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<<   作成日時 : 2015/05/05 14:57   >>

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指導者のスキルが上がる時間

決して真似してほしくない「良くない声掛け」のひとつですが、「どうしてできないの?」とか「なんでできないかなぁ」などと子どもに言ってしまう指導者は多いようです。

 例えば、守備に戻る際にボールを見ながら下がるといった、大人から見ればごく簡単そうなことでも、学年によってできる子とできない子がいます。

 低学年になればなるほど、個々の成長にばらつきがあるし、サッカーに対する認知度(サッカーのやり方やルールなど)が高い子もいれば低い子もいます。

 そのような基本的なことをわきまえないまま、つい「こんなに言ってるのに」とか「何度もやって見せたのに」と子どもを責める気持ちになっていないでしょうか。

 要領の悪い子こそ、指導者のスキルを上げてくれる「先生」です。

「この子はなぜできないのかな?」とじっくり考えてみるべきです。伝える言葉をもっとかみ砕いてみよう、言い方を変えてみよう、などと大人のほうが工夫しなくてはいけません。その時間の積み重ねこそ、みなさんのキャリアアップになります。見ているチームの勝ち星の数などではありません。

 それなのに「どうしてできないの?」と言ってしまうコーチは、どんどん子どものせいになっていく傾向があります。

「ちゃんと聞いてたのか?」
「ちゃんと見てたのか?」
「おまえはいつもそう」
「だから、ダメなんだ」

 このような言葉は、聞いているほうも辛くなってきます。


頭を疲れさせて

「ボールを見なさい」という指令は決して間違いではありません。
ボールの動きがわからなくては、守備や攻撃にかかわることは難しいことです。

ですが、守備の時は動いている人間を見逃してはいけません。

一番良いのは、ボールもマークする相手も一緒に視界に入れることですが、
そのどちらからも目が離れる瞬間はどうしても出てきます。

ですので、ボールを見ていない子に対しても「ちゃんと状況を見よう」とか「ボールも相手も見たかな?」といった声がけをしてあげるといいでしょう。

そうすれば、ボールだけを見る、マークマンだけを見る、といったどちらかに偏ることなく、
「いまどういう状態なのか」を注意深く考えるようになるはずです。

 このように、その都度変わっていく状況をわかろうとする意識は非常に大切です。
そこに敏感でなければ、攻守の切り替えが速くできません。

「相手より速く攻める」

「相手より速く守備につく」

というふうに、先手を打つ意識をもつ必要があります。

 それには、ミスに一喜一憂しないことです。パスミスをすると、コーチが怒る。

選手もコーチの顔を見ながらうなだれる。

ガクッとしている間に相手から攻められます

ところが、日本のサッカーは全般的に「切り替えが遅い」と言われます。

それは、ひとつのミスにベンチも選手も一喜一憂する少年サッカーの良くない習慣も影響している
と思われます。

そういったことに意識を持てる子は、試合後「頭が疲れた」と言います。

持久力や脚力はもっと大きくなってもつきます。

小学生の間こそ、ぜひ頭を疲れさせてあげてください。



欧州でカバーリングを教えない理由

日本では、Jリーグの選手でもなかなかボールを奪いきるプレッシングができないようです。

元清水エスパルス監督のゼムノビッチも「日本人はなぜもっとボールを取りに行かないんだろう」と首をかしげていました。

プロになって激しいプレッシングができない理由は、育成期に問題があると感じています。
 
どの国でも、守備をする際の決まりごとのひとつとして「チャレンジ&カバー」を選手に伝えます。
文字から連想できるように、チャレンジはプレッシングのことを指します。

つまり、ひとりがプレスに行って、抜かれたりマークを外されたりしたときに、
他の選手がカバーするよう働きかけます。
 
しかしながら、欧州の小学生年代では「チャレンジ&カバー」をあえて教えません。

それなのに「ボールマンにもっと厳しくアタックしよう」と教えます。

そのうえで「ボールマンを二人で挟みに行ってはいけません」とも伝えます。
 
 なぜだと思われますか?

