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zoom RSS いつどのタイミングで何を伝えるのか?

<<   作成日時 : 2014/09/24 22:27   >>

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■2種類の提言

2種類の提言に分かれている。

1つは、環境やシステム面で日本が不十分である点に関しての提言。
もう1つは、個人が今からでも始められるような、小さな一歩としての提言。


■育成年代における戦術指導はどうあるべきか

日本の指導でスペインと比べて圧倒的に足りないと感じているのが戦術指導だという。
戦術というと育成年代には早すぎるという意見もあるが、

村松氏は戦術を「駆け引き」と捉えた上で次のように語っている。
「相手との駆け引き」や「状況判断」が戦術であるということ。

サッカーは個人スポーツではなくチームスポーツであるため、一人で相手と駆け引きするのではなく、
チームメイトと力をあわせて相手チームと駆け引きをする必要があります。

(中略)

プロでも小学校低学年でもこの戦術の基本に変わりはありません。
「相手との駆け引き」は幼稚園児でも十分に理解できるし、
「仲間と協力する」ことも幼稚園児になれば理解出来ます。


その上で、駆け引きをするために段階的にサッカーの原理原則を教えていくこと。
この指導をないがしろにしてテクニックに奔走していてはいけないとのことである。

この辺りは最新のトレーニング理論ではどの指導者も語っている。

ジュビロ磐田の黄金期を支えた鈴木政一氏は『育てることと勝つことと』(筆者のレビュー)の中で「判断力」の向上こそが指導の中心にあるべきで、年齢ごとに到達すべきレベルを示した上で判断力の重要性を説いている。

判断力とはすなわち駆け引きの基本になるものである。


しかしやはり街クラブレベルでは浸透していない、
もしくはやり方が分からないということなのかもしれない。


単に「バルセロナのようなチームを目指したい」と言っても無理があるわけで、
身の丈や選手の特徴を踏まえた上でトレーニングスタイルを次のようなポイントを踏まえて構築することを村松氏は薦めている。


・好きなプレースタイルのプロチームを見つけ、そして試合をたくさん見る

・優先順位を明確にする(例:勝利よりも試合内容を優先)

・好きなトレーニングスタイル(を実践している指導者)を見つけ、そしてたくさん見学する

・書籍や指導者仲間との情報交換等を通じて、好みの練習メニューを見つける



■大切なことは判断のポイントを教えるということ

指導者に常につきまとうジレンマとして、どこまで教えてどこから教えないのか、という点がある。
判断力を養うということはプレイヤーに判断をさせる環境を与えるということに他ならない。

しかし全てをプレイヤーの判断に委ねていては
もっとよい判断ができたかもしれないポイントに気づかないまま過ごしてしまうかもしれない。

自主的な選手、判断力のある選手を育てるためには、最初から「判断しろ」と言っても不可能です。
なぜなら、そのための判断材料も戦術的な知識もない状態では、駆け引きはできないからです。


はじめは判断のポイントになるような具体的な指導をしていき、
判断材料を揃えた上で「考えろ」という指示が噛み合ったときに自主的な選手が生まれる、という順番である。



あくまで最終到達地点は自主的に駆け引きできる選手を育成することであり、
そのために必要な判断ポイントは教える、と。

指導者の考える通りのプレーをさせて試合に勝つことが目的ではないので、
そこを見誤ってはいけない。


また、ボトムアップ理論と呼ばれる「教えない指導」に関しても以下のように紹介している。


前述のトレーニングスタイルの確立にも関係してくる提案として、「教えない指導」が挙げられます。
これは日本人の気質に合った、日本独自のスタイルと言えるでしょう。

その「先駆者」的存在でもあり、広島観音高校を全国区の強豪校に育て上げた畑喜美夫先生(現安芸南高校)の「ボトムアップ理論」(教えない指導法)は、指導者不足の日本の育成環境にとってとても興味深いアプローチであり、私は最適な方法の1つになり得ると考えます。


ボトムアップ理論を紹介したDVD『質を上げ生徒の考える力で勝負する!畑喜美夫・ボトムアップ理論の概要と実際[DVD番号 tv09]』も発売されている。

指導は理論だけでなく具体的な方法とともに学習しないとなかなか理解が難しい。

村松氏が指導の見学を薦めている所以でもある。


■こうした草の根的な提言が日本サッカーを変えていく

街クラブレベルの指導と日本代表を強化することは次元の違う話という意見もあるだろう。

しかし、そこがつながっていると考えて草の根的な活動で駆け引きのできる選手を1人でも多く育てることが、
日本という国がサッカー大国として名を馳せる下地になると信じる方がなんともロマンがあって良いではないか。


日本はそもそも教育環境からして詰め込み型と言われ、
それが創造性やイノベーションを阻害しているという意見もある


それが、サッカーというスポーツを通じて教育の現場では教えられない
大切な判断力を養うことができるとなれば、すごくステキなことである。







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