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zoom RSS あなたの子どもは晩成型? それとも早熟型? それぞれの育てかた

<<   作成日時 : 2014/05/16 00:45   >>

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ものすごい快挙が達成されました。いよいよ世界のトップ10入りです。
なんの話かって? すみません、サッカーではなくテニスの世界で戦う日本人・錦織圭選手のお話です。

エア・ケイを武器に日本人未踏(現行ランキング制行後)のトップ10についに手が届いた錦織圭選手

今日はテニスのお話! ではなくて、世界を舞台に大活躍を続ける錦織圭選手を例にとって「早熟」と「晩成」両方の選手の育ち方について考えてみたいと思います。


「晩成型」の育成について研究されている慶應義塾大学テニス部の坂井利彰監督(慶應義塾大学体育研究所専任講師)のお話です。

早熟の天才と、晩成型の選手の特徴、その育て方はテニスだけでなくサッカーにも通じます。


■錦織圭は作れるか?

錦織圭選手の活躍が止まりません。バルセロナ・オープン・サバデルでは見事優勝。
続くマドリードオープンでも世界1位のラファエル・ナダルとの決勝では腰を痛め途中棄権となりましたが準優勝。

これまで苦手にしていたクレーコート(土のコート)でも結果を残し、ついに最新の世界ランキングで9位をマークしました。

これがどれくらいスゴいことか? 
競技特性はありますが、世界中で行われているメジャースポーツで、日本人選手が「世界の上から数えて10人」に入っているスポーツは他にあるでしょうか? 

ポイントの配分や、システムによる誤差はあるにしても「錦織圭というテニス選手が世界で9番目に強いテニスプレイヤー」だと言っても決して言い過ぎではありません。

もしサッカーや野球に個人ランキングがあったらトップ10、トップ100に入る選手はどれくらいいるでしょうか?

 チーム競技と個人競技の違いが大きいので一概には言えませんが、テニスで日本人がトップ10の壁を破ったことは本当に驚くべきことなのです。

錦織選手の活躍はテニス指導者として非常に喜ばしいことなのですが、最近こんなことを良く聞かれます。

「錦織のような選手は育てられるのか?」
「第二、第三の錦織は作れるの?」



サッカーの世界でも中田英寿選手や本田圭佑選手など“日本人らしからぬ”独特なメンタリティーを持ったスター選手が出現するたびに「あの選手は特別」と言われて、彼らの活躍がそのまま選手育成の指針にならないというような話を耳にします。


そういう意味では錦織圭選手は、本人が元から持っていた才能に加え、競技人生のターニングポイントでいくつもの出会い、幸運を経験し、それを積み重ねてきた希有な例と言えます。



■早熟型は適切な出会いでさらに伸びる

錦織選手がテニスを始めたのは5歳のとき。
松岡修造さんの「修造チャレンジ」を経て、盛田正明さんが運営する「盛田テニスファンド」の対象者として、

アガシやベッカー、クーリエ、サンプラス、シャラポワなど世界的なスター選手を生み出したアメリカの超名門・IMGニックボロテリーテニスアカデミーに留学。

13歳で海を渡り、世界のトップ、才能の宝庫で技を磨き、そのなかでも成長するたびに多くの期待をかけられる存在になっていったのです。

こういう“特別な才能”を持った選手は、その発掘や指導を諦めては行けませんが、誰もがそのレベルに到達できるというものではありません。

いますぐ第二の錦織選手を見つけて育ててくれ! とお願いされても、不可能とは言いませんが、
よほどの才能に恵まれた原石を発掘し、そこから先の進路を十分に考え、

それでも順調に育つかどうかはわからない。それくらいの難しさがあるのです。


■晩成型は経験を武器に戦う

錦織選手の話が続きましたが、私の研究では錦織選手のような才能の塊に、英才教育を施し、
10代のころから活躍する選手を「早熟型」と呼んでいます。

一方で、さまざまな経験を経て、徐々に必要な能力を身につけ、20代になってから才能を開花させる選手を「晩成型」と分類しています。


分岐点は世界ランキングトップ100です。
10代の内にトップ100にランクインしている選手は早熟型、20代に入って100位に到達した選手を晩成型と呼んでいるのです。