それは、守備の基本中の基本である「1対1の守備能力」を、ジュニア期に高めるためです。

チャレンジ&カバーは大事なことですが、小さい時にこれを教え込んでしまっては、
抜かれたり守備を崩されたときの責任の所在が明確にならないため、守備での責任感が養われません。

だからこそ、欧州のコーチは「ひとりで行こう。君の責任だよ」と伝えるのです。
 
激しくプレッシングする。でも、抜かれない。崩されない。

そういった個々の守備力の強化を目指さずに、チームで守って勝つ、といったことに主眼を置き過ぎ、
大人のサッカーしすぎてしまうと、大きくなってからボールを奪いにいけない、
もしくは1対1に弱い選手を育ててしまいます。

 
チャレンジ&カバーがジュニア期で完成されてしまうと、
対戦する選手は中盤でボールを持つ経験を積めません。

それが大人になっても続いてしまうため、よく日本のサッカーはこう揶揄されます。

「(灼熱の)砂漠の上で、裸足でサッカーをやっているようだ」

要するに、相手のプレッシャーを受けると慌ててしまうという意味です。
 
プレッシングして、なおかつ抜かれない守備は難しいものです。

でも、ぜひジュニア期に何度も失敗する経験をさせ、もう一段上の守備力に挑ませてください。

そのためにも、勝つためにセーフティにプレーするのではなく、
常にアグレッシブさを要求する指導者でいましょう。

声を出そう

【命令形】類義)コーチングしよう 教えてあげて

サッカーで「声を出す」は、ピンチ-やチャンスになりそうな状況に気づ いていない味方にそのことを知らせ
ることを指す。

選手同士が「頑張ろ う」とか「走り切ろう」などと鼓舞し合うことも含まれるが、指導者による「気合入れろ」といった声は不要。

楽しめるメニューの効用とは

「右に出せ」「もっと上がれ」「開いて」
 
私が選手に「声を出そう」と働きかけるときは、上記のように試合をうまく運ぶためのコーチングを指します。
 
コーチングをする内容やタイミングはわかってはいるけれど、いまひとつ自信がなかったり、
性格がおとなしい子は少なくありません。

実際に、指導者や保護者から「声が出ないのですが、どうしたらいいでしょうか?」と相談を受けることもしばしばです。
 
そういった子にこそ、「楽しい」と感じられるメニューを用意してください。
 
例えば、パス回しの練習で「5本つないだら1点」といった競争をさせます。

その際は「みんなで数えて。一人ひとりの声がしっかりコーチに聞こえないと1本に入らないよ」などと
「声を張る」よう仕掛けをします。

ただし、声が出ないと交替させられるといったルールは、恥ずかしい子がよけいに緊張するので不要です。
 
そのように楽しめるゲーム形式のメニューを練習に入れていくと、声が少しずつ出るようになります。

自分の気持ちを解放することができるのです。

大きな声を出せるようになったら「いいよ。声が出てたね」とほめてあげてください。

「頑張ろう」とか「一点取るぞ」が言えなくても良いのです。

「右サイド!」

空いたスペースへのパスを仲間に教える声が大事だと、伝えてください。

以上 池上さんのアドバイスより

選手を「思考させる」指導者に

「教える」「教えない」を解説し、選手のプレーの幅を広げてあげるお手伝いが指導者の役目だとお伝えしました。

その役目を果たすには、選手に自分で「気づかせる」テクニックを持たなくてはなりません。
ただし、テクニックと言っても、特段難しいものではありません。

「他のやり方はないのかな?」

「違う方法はないのかな?」

と、声をかけてください。

疑問形ですが、言葉での答えを求める必要はありません。

いつも問いかけて考えさせる指導をしている方が教えている子どもなら、言われただけで気づくはずです。

「コーチは、他のプレーも試してみようよと言ってるんだ」と。そして、考え始めます。

プレーの選択場面はさまざまあるでしょう。
得点するために、ドリブルばかりしていた子はパスを考えるかもしれません。

サイドにパスをした子が、前線にいるフォワードの裏へのパスを考えるかもしれません。
近くにいた味方とのワンツーかもしれません。

選択は何でもよいのです。

大事なことは、漫然と同じことを繰り返したり、何も考えずにただボールを追うのではなく、
どんどん違うことを自分で考え出して、それにチャレンジすることが重要なのだ――そのようなメッセージを送り続けることです。


皆さんが考える「良い指導者」はどんなコーチですか?

