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<<   作成日時 : 2014/08/26 22:39   >>

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ファウルだろ! その一言が子どもに逃げ道をつくる

サッカーグラウンドにこだまする「ファウルだろ!」という声。

振り返ると、子どもの試合中に主審の判定に文句をつける姿が…
誰もが一度は見たことのある光景です。

こういった親のアピールをどう感じますか? 
そして子どもの成長にどのような影響があると考えていますか? 

ひょっとしたら、あなたの子どもが所属するチームにもそのような方がいるかもしれません。

■メキシコの選手たちがタフな理由

先日、静岡県トレセンU-12の選手たちが、メキシコ遠征に行きました。

一昨年のロンドン五輪での金メダルをはじめ、近年、育成年代の躍進が目立つメキシコですが、
練習に様々な工夫がされているそうです。

たとえば、メキシコの育成年代のトレーニングマッチでは、ビブスを着用するのではなく、
頭に着けるヘアバンドの色でチーム分けをします。

顔を上げて、周囲を見てプレーしなければ、味方を判別できないようにさせるためです。


遠征に同行したコーチは、
「さまざまなことが勉強になりましたが、一番驚いたのはボールに対する執着心です」と…


メキシコは貧富の差も激しく、けっして治安もよくありません。
苦しい生活を強いられている子どももいます。

そこから抜け出すために、子どもたちが夢を見るのがプロのサッカー選手になることです。
プロに進むためのトレーニングということもあり、子どもたちは常に100%のプレーをします。


では、日本ではどうでしょうか?


「この苦しい生活から抜け出すために、サッカー選手になるんだ」という発想を持つ子どもは稀です。

『日本人に生まれただけで世界トップ10%に入る恵まれた人生』と分析する識者が多いように、
メキシコの子どもたちと同じハングリー精神を持つのは難しいでしょう。


日本では、生活環境からタフな選手は育ちにくいとも言えるかもしれません。
だからこそ、サッカーの環境を整えることが重要になるのではないでしょうか。

そういった狙いを持ってスタートしたのが、ジュニア年代での一人審判制です。

審判員が一人になるということは、正確な判定を下せないことが多々起こります。

つまり、審判員を見ないでプレーすることが必要になり、
そこからタフな選手を生み出そうという試みです。

指導者たちは、こういったテーマの元、
試合に臨むようになっているように感じます。


■審判批判が子どものタフさを失わせてしまう


応援するチームの子どもが倒れると、「ファウルでしょ!」とついつい声を出してしまう。こういった声がタフにプレーする気持ちを失わせてしまうのではないでしょうか。

サッカーというスポーツは、上手くいかないことがほとんどです。

足は手のように器用に動きませんし、ピッチはコンクリートのように平らではなく、
イレギュラーバウンドすることもあります。

チームスポーツのため、自分のプレーが良くても、11人がハーモニーを生み出さないと勝てません。
また、同じフィールドに相手選手が存在するスポーツなので、多くの接触が起きます。

その接触が正しいものかどうかを見極めるのは、人間の目、つまり審判員です。
実際はファウルだったとしても笛が鳴らないこともあります。

サッカーは、プレーする選手の思い通りにいかないことがほとんどです。

こういった条件を『受け入れて』その中で100%のプレーをすることで、
サッカー選手は成長していきます。


しかし、この『受け入れる』というのは難しいことです。
私が子どもの時もそうでしたし、恥ずかしながら今でもサッカーをやるとそうですが、
敗因を誰かの責任にしたくなります。


それが人間です。
「○○が悪い」と責任転換することで、悔しさを紛らわせたいのです。

しかし、その「ファウルでしょ!」という一言が、子どもに逃げ道をつくります。「ぼくが負けた訳じゃない。レフェリーが悪かった。アンラッキーだった」と、結果から逃げるきっかけを与えてしまいます。

プロの選手でも、自分のプレーが上手くいかなくなると、試合中に審判員に異議ばかり唱える姿を見かけます。
しかし、それは選手の成長を止めます。

たとえば、川崎フロンターレに移籍し、大活躍をみせている大久保嘉人選手ですが、
以前のように審判員に異議を唱えることは減りました。

福田正博氏は「今まで審判員に向かっていたエネルギーが、ゴールに向かっている」(スカイパーフェクトTVにて)と姿勢を評価します。


このように「レフェリーが悪い」というスタンスは、選手に何のプラスも生み出しません。
それは世界のトップ選手たちに、執拗に審判員に纏わりつくようなアピールを繰り返す選手が少ないことが物語っています。


■裕福な日本だからこそ、厳しい環境を与えるべき

海外のスター選手たちの多くは、「小さい時は貧しかったから、みんなでひとつのボールを使っていた。
ボールを持ったら、何をしても離したくなかったね」と幼少期を回想します。


彼らはルールを言い分けにせず、草サッカーで活躍できない自分を『受け入れて』育ってきました。
どんなファウルを受けようとも、ゴールを目指す習慣が体に染みついているのです。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、審判員の判定を受け入れる環境づくりをすることが、
子どものためになるのではないでしょうか。


たとえば、子どもがペナルティーエリア内でハンドをとられ、PKで負けてしまったとします。

子どもにはハンドをする意図はなかったかもしれません。
保護者たちも子供の悔しさを感じるでしょう。

ルールにはグレーな部分もあるので、みんなで「酷い審判だ。
きみは悪くない」と審判員を批判することもできます。

ただ、それでは、その子がまたハンドをとられる可能性があります。


「クロスボールの守備をする時は、手は後ろに組まないとね。
広げた手にボールが当たるとハンドを取られる可能性があるから、
次からは手を後ろに組むようにしよう。」


こう声をかけるだけで選手の意識は変わります。
裕福な国だからこそ、厳しい環境を与えることが必要なのではないでしょうか。


そういった環境にあるのが、GDP(国民総生産)で常に上位に位置する裕福なドイツです。
ドイツサッカー界は、オフェンスとディフェンスの一対一を重視し、常に個人に結果を要求します。


試合中に倒れても、サポーターたちは守ってくれません。
サポーターが要求するのはゴールです。

ファウルを貰うことではありません。
そういった環境が、タフな選手たちを生み出し、2014FIFAワールドカップブラジル大会の制覇に繋がったのでしょう。


子どもたちのことを思うのであれば、ドイツのように、一対一の結果を重視するべきではないでしょうか。
たとえホールディングされても、ファウルをアピールするのではなく、

「行けー!」と声援を送れば、子どもたちも前に進むはずです。

以上

ご参考までに… なべ

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