錦織選手の活躍があまりにもタイムリーで前置きが長くなりましたが、坂井先生が伝えたいのは、
錦織選手みたいに才能に恵まれていない選手は諦めてくださいということではなく、

ゆっくり準備をして成長していく晩成型でも世界と戦える! ということです。


現在あらゆるスポーツで、晩成型、または早熟型から晩成型に移行して長くトップレベルの実力を保てるいわば「持続型」という選手が多く出てきています。

テニスでも今年30歳を迎える添田豪選手や25歳の伊藤竜馬選手などがトップ100入りを経験していて、
オリンピックや国別対抗戦デビスカップで近年にない日本の躍進を支えています。


スキージャンプの葛西選手、先日競技からの引退を発表したフィギュアスケーター鈴木明子選手、
そして言わずとしれたサッカー界のキング、カズこと三浦知良選手など、

若さやパワー、スピードが重視されるスポーツの世界で、競技の成熟、トレーニング方法の発達で、
多くの競技でこれまで積み重ねた経験や、精神面の強さ、技術を発揮し、

“ベテラン”と呼ばれる年代にあっても第一線でプレーする選手が増えています。


彼らのような晩成型の選手の活躍を見ていると、
幼少期から大学生くらいまでの間の選手育成は、もっともっと多様にしたほうがいいと言うのが私の感想です。

というのは、12歳の錦織選手と自分を比べて諦めてしまう、成長の早い早熟型の選手と比べて競技をやめてしまう。そんな例を指導者として数多く見てきたからです。


坂井先生の研究では早熟型と晩成型の比較から「晩成型でも世界と戦える」「晩成力を強みにしよう」という、超天才ではなくても成長を続けていけるパスウェイ(経路)作りを模索しています。


☆あきらめない心を伸ばす! 晩成型の育てかた

テニスの錦織圭選手の大躍進をきっかけに、「早熟の天才」について考えることで、
多くのそこまでの才能に恵まれていない選手たちの育成方法が見えてきます。



今日も「晩成型」の育成について研究されている慶應義塾大学テニス部の坂井利彰監督(慶應義塾大学体育研究所専任講師)にお話を…


坂井先生によれば「成果が出るのが先になる晩成型とはいえ、成長するまで何もしなくていいわけではない」と言います。

晩成型の選手を育てるためには、どんな準備が必要なのでしょう?


■晩成型として活躍するために育成年代でやっておくこと

天才でない選手たちが天才ひしめく世界で戦っていくには、日々成長を続けていくしか道はありません。

そういう意味では、小さい頃の習慣として「練習をする」才能を身につけた選手たちは、キャリアの後半に向けて大きく成長していきます。

サッカーでも大学経由でJリーグ、そして世界へ巣立っていった長友選手のような成長曲線や、
本田圭佑選手や中村俊輔選手のように高校時代に一度挫折を味わってそこからさらに伸びたパスウェイ(経路)を持っている選手もいます。


いまでは、錦織選手のように早くから海外の、しかも超一流クラブに属する日本の天才サッカー少年たちもいると聞きますが、彼らのこれからの進路に注視すると同時に、彼らではない、日本から育つ晩成型の選手も同時に育てていかなければいけないと思っています。


 これはプロ選手やトップレベルにかぎったことではありません。

たとえば、小学生のころは身体の小さかったサッカー選手と成長の早い早熟型の選手が、中学校で立場が逆転するケースがあります。

高校でレギュラーをとるためにいま何をしていくかと言うことにも役立つでしょう。
晩成型の選手は「待っていれば、いずれ開花する」ということではありません。


競技を続けることは大切ですが、自分の成長の段階やスピードを良く把握した上で、
そのときに必要な技術、実力を焦らず身につけていくこと
が求められます。


いまできない技術があるならそれは継続して練習しつつ、それを身につけたときどんなプレーができるか、
技術以外の部分を伸ばしていく、ようするに身体技術が成長したときのための準備をしておくことが大切です。



■晩成型の条件 競技を諦めない やめないこと

では、自分の子が早熟型なのか、晩成型なのか、保護者はどういう接し方で子どもたちにアプローチをしたらいいでしょう? 


