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zoom RSS U-17日本代表の躍動を探る

<<   作成日時 : 2013/10/24 22:55   >>

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“守っていないところ”を攻めるコンセプト

司令塔不在、過度の対策なくても流れるようなパスワーク。

吉武監督はU-17日本代表に何を植え付けたのか?

吉武博文監督

“共鳴”を合言葉に多彩なパスワークとコンパクトな守備を融合し、

世界の舞台で“全員攻撃・全員守備”を表現している“96ジャパン”だが、

そのエッセンスになっているのが選手の自主性だ。


 素早いパス回しとそれを実現するためのボールスキルとボディシェイプ。

基本コンセプトは練習から徹底して植え付けるが、

それをベースに選手たちが試合で何をするかは選手たちが試合で感じた

「ファースト・インプレッション」次第だ。


 例えば2試合目のベネズエラは3バックで守ることは分かっているが、

どういう3バックなのかはいざ始まって、選手が感じ取るべきものだと吉武監督は考える。


 事前に相手の情報と対処法を教えすぎてしまうと、

「日本の選手はそれに固執してしまう」(吉武監督)ため、

映像を見せる時でもベネズエラがこうだから、こう攻めよう・こう守ろうではなく、

シチュエーションに応じた攻め方、守り方を考えるための参考資料として提供しているとのことだ。


 攻撃に関して大きなテーマは、相手の“守っていないところ”を攻めるということ。

この言葉はミニゲームなどを見ても「ほら、今はどこを相手が守っていないんだ?」といった

言葉を監督やコーチが常に投げかけている。


 ポゼッションとしてボールを失わないことは大事にしているが、

常に相手の隙を狙うことを意識し、ここと思った場所を見出せばどんどん突いていく。


「行動をフリーズさせる」守り方

 そうしたトライの結果、もしボールをロストしても吉武監督が責めることはないが、

少しでも躊躇してせっかくの隙を逃してしまうと、練習を止めて質問する。


そこで選手に明確な意図があるなら厳しく言われることはないが、

「常に意図を持つ」ということを大前提に置いているわけだ。


“96ジャパン”に特定の司令塔はいない。

もちろんフリーマンの杉本太郎や左利きの仲村京雅の様に特別な攻撃ビジョンやパスセンスを備えた選手はいるが、

それはあくまで彼らのスペシャリティであり、攻撃に関わる選手の全員が主体性を持っている。


 誰に預けたから終わりではなく、イメージを自分で巡らせる中で仲間と“共鳴”していくことが、

流動的な攻撃を生み出すのだ。



 一方の守備は、組織としての一体感がより求められるものだが、

“全員攻撃・全員守備”を掲げる“96ジャパン”において守備もコンセプトの根本は変わらない。


相手の仕掛けを待って対応するのではなく、自分たちから相手を追いこみ、

「行動をフリーズさせる」(吉武監督)ことで、守っている側にありながら相手を支配することができる。


 初戦のロシアは前線に個人能力の高い選手を揃え、

平均身長が170cmにも満たない日本のDFラインがどう対応するか興味深かったが、

実際は自分たちから相手の自由を奪うことで、個の力を発揮させない守備を心掛けている。


 それがロシア戦はうまくはまったが、

ベネズエラ戦はロビングボールからの競り合いを起点に何度か危険な場面を迎え、実際に1失点してしまった。


94年よりも完成度の高い96ジャパン

「ボールが来る前に激しくプレッシャーをかけて、

体を当てずにボールを奪う」というのは“96ジャパン”が掲げる守備のコンセプトだが、

1人のプロとしていざ当たったところでも個人に負けない、

跳ね飛ばされずに止めることは吉武監督も求める。

だからこそ、練習に体幹トレーニングを取り入れ、1対1を想定したトレーニングも軽視はしていないのだ。


「僕がセンターバックに大事だと思うのは集中力と予測。

その上で身長が高いに越したことはないんですけど、なかなかいない。

それを言い訳にはしないで、日本の良さを出す戦い方を模索していて、逆にどんどんぶつけたい。


 やっぱりダメだったのか、結構できるのか。

だからセンターバックの問題だけじゃなくて、

前からプレッシャーをかけない限りいくら速くて大きい選手がいたって絶対にやられるので」(吉武監督)


 ベスト8に輝いた“94ジャパン”よりも「仕上がりの完成度は高い」と吉武監督。

すでに決勝トーナメント進出が決まった状態で臨むチュニジア戦に向けても

「自分たちがやってきたことは間違いないので、

勝ち負けよりも、もっともっと確信を持ってやれる様な3試合目にしたい」
と語る。

 もちろん勝利という結果は大事だが、

それを目指す上で彼らが何を日本のストロングポイントとして発揮しようとしているのか。

そこに注目していくと、尖鋭的な“96ジャパン”を通して日本の未来像も見えてくるかもしれない

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