Enjoyサッカー

アクセスカウンタ

zoom RSS 大学の大先輩のコメントです

<<   作成日時 : 2014/08/20 22:18   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

シェアさせていただきます。

全少がサッカーを辞めるきっかけになる可能性

■全少が、サッカーを辞めてしまう原因になりかねない

「わが子をプロ選手に!」

ヒートアップするお父さんお母さんの中には「せめて全少は出ておかないと」
「地区大会のいいところまで行っていないと」という声なき声があるようです。

もしかすると… 地区トレセンに選ばれないと… なんて…


Tさんに… 「全少に出ないとプロにはなれませんか?」と聞くと
「もちろんそんなことはありません」という答えが返ってきました。


「全少に出ていないプロ選手はたくさんいますし、子どもたちはどこで成長するかわかりません。
全少を経験したことで大きく伸びる選手もいれば、

全少で結果を残せなくてもその先のステップに進むための確かな経験を積んで、
中学、高校、大学で花開く選手だって大勢います」


熱心なはずのお父さんやお母さんのこうした思い違いに話が及ぶと、
Tさんは優しい声のまま少し悲しい表情になります。


「『勝てなかった』『できなかった』ことでサッカーを嫌いになってしまう。
サッカーをやめてしまうことの方が問題です」

続けていればこれからいくらでも成長の伸びしろがありますが、
やめてしまえばそこですべての可能性が閉ざされます。

またしても大人の「良かれと思って」が子どもの可能性を奪う結果になっているのです。


■海外の保護者は、試合後の対応がうまい


海外では、どうなのでしょうか。
たとえば、アメリカでは小学生のうちは試合のスコアをつけない(勝敗をはっきりさせない)、
欧州でも全国規模の大会は行わないなど「勝利を目的にしない育成」がスタンダードになっています。



日本でも目先の勝利ではなく試合経験を多くしようとリーグ戦主体の改革が進んでいます。

Tさんは、こうした試みはリーグ戦にもトーナメントにもメリットがあることを、
しっかりと理解するいいきっかけになると言います。


「日本では全少を目標とするチームが多くありますが、リーグ戦文化が育てば、戦い方や試合の進め方、
選手の起用法を含め大きく変わっていくと思います。


海外は環境がいいとよく言いますが、海外の保護者は日本よりも熱心で、
さらに一人ひとりがサッカーを良く知っているので、ヒートアップ具合も日本よりすごいんです。

でも大きく違うのは、負けた後の対処ですね」


Tさんによれば、日本では試合後のベンチや保護者を見ればスコアボードを見なくても試合結果がわかると言います。


「子どもたちはうなだれて、指導者も保護者もがっくり肩を落としている。
 この世の終わりみたいな顔をしているんです。


海外はそういうことはあまりない。
くやしがっているのでしょうが、『ここは良かった!』『よくがんばった』と、
勝敗を受け入れる準備があるように思います」


こうした負けたあとの関わり方は「負けたらすべてが終わり」というトーナメント方式の全少に象徴される
日本の問題点
だと言います。


今年行われたワールドカップでの日本代表の戦いぶりの中にもさまざまな課題がみつかりました。


こうした課題を解決するためには監督の交代や選手のレベルアップよりも、
育成年代を含めた日本全体の底上げが必要。


そのためにもTさんは小学生年代の意識改革、サッカー文化の再構築が重要だと言います。

子どもたちがサッカーを続け、次のステップで輝くためには

勝利至上主義や短期的な目線での指導でなく、
子どもの将来に目を向けた指導やサポートが不可欠
なのです。


■勝利の価値<次のステップに進むこと

「勝つことよりも大切なことは、次のステップに進むことです」

Tさんは勝利至上主義に潜む問題点を、育成のエキスパートという視点から改めて指摘します。

「親やコーチが怒鳴ってしまったり、熱くなってしまったりすることは、子どもたちに不要なプレッシャーをかけるだけでなく、その後のサッカー人生に大きな影響を与えてしまいます。

サッカーだけでなくスポーツの目的のひとつは勝利ですから、勝利を目指すことに問題はありませんが、
それだけに固執することは子どもたちの将来にとって問題です」


■全少の結果で子どもの将来が決まるわけではない

Tさんは、こうした議論が勝利の是非にすり替わる現状にも問題があると言います。

「大切なことは、子どもたち一人ひとりを見たときに、本当にその子のためになっているかということです」

Tさん自身、コーチとして勝利によって選手が成長する姿を何度も目にしていますが、
大切なのはチームではなく、「子ども」や「選手」が主語になっていることだと言います。


「勝つことの是非ではなく、勝つことを目指すにしても子どもたちがその犠牲にならないこと。
“チームのため”を強調するあまり、試合に出られなかったり十分なチャンスを与えられなかったりすることを問題視してほしいと思います」

今年の全少は、Tさんの古巣でもあるセレッソ大阪の優勝で幕を閉じました。
決勝を戦ったセレッソ、柏レイソルをはじめ、全少に出場したチーム、選手たちはそこでしか得られないなにかを得たはずです。


こうしたチームもそうですが、全少の舞台に出てくるようなチームは、個性がありチームの勝利が個人の成長につながる指導をしているチームが多いのです。

これは、勝利だけに固執していては、結局、高いレベルでは勝利できないということを証明しています。

問題は各地域の予選、しかも比較的早い段階でコーチどうし、
保護者どうしが目を吊り上げて勝ちに固執していることでしょう。


「がんばったことが目に見える形として欲しいというのはわかりますが、
コーチや保護者が『勝たせてやろう!』なんていうのは思い違いです。


指導しているわたしよりも子どもたちの方がアイディアを持っています。

大人が誘導することで、指示を待ってベンチばかり見る子どもにしてしまうより、
その発想を生かしてプレーしてもらった方がよほどいいんです



なにかしてあげないとできないという考え方は子どもたちにとってはありがた迷惑。
育成の現場でよく言われる“親の過保護”も「子どものため」と言いつつ、
むしろ子どもの邪魔になっているのです。



「親が子どもに手を差し伸べ過ぎるケースは、よく目にしますね。
練習が終わって、子どもが無言でカバンを差し出す。

それを黙って受け取るお母さん。
これは一見すると子どもがわがままに見えますが、何でも先回りしてやってあげるお母さんが、
子どもの意思表示を奪った結果とも言えます」


両手が塞がっていてカバンが持てない、靴ひもを結ばなければいけないからちょっと持ってほしい。
子どもがお願いする前にカバンを持ってしまう。


必要なら意思を伝えればいいのにそれをしなくなる。
こうした習慣は普段の行動から作られるものなので、
自分の行動をもう一度見つめ直してほしいとTさんは言います。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
大学の大先輩のコメントです Enjoyサッカー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる