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<<   作成日時 : 2015/07/09 22:58   >>

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備忘録 夢と現実04】 
2015FIFA Women’s World Cup 02



1)サッカーを捨ててフットボールを行った。

アメリカはスポーツをビジネスと捉え、競技価値<商品価値の図式を用いる。
所謂、スポーツビジネス=エンターテイメントという概念である。

それが、嘗てのNASLのペナルティシュートアウトやNCAAの自由交代制度などの独自ルールに現れている。

アメリカ独自の文化としてフットボールに似たサッカーという競技を行っていた。

この競技は直線的にゴールを奪うことにこだわり、
「ゴールをするプレーヤー」と「ゴールをさせないプレーヤー」、

そしてエンターテイメントの極みとして
「ボールを持ち続けるプレーヤー」が脚光を浴びることとなった。

同様に、ボール奪取は「一騎打ち」、
もしくはボールとは別の事象での「肉弾戦」で決着していた。

言い換えると、フィジカルパフォーマンスを主体としたプレー作り、
そのプレーを土台としたゲーム作りであった。

男子は1994年WCアメリカ大会、
女子は2011年WCドイツ大会までは別の競技の様相であった。


女子は2011年の敗戦を受け、大きなパラダイムシフトを行う。

「現実の積み重ね」を続けて「夢」を得ることから、
「夢」に向かって「現実を積み重ねる」ことへと転換したのである。

フットボールにおけるドリブルの本質的な意義、パスの本質的な意義を掴み取った。
更に、自らのフィジカルパフォーマンスの優位性の表出方法を掴んだのである。


自己本位のドリブルから、相手を抜いた方がチームにとって優位になるためのドリブル。

自分が出したい時のパス、自分が欲しい時にパスの要求ではなく、
相手が奪いに来た時、相手を置き去りにする時、
相手の狙いを削ぐためのパスやパスの受け方を掴み取った。




「形態を模倣した競技」から「競技の本質」によるプレーを構築したのである。

サッカーからフットボール。
それを感化したのが「なでしこ」であったことは何とも皮肉である。


2)局面を捨てた戦略的な戦いを行った。

1)の分析アプローチと同期するものでもある。

アメリカ人の精神文化として、常にチャレンジするモノに賛辞を与える。
1vs1でも果敢にチャレンジし、奪われても奪われてもチャンレンジする。

他の方法で優位に立つのではなく、
最後まで同じ相手と同じ方法でチャレンジすることが誇りなのである。

「戦い=ゲーム」とは何ら関係ない局面において、
もしくは固執しなくても局面は既に打開している場合でもである。


今回の対戦はこれらの局面を徹底的に排除していた。
いや、今回の対戦だけではなく、今大会は、と言った方が正確であろう。

ロンドン以降、大きな変容が見られ、完全に戦略的勝利であった。
顕著だったのは、得点を獲るためのCK(セットプレー)。

フットボールは不思議なモノで、絶対的なフィジカルパフォーマンスが優位なプレーヤーでも、
ボールの位置によってタイミングやバランスを崩されることは多々見られる。

むしろ、その機会の方が多い。

セットプレーは停止球のため、オフェンス側が主導権を握り、
優位性を持つというのがテーゼであるが、アンチテーゼとしてディフェンスも同様なのである。

特に相手の邪魔をするだけであれば、その遂行の確率は大きく高まる。
プレーをしたことのある方々はご存知であろう。

開始早々からのハードなプレッシングとチームのプレイスメントに、
1vs1やフィジカルパフォーマンスの優位性を誇張するプレーは一つもなかった。

寸分の狂いなく、チームの規律とミッション遂行のみであった。

オフェンス時も単純なスピードスターを自負したり、
相手を屈服させることで満足感を得るものはなかった。


局面という「夢」を排除し、チームの「現実的な勝利」にターゲットを絞り、
「夢」を現実的に掴んだ
のである。


戦略論の専門家として言うならば、戦闘(局面)・戦術(試合)を排除し、
戦略的に勝利したのである。稀代の戦略思想家がこの答えを導く。




「戦争とは敵に精神的ダメージを与え、戦意を喪失させることである〜K.V.クラウゼビッツ」


「戦争とは敵をコントロールすることである〜J.C.ワイリー」
開始15分で彼女達はコントロールされた。


そして、ファイナル後は彼女達だけでなく、
ファン、メディア、関係者までもがコントロールされ続けている。

戦略とは、何かしらの目標を達成するための一つの「行動計画」であり、
その目標を達成するために手段が組み合わさったシステムと一体となった、一つの「ねらい」である J.C.ワイリー  

了)

深〜〜い

色んな視点があってOKということなのだが…

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