試合がある時に、その週の練習で改善したいプレーがあるとする。

例えば、監督が目指すのはポゼッション・フットボールで、前の試合でポゼッションが上手く機能しなかった。
だから、この週のトレーニングでは、ポゼッションを集中してトレーニングをする。

時間がないので、シュート練習や守備のトレーニングをしないことにした場合、
週末の試合でポゼッションは上手くいくかも知れないが、シュートが入らなかったり、
守備が機能しないで失点したりすることがある。

なぜかと言うと、サッカーは複合的なスポーツなので、その週のトレーニングで、
ポゼッションをメインにトレーニングをしたとしても、

必ず、シュート練習や守備のトレーニング、持久力のトレーニング、スピード・トレーニング、セットプレー等を、
その週でトレーニングをするようにしないと、試合に適応できず、負けてしまう、
上手くプレーできないということが起こるのである。

サッカーやその他のチームスポーツは、監督が目指す「プレーモデル」をトレーニングで実行するだけでは、
試合に適応できず、試合に勝てないのは、チームスポーツが複合的なスポーツであり、

週のトレーニングでは、メインとするトレーニングを実行するだけではなく、
サッカー特有の動きの入ったバランスの良い総合的なトレーニングをすることで、

次の試合に適応し、また、メインであるポゼッショントレーニングが試合に活かされ、
試合で良いプレーができるのである。

こう考える人もいるかも知れない。

「サッカーやその他のチームスポーツは複合的なスポーツであると言っても、
どうしてもポゼッションを改善するのに、時間が必要だ。」

チームスポーツが複合的だと言うことは、それぞれの練習が相互作用を及ぼすと言うことでもある。
攻撃、守備、セットプレーのトレーニングは当然、必要になってくるだろう。

シュート練習のやる意義の中にはシュートを打つ体力というのも入ってくる。
セットプレーやコーナーキックのトレーニングの中には、ジャンプしてヘディングをする体力、相手と競り合う体力も入ってくる、スピードトレーニングにもなるかも知れない。

その他に、そのスポーツ特有の動きの体力等もあるので、サッカーの試合で起こるであろう動きをトレーニングメニューに入れることで、次の試合にプレーを適応させることができるのだ。

選手のことを考えることからスタート  〜新しい考え方〜

生物としての人間・選手の恒常的で活動的な相互関係:
チームスポーツの特徴を知るには、最初に個人スポーツの特徴を知ることが大切である。
個人スポーツの特徴:
・合理的 
・分析的 
・還元主義的 
・線形(数学:一次式で表される関係。複雑な事象の全体を理解するため、それを細かく構成要素に分けて分析するという考え方。例:「1+1=2」) 
・競争力のある 
・量的

チームスポーツの特徴:
・直感的 
・総合的 
・全体論の(全体の示す性質は部分の総和を超えている(全体性)という主張。)
・非線形(多数の因子が関係してシステム全体の行動が決まるシステムにおいて、それぞれの因子が相互作用があるために、線形的な手法ではシステムの未来の行動を予測することが困難なシステムのことを言う)
・協力的
・質的


これら上記は「E.E.」理論を発展させるための新しいベースとなるものである。

「E.E.」理論は「チーム」にフォーカスするものではなく「プレーモデル」を実践するためのものでもなく、
「選手」個人に焦点を当てた、選手の必要性に基ずいたトレーニング理論である。