私のイメージは、常に選手を思考させることのできるコーチが、良い指導者です。
凄く強いチャンピオンクラブでも、そのような指導ができていないチームは、残念ながら少なくないようです。

私も子どもたちに「他のやり方は?」と問いかけます。

「他のプレーは?」とか「他の選択は?」といった表現もありますが、

方法とか「やり方」のほうが、ニュアンスが伝わるような気がします。

選手を思考させる言葉。
つい同じプレーを選択してしまう選手にかける言葉。

ドリブルが得意な子はドリブル、パスが好きな子はついパスをしがち。

もしくはよりベターな方法がある時にも。
ゴールを奪うには多くのオプションがあることを伝えたい。


実のある練習にするために

私が子どもを指導する時に、もっとも多用するのは「ナイス!」とか「いいね!」というほめ言葉。

そして、その次くらいによく使うのが「どうだった?」や「どんな感じ?」などの問いかけでしょう。

相手が子どもでも、中高生や成人であっても、練習中に私はよく尋ねます。

「どう?」というニュアンスは、その練習が難しいか?楽しいか?役立ちそうか?など、
さまざまな視点で聞いています。

 
そのように尋ねる指導者はあまりいないようですが、フィットしているかどうか確認できますし、
訊かれる選手側に「コーチは自分たちの意思を尊重してくれている」と伝わります。


つまり、トレーニングを一方的にやらされている感覚ではなくなります。

例えば、ボールコントロールの練習をしているとします。
正方形の四隅にマーカーを置き、その近くに子どもを立たせます。

そのマーカーをディフェンスに見立ててのパス回しです。
最初は何も言わず自由にやらせます。

しばらくしたら声をかけます。

「ディフェンス(マーカー)より、遠いほうの足でコントロールしてごらん」
 
そして、しばらくしたら、また声をかけます。

「(遠いほうの足でコントロールするのは)どうでしたか?」

 すると、何人かが答えます。

「受ける時になると、どっちが遠いほうかわからなかった(混乱した)」

「右と左(足)、どっちにしようかって迷った」

 そこで、私は言います。

「立つポイント(場所)で、遠いほうの足は違ってくるよ。
自分がどこにいるか、相手がどこにいるかを感じながらやってみよう」


そのなかで、
選手は「相手より遠いほう(の足)でコントロールすると、体でガードできるから相手には取られないのかな」などと理解していきます。

コーチと選手のキャッチボールがあってこそ、実のある練習になります。


大人が一方的にメニューを授け、それをこなしていく、
よく言われる「練習のための練習」になっていないか、振り返ってください。


指導者をその都度指導してくれる人はいないので、私たちコーチは自問自答するしかありません。


「今日の練習、どうだった?」と。


「教えてくれないので辞めます」という選手

日本の子どもに「周りを見よう!」と声をかけると、みんな顔を上げます。
「見た?」と聞くと「見たよ」と言います。

ですが、何のために見るのか、何を見るのかまでは考えが及びません。
そこまで考えて答えられる子は本当に少ないです。

そこで、「何が見えましたか?」と聞いて、そこから考えてもらいます。

ところが、日本人の多くのコーチは「右にフリーの味方がいただろう」とか
「自分の前はガラ空きなんだから自分でシュートまで持ちこめ」と答えを教えてしまいます。

このように懇切丁寧に教えてしまうと、ジュニア期まではうまくプレーし通用するかもしれませんが、
その後が伸びません。

「一瞬の上達」ではなく、その先の「伸びしろを創る」のが「教えない指導」だと考えてください。
しかしながら、現実には、そのことは理解されていないようです。

ある地域で育成年代で結果を出している指導者の話です。

「コーチが教えてくれないので辞めます」とクラブを退団する子が相次いだそうです。

そのコーチは常に問いかけ、自分で考えてプレーすることを訴えていたそうです。

でも、そのやり方は理解されませんでした。

辞めた選手とその親は
「コーチなのだからプレーを教えてくれるのが当たり前なのに、何も教えてくれない」と主張したそうです。

私も時折「そのやり方で強くなるんですか?」と訊かれることがあります。

そういうとき「スポーツは自分で考えて、自分でやらないと成長しませんよ。
教えないほうが、子どもは自分で学ぶのではありませんか」と答えます。

「教えない」ことの価値観を伝えていくのは、とても難しいことです。

そもそも育成や指導というものに、正解はありません。

ひとつの方法だけではないと思っています。

ですが、日本の子どもに「自分で考える」「自立する」「創造する」という部分は圧倒的に欠けていることは、
多くの指導者が共通して感じていることではないでしょうか。
 

この三点はスポーツ全般に言えることですが、選手が場面に応じて自分の意思で動かなくてはならないサッカーでは特に必要なことです。

自分で考える習慣をつけていくジュニア時代は、
大人が「教えない」ことを意識したほうがよいと私は考えます。

共感です。

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島沢優子

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