早熟型というのは単に背が伸びるのが早い、身体が大きいということではありません。

周りが放っておけないほどの才能をいち早く発揮し、この年代でもっと上のレベルに身を投じれば世界レベルの選手になれる! という才能を持った選手のことです。

そう考えると多くのお子さんが晩成型の育てかたを基本にして間違いないでしょう。

晩成型の育成は、「成長するときに目一杯花開けるように、最高の準備をしておく」という考え方がマッチします。
私が子どもたちを指導するときに気をつけているのは、テニスを楽しんでプレーすることと、フェアプレー精神を身につけることの2点です。


上位の大会であってもセルフジャッジが主流のテニスは、自分の精神をきちんと持っていないとそこからプレーが崩れてしまうことがあります。


フェアプレーの概念は大人になって社会に出てからも通用することなので、
子どものころから積極的に学んでおきたいところです。

プレー面では、世界のトップレベル、トレーニングの知見を集めて、フットワークの重要性、コースの駆け引き、戦術なども徐々に教えていきます。


日本では小さい頃から教えすぎるのは良くないと言われていますが、無理矢理詰め込むのではなく、
将来必要になる要素の“種”を蒔いておくことは、決して悪いことではありません。



これは>オーバーコーチングや指導者の都合で選手の特徴を消してしまうこととはまったく違うことです。


自分が晩成型だとしたら、技術が完成に近づいたときにそれに見合う戦術、実力以上を引き出してくれる基本技術は欠かせない武器になります。


テニスでもサッカーでも同じですが、晩成型として活躍するために必要なのは「継続性」です。
競技をやっていると節目、節目で「やめる」という選択肢が見え隠れします。

ケガなのかモチベーションなのか、人それぞれですが、晩成型として輝くためには競技をなるべく長く続け、根気強くプレーし続けることが最低条件になります。


お父さんやお母さんができる最大の手助けは、ゆっくりでも少しずつ成長するわが子を見守ることでしょうか。


適切な能力を順番に開花させていき、やがて上達という結果につなげる「晩成型」は、誰もが目指せる成長のパスウェイなのです。


以上  シェアさせていただきます。

選手も指導者も保護者も… 焦らないということと「ちょうどの学び」が大切ということ。

「ちょうどの学び」のタイミング。 個? グループ? チーム? 指導者自身? 親として?

「共に学ぶ」ことも、いろんな意味で大切なのかも?

そうそう、レジェンドという言葉が、最近好きなフレーすなのですが…

JEF時代のオシム氏の映像を再度、見直す作業から…

『伝える』という作業の深さ… 指導者として、『何を観るのか?』という視点と…

ベースにある彼の「人として大切なものは?」というベースがあってこそということ。

サッカーの質だけでなく、何のためにサッカーがあるのか?ということ。=深い!?

だからこその… 感動!

「人」を育てるということの意味… 指導者の自己満足ではないということ!

Enjoyサッカー なべ



錦織圭、添田豪、伊藤竜馬……。日本の選手たちが続々と世界ランキングTOP100に入り、4大大会(グランドスラム)でも勝利を飾れるようになった。日本テニス界はいま、かつてない黄金期を迎えている。日本テニスが世界と互角に戦えるようになった理由とその背景にあるものを長年の研究データに基づいて紐解いていく。指導者、現役選手やその保護者に留まらず、ファン目線でも楽しめる一冊。

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