サッカーを構成する4要素 〜クラシックな考え方〜 技術+戦術+体力+精神力= サッカー

現在、サッカーやその他のチームスポーツを構成する要素は
、「技術、戦術、体力、精神力」だという考え方が主流だと思う。

この4つの要素を個別に、またはミックスしてトレーニングすることでサッカーやその他のスポーツの競技力が向上すると考えられている。


フランシスコ・セイルーロはそれらとは違った考えを持っており、
チームスポーツを構成する要素は下記に示した6つの要素から成り立っていると言う。

フランシスコ・セイルーロが提唱するスポーツ選手を構成する6要素 〜新しい考え方〜

コンディション(Condicional):身体的な準備を整えること。
 体力とスピードと持久力に関連している。

コーディネーション(Coordinativa):望ましい運動の実行を形成する。
 アクションを起こすときに身体の動きをコントロールする。

認識 (Cognitiva):周辺状況の把握。置かれた状況に入ってきた情報を受け取り、
 可能性のあるアクションを認識する。

チーム内の感情の共有(Socio-Afectiva):個人やグループの相互作用。

感受性と意欲(Emotivo-Volitiva):選手は監督が提案するトレーニングを知る必要がある。
 感情的にネガティブにならず、自分自身がトレーニングのどの段階にいるのかを確認する。

創造性と表現力(Creativo-Expresiva):グランドでプレーをする個人の活動が投影される。


サッカーにおけるスピードとはなんだろうか!?

最近は、「◯◯選手が試合中に時速何キロで走った!」と言うように
「移動のスピード」に注目が集まる傾向がある。

もちろん、「移動のスピード、動きのスピード」が速いに越したことはないが、
上記のようにペップ・グアルディオラが、その当時のFCバルセロナの選手の中で、
最もスピードがある選手だったのだ。

それはもちろん、「移動のスピード」が速いと言うことではない。

ペップ・グアルディオラと言えば、今でこそ、監督としての姿で有名であるが、
選手時代はパスの名手で長短のパスをワンタッチ、2タッチで素早く左右前後に回すインテリジェンス溢れる選手だったように記憶している。

彼はほとんど、センターサークルから出ることなく、グランドの真ん中で指揮を振るう選手だった。
この見るからに痩せていて、筋肉もあまりついてないような選手がその当時のFCバルセロナの中で最もスピードのある選手であり、強いて言うなら、近年のスペイン代表の中で最もスピードがある選手なのだ。

このスピード・トレーニングでシャビやイニエスタも高いレベルのスピードを持っていることがわかっているが、
一番はグアルディオラだと言うことだ。


フランシスコ・セイルーロが提唱するサッカーにおけるスピード

サッカーにおけるスピードの定義
「少ない時間である一定の距離を走ることのできる選手ではなく、試合の中で起こる様々なプレー展開を最適な形で分析、実行、解決できる選手」

スタートのスピード(3m〜5m)
 マークを外してパスを受ける。または敵のパスを予測してパスをインターセプトする等。

介入(プレーに参加する)のスピード(2m〜3m)
 1対1、ストップ、ターン、素早いサポート、すべてボール・ポゼッションをするのに必要な能力。

リズムの変化(20m〜30m)
 突然、最大のスピードでプレーを始め、それを維持する。

実行のスピード(2m)
 ある特定のアクションを実行するか、様々なアクション・テクニックを最大のスピードで実行する。
 (ボール・コントロール、ターン、シュート等)

間欠的スピード(3m〜5m)
 ・中間で止まったり、スピードを落としたりする中で、連続したアクションを最大のスピードで実行する。
 ・最大のスピードか90%のスピードで様々な方向に走ったり、止まったりする。


上記5つのスピードはテクニックや戦術トレーニングの中で一緒にトレーニングをする必要がある。

その中で、最も重要なスピードは「リズムの変化」であり、最もトレーニングしなければならない。
セイルーロがスピード・トレーニングをプランニングする場合は「リズムの変化」だけをトレーニングするそうだ。

なぜなら、その他の4つはサッカーのトレーニングの中ですでに実行されているからである。

その他4つのスピードもそうであるが、リアルな状況設定(ゲーム形式等、決断や状況判断の要素が入ったもの)の中でトレーニングをしてスピードを獲得する。


サッカーには関係のないスピード

移動のスピード  (時速何キロで走った、50m走や100m走もこれにあたる)
2. スピードの持久力

サッカーは陸上競技ではなく、個人スポーツのように反応速度を競うスポーツではない。

サッカーは誰もスタートの合図をすることはない。

陸上競技は自分のことだけに集中するスポーツであるが、

サッカーは自分のプレーに集中しながら、
チームの一員としてプレーし、集中しなければならない特別なスポーツである。


現在のサッカー界では、「移動のスピード」ばかりに目が向いていないだろうか。
どこかのクラブチームに入るには50m走を何秒以内で走らなければならないとする。

もし、単に「移動のスピード」を評価するだけだったら、グアルディオラも、シャビもイニエスタも、
また、そのような才能を持ったインテリジェンスのある選手を見逃す可能性があると言うことだ。


