Enjoyサッカー

アクセスカウンタ

zoom RSS ドイツの育成から日本サッカーが学べること

<<   作成日時 : 2014/07/10 00:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

ドイツ人選手の特徴の一つにシュートの巧さが挙げられる。
日本代表FW岡崎慎司もシュツットガルト時代にこう話している。

「ヨーロッパの選手はシュートがうまいですよね。ユースから昇格したばかりで名前も知らない選手なのに、
『なんでこんなにシュートがうまいんだ!』という選手がたくさんいますから」

とはいえ自然にドイツからシュートの上手い選手が生まれるわけではない。

■技術や考え方への深い洞察が必要になる

クラウスはこう主張する。
「シュート練習の時にこちらでもよく見るのは枠を外すこと。

ポストに当たるのはいい。バーもいい。GKに止められるのもいい。決めたら素晴らしいことだ。
でも枠は外すなと言い続ける。ゴールに蹴るんだと。そうした指摘をいつも、いつでもしていくんだ」


しかし「外すな!」と言われたからといって枠にボールが飛ぶようになるわけではない。


「監督にとって大事なのはピッチ上で説明し、デモンストレーションをすることだ。
子どもたちがすることは、どこにミスがあり、何がミスで、どれが原因なのかを観察だ。

例えばシュートが浮くことの多くの原因はブレーキなんだ。
シュートを打つ前の踏み込みで体にブレーキをかけてしまう。

そのために上半身が後ろに傾き、必然的にボールが上に飛んでいってしまう。
ボールを打つ瞬間は体がより前に行かないといけない。加速が必要なんだよ」


「元ドイツ代表FWウルフ・キルステンのシュートを間近で見たことがある。
どのシュートもパワフルで、全て確実に枠をとらえていた。

フォームを観察すると、一度も大きな踏み込みをしていない。
走るスピードそのままにシュートまで持ち込んでいるんだ。

ブレーキをかけたらパワーは伝わらなない。
踏み込むときの力が前に向かえば伝わるんだ。


『ボールの中に君のパワーを蹴り込むんだ!』と私は言うんだ」
日本人指導者の中にはヨーロッパ人が強いシュートを放つのは力強い体があるからだと考える人も少なくない。


しかし力だけでシュートが決まるわけではない。
技術や考え方への深い洞察が必要になる。


■哲学とビジョンを持たなければならない

育成層に大事なのは長期的な視点。
勝負事である以上試合には勝ち負けがあり、子どもたちは誰だって勝ちたいと思ってプレーをする。
それをないがしろにすべきではないだろう。

勝つために全力で戦うからこそ見えてくるものがある。
しかし指導者は同時にしっかりとした哲学とビジョンを持たなければならない。



僕らは哲学として後ろからゲームを組み立てるというのを持っている。
GKがボールを持ったら後ろの選手がもらいに動く。ミスパスも起こるだろうし、失点も多くなるだろう。

でもそうすることでしかサッカーはうまくならない。結果が大事なんじゃない。
どういうプレーをするかが大事なんだ。特に育成層ではね。


子どもたちがより成長するためにより良いサッカーに挑戦しようとしているかを観なければならない


■サッカーで「想像力」は指導者にも大切な要素


特にドイツでも小さな子どもたちが指導者にポジションをはっきり分けられることが多く見受けられる。

DFにされた子どもたちは味方が攻めている間、ぼんやりと立ち尽くし、
暇だとおしゃべりをしたり、砂いじりをし出す子もいる。


「集中しろ!」と怒鳴るが、そもそもボールも来ない状況で何に集中すればいいのか。

「まあ、もちろん無償でクラブのために手伝ってくれている指導者を悪く言うことなんてできない。

でももう少し自分がその子どもたちくらいの頃に何が楽しくて何が楽しくなかったかを思いおこして欲しいとは思うんだ」
とクラウスもこぼす。


「例えば我々のチームではDFがいないという考え方でやっている。
後ろに選手はいるが、君らもMFでFWだと言っている。


『DFはいないからね。どうしたらいいか考えて』という状態だから、みんなで守らないといけない。
これはアヤックスやバルセロナを見て私が考えついたものだ。
誰かじゃなくて、みんなでやらないといけない(笑)」


サッカーでは想像力が必要だと言われる。

しかしそれは選手だけにではなく、指導者にも大切な要素だ。

そしてイメージを膨らませるためにはどのような可能性・選択肢があるかを知ることが重要だろう。

『型』がないことには『型破り』もできない
のだから。

日本人は本当に「テクニックがある」と言えるか?」
練習では上手い日本人がなぜ国際試合で技術を発揮できなのでしょう。
ブラジルW杯でも露呈した日本サッカーの課題ついて考えていきましょう。

Enjoyサッカー なべ 

http://youtu.be/6Xe8dIlYLQQ

ドイツ人が重要視する"ツバイカンプフ"

