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zoom RSS ドイツサッカーが生まれ変わった理由

<<   作成日時 : 2014/07/10 00:20   >>

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多くの才能豊かな選手を抱え、特に中盤は随一の層の厚さを誇り、
スピードと技術と戦術が高い次元で融合したモダンなサッカーを披露しているドイツ。

しかし、ここまでの道のりは決して平たんなものだったわけではない。

1990年ワールドカップ優勝後、
もはや我々にかなう国などないと勘違いをしてしまった時期があった。

世界のサッカーがゾーンディフェンスの導入、4バックへの移行など
変革を遂げようとしているのに見向きもしなかった。


1996年欧州選手権こそ90年組の遺産でタイトルを獲得したが、
98年W杯ではベスト8で敗れ、さらに2000年の欧州選手権ではグループリーグ敗退を喫してしまった。

内容的にも散々な出来で、これが長期的なタレント育成プロジェクトに本腰を入れる決定的な契機となった。


■サッカーは足でボールを扱うスポーツ

クラウス・パブストも早い段階からドイツの問題を感じていた。


「育成層でもフィジカル練習ばかりだったね。持久力とか。
テクニック、ボールを使った練習というのは少なかった。

サッカーは楽しいものだし、だから子どもたちもクラブに来る。
一番大事なのは楽しむということなんだ。でも多くのところでその楽しみが壊されていた。

当時のドイツではボール1個で練習して、ゲームしてというのが多かった」
と振り返る。


ドイツサッカー協会はそんな伝統のフィジカルと精神力だけを前面としたサッカーから脱却すべく、
「サッカーはボールを足で扱うスポーツ」という原点に立ち返る。


当時育成で高い評価を得ていたフランスから
「どうすれば技術力・創造力を持った選手を育成することが出来るのか。」を重点的に学んだのだ。

目の前の勝利ばかりに固執せずに、
4種年代であればコーディネーション能力のアップと足元の技術習得といったように、

それぞれの年代にあったトレーニング理論を作り出した。


ブンデスリーガのクラブは育成アカデミーを持つことが厳命とされ、
ユース指導者は盲目的にプロ選手のセカンドキャリアの場とするのではなく、

しっかりと教育を受けた指導者が配置されるようになった。


考え出されたトレーニングメソッドは浸透しなければ意味がない。
ドイツサッカー協会は地域アマチュアクラブにおける指導者のレベルアップが必要不可欠と考えた。

そこでライセンスシステムを再構築。
確立された新しい育成法を浸透させていくためミニ講習会を定期的に行っている。


“お父さんコーチ”に単純な向かい合っての基礎練習やポストシュートの非効率さを説き、
子どもたち全員がもっとアクティブにかかわれる練習メニューや少人数制ミニゲームを推奨してきた。


■子どもたちと向き合える場所を作る

ドイツ全体が変わろうとする流れの前に、クラウスもまた独自の理論でサッカー改革を始めていた。
1996年、ケルンで最初となるサッカースクール「1.Jugend-Fusball-Schule Koln」を創設。

それ以来、数多くの選手をプロクラブに輩出している。


「ケルンスポーツ大学を卒業した後、サッカー指導者専門誌「Fussballtraining」に携わっていたんだ。
育成年代の改革から世界の強豪国に復権を果たしたドイツ。では、そこから日本は何を学べるのでしょう?


【クラウス・パブスト】
ドイツの名門1.FCケルンでユースコーチや育成部長を務め、多くのプロ選手の育成に携わる。
指導者養成機関でもある国立ドイツ体育大学ケルンで講師を務めるなどドイツ育成界の第一人者。

そこでアヤックス、バルセロナ、リバープール、マンチェスターユナイテッド、クレールフォンテーヌといった
様々なアカデミーを見学し、取材する機会を得ることができた。

素晴らしいものをたくさん見るうちに、自分がいいと思ったものをまとめて表現できる場所を作ろうと思ったんだ。
当時ドイツで当たり前に行われていたことと違うことをしてみようとしたんだ」


「楽しみがあったら、練習にも身が入るし、また行きたいと思うでしょ。
当時も今も、うちのスクールではそこがまず大事になっている。
みんなサッカーがしたくてくるんだから。練習はいつもボールあり、だよ」


クラウスらが取り組んできたことはおそらく難しいことでも特別なことでもない。
でもぶれることなく、疑うことなく、子どもたちと向き合ってきた真実が
今のドイツサッカーにしっかりと表れている。

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