新しくサッカー日本代表に就任したハリル監督も

「日本選手は速いが、プレーは速くない」と言っている。

私たち日本人は、もっともっとサッカーについて深く理解する必要性を感じる。

「サッカー指導方法論」の授業で、当たり前なことだと思われるかも知れないが、
ボール・ポゼッションの基本コンセプトを学習した。

11のボール・ポゼッション基本コンセプト

1. 広さと深さ(グランドを横にワイドに、縦に深く使う)

2. パスコースを作る。

3. ボール保持者から遠い所にバスコースを作る。

4. 3人目の動きのコンセプトを使う。

5. 2対1の状況をコンスタントに作る。

6. 相手の間でボールを受ける(2人の相手ディフェンダーの間でボールを受ける)。

7. ボールを受けにボール保持者に近づかない。

8. サポートの基本(適切な距離と位置)とマークを外す動きの基本(敵から離れる動き、敵の視野から消える動き、チェックの動き)

9. パスコースがない場合は、パスコースが見つかるまでボールをキープする。

10. フリーな選手を認識する。

11. 方向を変える(サイドチェンジ等)

上記のように、言われてみれば当然だと思われるようなことをしっかりと整理して覚え、
選手に伝えていくことが監督にとって、サッカーを指導する者にとって重要なことだと考える。

スペインに来て思うことは、こちらは本当にサッカーという競技をよく分析し、整理し、曖昧な部分を極力作らないようにしている。

それだけ、サッカーというスポーツの本質をスペインの指導者は知っているということだ。


ペップ・グアルディオラ(バイエルン・ミュンヘン監督)がアルゼンチンで講演をしたときに言っていた。

〜「私から、アイディアを盗んで、盗んで、盗め。私も、盗んで、盗んで、盗んできた」〜

ある人は、「人のマネやコピーは良くない。自分のオリジナリティを出せ」という。

人間は一人一人個性があり、特徴がある。

そう考えると、人のアイディアをコピーしても、マネをしても出てくるものは自分のものではないだろうか。

優れた業績を残してきた偉人は、人のマネやコピーをすること、アイディアを盗むことを何とも思わない人が多いのではないだろうか。

あのapple を創業した故スティーブ・ジョブズにしたって、
人の考えたアイディアを自分のものとしていったはずだ。


グアルディオラ(バイエルン・ミュンヘン監督)は、ヨハン・クライフ、ファン・ファール、フォアン・マヌエル・リージョ、カペッロ、ビエルサ、フランシスコ・セイルーロ(FCバルセロナフィジカルコーチ)等の影響を隠そうとはしない。おそらく、グアルディオラは彼が大好きなバスケットやハンドボール、フットサル等からもアイディアを盗んでいると思う。

新しいものは古いものの中にある。 
だれかが言った言葉だ。

良い指導者は、勉強して、勉強して、勉強する。
良いアイディアは盗んで、盗んで、盗み、自分のものとする。


ただ、大切なのは、人のマネやコピーをしたときに、そのアイディアの本質を自分なりに分析して、
自分の考えにすることであろう。



サッカーのコード進行を覚えよう!

サッカーはジャズ音楽のように即興性のあるスポーツである。
ジャズ音楽も基本的なメロディはあるが、基本のコード進行を覚えてコンサートで即興演奏をする。

「コード進行とは和音のことである。3和音と4和音を混ぜ合わせると全部で432個になる。

基本的なコード進行は36個で、これを覚えておくと演奏や作曲をするときにでも何でもできてしまう
「金子将昭の音楽もやコラム」より

サッカーもジャズ音楽と同じく即興性のあるスポーツである。

ということは攻撃と守備のコード進行「基本的な攻撃と守備の方法」を覚えて、
チームとしてハーモニーのあるプレーをしなければならない。

サッカーのコード進行は攻撃と守備で何種類あるのだろうか?

攻撃戦術だけで何種類、何十種類、いや何百種類のパターンが存在するはずだ。

きっとFCバルセロナやレアル・マドリー等のビッグクラブは数多くの攻撃戦術を持っていると思う。

その幾多もある攻撃戦術の中から、相手チームや天気、ピッチ状況、スタジアムの雰囲気等、
その日プレーをするチームの選手に適合する攻撃方法を選択し実行していると考える。


そのように考えていくと、幼少の頃から、発育発達段階に応じてではあるが、
攻撃と守備の戦術トレーニング、即ち、
「サッカーのコード進行を覚えるトレーニング」が必要なのではないだろうか。


即興性と言うのは、無からは生まれないと考える。

無から生まれているように見えても、何かしらの影響を受けていると思う。

例えば、テレビで昨日、メッシが凄いゴールを決めたのを見たので、
そのプレーをイメージしてシュートをしたら決まった。

そのような個人の即興性は生まれることはあるだろうが、
チームプレーとしての即興性はチームの練習で獲得する必要があるのではないだろうか。


試合で監督に考えてプレーをしろと言われても、
何をどのようにプレーをしたらいいかわからない選手も多いのではないだろうか。

幾つかの選択肢を練習し、試合でその中から使えそうなプレーを選択していく。
当然、練習したパターンと全く同じようにはならない。

それでも、チームとしての攻撃パターンが多ければ多い程、選択肢も増える。
その中から思いもしない即興性のあるプレーが生まれることもあることだろう。

それが創造性のあるプレーかもしれない。

よく日本サッカー界でも、小さい頃から戦術トレーニングをすると思考の柔軟性を失って、
選手として伸びないのではないか、システマティック過ぎる、
選手の創造性を奪っている等の意見を聞いたことがある。


日本で指導をしていた時は、小さい頃からの戦術練習をすると選手として伸びないのだろうかという疑問が少なからずあった。
と同時に、それではいつから戦術の練習を始めたらよいのだろうかという疑問もさらに高まっていた。


スペインに来て、色々なサッカーチームの練習や試合に関わり考えたことは、
こちらはいかに、戦術で相手を上回るか、相手チームの弱点を見抜き、そこを執拗に攻撃していく。

相手チームもその弱点を攻撃されると見るや、すぐにシステムを変えたり、
戦術を変えたり、選手を変えたりして、なんとかチームを勝たせよう、有利な方へ持っていこうとする。


スペインでは幼少のころから、このような戦術コードを少しずつ学んでいき、
18歳になる頃には膨大な量の戦術コードを身につけていると思う。


現在のサッカーはボール扱いが上手い、個人技術が高いということだけでは勝てないことが、
ブラジルワールドカップでのブラジル対ドイツ戦(1対7でドイツ勝利)で明らかになったと思う。

ボール扱いだけなら、ドイツ代表の選手は誰1人として、
ブラジル代表の選手より上手い選手はいないであろう。

思うにサッカーはバスケットやフットサル、ハンドボール競技のようなハイレベルの攻撃、守備の戦術がこれからもっともっと大事になってくる。


「個」の育成も大事ではあるが、それ以上にチームとしての攻撃と守備の戦術コード、
「サッカーコード」をサッカーを始めた子供の頃から、発育発達段階に応じて学んでいくべきではないだろうか。

そうでなければ、日本サッカーがワールドカップに優勝する、
世界のサッカー強豪国になることは難しくなるのではないかと思う。

以上

???考えることが…

Enjoyサッカー なべ

サッカーのコード進行を覚えるということは、「サッカーの本質を深く理解する」ことにつながるはずだ。



サッカーの新しい教科書 戦術とは問題を解決する行為である
カンゼン
坪井健太郎

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