サッカーはスポーツだが、"闘い"の側面もある。

ブラジルワールドカップで繰り広げられた死闘の数々は、
『ただボール扱いが上手いだけでは、勝つことができない』というサッカーの真理を教えてくれた。
闘いの局面が顕著になるのが、球際の争いやドリブルでの突破など、1対1の場面だ。

ドイツでは1対1を"ツバイカンプフ(2人の戦い)"と言い、重要視している。
「ブンデスリーガのテレビ放送の中に、両チームの選手の1対1の勝敗がデータとして表示されることがあります。

指導者ライセンスの講習会時に、様々な試合データを分析することがあったのですが、ボール支配率やシュート数などは、試合の勝ち負けにそれほど因果関係はありませんでした。

唯一、局面での1対1の勝率が、試合結果と関係があることがわかりました。
もちろんデータなので、カウントの仕方による差異はあるとは思いますが、興味深いデータであることは間違いありません」

1対1の局面では、だれの目にも勝敗が明らかになり、勝ち負けもはっきり出る。
高校年代のチームを指導する三枝氏は「日本の高校年代のトレーニングに、1対1を戦略的に取り入れてもいいのでは」と提案する。

そのひとつがチーム内での1対1リーグ戦だ。

「1対1をするグリッドを作り、1試合30秒で行います。試合数は1日1試合を基本とするのが…。

年間を通して1対1のチャンピオンを決めるのも良いですし、
1日2、3試合(試合間隔は3分間程度で完全レスト)で3〜4ヶ月単位で勝敗を競い、

1部リーグと2部リーグに分けて、昇格や降格を味あわせるのもおもしろいと思います。
さらに、ホーム&アウェーという形で対戦形式を2回にし、分析してトレーニングをする期間を設けるのも良いですよね。

練習で時間を作るのが難しければ、朝練や昼休み、練習後の短い時間でできる環境を作れば可能だと思います。1試合30秒ほどなので、グリッドを複数作って同時進行で行えば、短時間で終わります」

具体的なアイデアとしては非常におもしろい。審判を置き、勝敗を記録することで選手たちのやる気もアップし、1日1試合しかないので、『この場面ですべてを出し切る!』 と強い気持ちで臨むことにもなる。


「一般的な高校生で、『1対1+GK』であれば、グリッドの広さは24m×14m程度で、
あとは選手のレベルに合わせて大きさを変え、負荷を調整します。

1対1はトレーニング負荷が高いので、1試合、長くても30秒に設定します。
突破に行くプレー、ボールを奪いに行くプレーが大切なので、ミス待ちやディレイはさせず、
オフェンスもディフェンスも自分から仕掛けさせます。

チームにGKが少ない場合は、グリッドを20m×12mにしてゴールゾーンを設け、
そこでボールを止めたら一点とするなど、方法はたくさんあります。

1対1の勝敗を順位表にして張り出して、練習試合のポジションを決めるのもおもしろいですよね。
練習での真剣勝負の積み重ねが、勝利に対する強いメンタルにつながっていくのだと思います。」


■1対1の強さが選手の評価に直結する

1対1の結果が試合出場につながるのであれば、トレーニングの緊張感や密度は高まっていく。
さらに他の選手のプレーを観察し、分析するのも良いトレーニングになる。

スマートフォンで動画を撮り、練習後に振り返るのも効果的だ。
次の対戦相手の分析をする選手が出てきたら、このトレーニングの大きな成果だろう。

プレーの分析眼を養い、自分のストロングポイントを生かすプレーを考え、自主練をする環境になれば、
チームや個人の成長にもつながっていく。


「サッカーはチームスポーツです。11対11で行うので、試合の勝敗に対する責任は分け合うことができます。
しかし、ゴール前での1対1の場面など、ひとつのプレーが勝敗に直結することもあります。

1対1で勝つことを追求することは、選手個人のプレーに対する責任感を高めることにもなると思います。
1対1で大切なのは、華麗な突破だけではありません。

強引に突破して、打ったシュートが相手に当たって入ることもあります。
相手をブロックしながら突破してシュートを打つ技術、競り合いの中で身につける体の使い方などたくさんあります。

守備の面では、リスクを冒して奪いに行く場面と、セーフティなプレーを覚えること。
一人でボールを奪いきることやスライディングタックルの技術など、
1対1のトレーニングで学ぶ部分は多岐にわたります」


ブラジルW杯の日本代表の戦いを見て、数的有利を作ってボールを奪うプレーだけでなく、
同数や数的不利の状態であっても、"1人でボールを奪い切る能力"の必要性
を感じた人も多いだろう。

また、数的不利でも突破に踏み切るメンタリティ、テクニックの重要性もしかりである。

そのための第一歩が1対1のトレーニングだ。

そして、1対1の状況において「目の前の相手に勝ってやる」という強いこだわりや気持ちを持ってプレーする習慣をつけさせること。

これも選手を成長させるために、指導者がすべき重要なアプローチだといえるだろう。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ドイツの育成から日本サッカーが学べること Enjoyサッカー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる