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zoom RSS 出る杭は打たれる。それでも怯まぬ若き井田(1979・6)

<<   作成日時 : 2013/08/09 10:46   >>

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77年選手権初出場準優勝、1年置いて79年2回目の出場し、サッカーシーンに新しい可能性を拓くも、協会に叩かれた井田サッカー。
そしてそこから13年頑張っても頑張っても全国に行けない日が続いたが、心の火は消えなかった。

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日本サッカー協会コーチャーズ・アソシエーション10 1979.6
「お上への反論」

会員30
静岡学園高校サッカー部監督 井田勝通

若き井田勝通(笑)

 この頃サッカーのコーチングのむずかしさをつくづく感じる。

特に18才くらいまでの年令の選手達のコーチングは色々な困難がともなう。

私は一人でも多くの良い選手を育て将来の全日本の選手を常日頃から送ろうと心掛けているつもりですが……

どの様にしたら良い選手に育つか、色々と工夫し色々な方向から努力しているが、思う通りにはならない。


 私達はわずか2年半の間に選手を育てなくてはならない。

これは大変に短い時間である。多くの技術委員は試合の結果のみを観て判断を下す・・、

日く「個人技だけだった」「中学生のサッカー」「スリーバックは時代遅れ」「ゴールを奪う所で技術が生かされていないのではしようがない」「単純にけり、動き廻るサッカーこれが原点だ」「サッカーは格闘技だ小技に走るのは高校生らしくない」・・・

私達が試合で演じたプレーには日頃の練習の成果がこめられている。

そして指導者はそれぞれの狙いをもって選手を育てていると思う。

そういう私達の本当の狙いを知らないで簡単に「体力がない」とか「スピードがない」とか「技術がない」と言って

片づけられてはたまったものではない。


 誰が単なるボール遊びのサッカーをやるだろうか?

誰が負ける為にサッカーをやるだろうか?

サッカーをやる者皆勝ちたいしゴールを奪いたいのだ。

わずか2年半の間にスピードもつけたい、パワーもつけたい、技衛もつけたい、戦術眼も、攻撃も、守備も、

チームプレーも等に数えきれない程の問題を解決し、そして勝たなければならない。


 私は18才くらいまでの選手はむしろ未完成であっても良いこと思う、

但しその年令までに絶対身につけて置かなくてはならない事、

大人になってからでは間に合わない事を完全に収得しなければならない。

少年団時代に幸々しい活躍をし外国へ遠征し全勝で恃って来ても年が多くなるにつれてダメになる。


一人もユース代表になれない。

一人も全日本のメンバーになれない。

こういう事実を、歴史の流れを冷静に考えてみると、

私は選手達が将来、高いレベルの理想のサッカーに到達する為には、

順序と段階が非常に大切だと思う。

若い少年達を指導する人は、何年か先を見ながら順序よく、段階を追って選手を育てることだ。


 勝ち負けにとらわれず、体の大小にかかわりなく、

スピードの速い遅いにまどわされずに少しずつ一番大切なものから収得させることが大切だと思う。

体格、スピード、ゴールを奪う方法、守備の組織、パス、キック等

この種の優劣や大差は大人になるにつれて自然と縮まるかなくなってしまうものです。


 こういう考え方から見直すと若い少年達を育てる時に

日本のサッカーの指導者は意識の革命をしなくてはならないと思う。

今日の日本のサッカーでは激しさ、力、スピードばかりが強調されるようになったために、

真のインテリジェンスに溢れた技術的プレーヤーが育つ可能性がなくなった。


日本の少年達の理想像になるような全日本選手がいなくなった。

小学生から中学生そして高校生と今のサッカーでは何よりも勝敗というものが非常に大きなウェイトを占めるので、

かつてのようにじっくりと少年を育てていく余裕が指導者達になくなっている。

いくら日本人に体力とスピードと激しさを加えても、技術と頭脳がなかったら勝てる訳がない。

私達指導者は意識の革命をし、冷静に過去の失敗をみっめ、正しい方向へ限を向けなければ、

これから先永遠に、歴史の中の失敗をくりかえすだけである。


 今年8月日本で開催されるワールドユースの選手を見れば、

同年代の日本の選手と外国の選手と何が一番違うかハッキリと解るはずである。

若いユースの代表にいくら1 8 0 cmクラス選手を揃えても、善戦健闘はするかもしれないが、

相手と五分のゲームを展開し打ち破る事は不可能だろう。

私達指導者は決してそれを見逃がしてはいけないと思う、

日本の選手に何が一番欠けているかハッキリと認識して.

次の日本の為に思い切った手を打っことが必要だと思う。


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ついでに若き小嶺さん(笑)

Na 10
島原商業高校サッカー部監督 小嶺忠敏

 今年の正月に行なわれた、全国高校サッカー選手権大会の決勝戦、古河一高対室蘭大谷の激戦は全国のサッカーファンに大変な感激を与えた。

特に室蘭大谷の活躍(決勝進出)ぶりは、全国の高校サッカーの分布図を変えるとともに、地域差が縮まった実証として、大変意義をもつものであった。

 ここ数年、高校の全国大会は九州、四国、北海道等の地方のチームの台頭が著しいのは周知のとおりである。

その理由には、地方にも熱心で優秀な指導者が増えてきたのと同時に、

多くの指導者の方々が育てた少年団の普及と充実があげられよう。


 私たちの高校界にも、今年の国立競技場を沸かせた古河一高の藤野監督、室蘭大谷の高橋監督の他に、

習志野高の西堂監督、帝京高の古沼監督、北陽高の野々村監督等、その他多くの名指導者がおられる。


 ところで、この名監督さんたちは、いずれも日本サッカー協会のコーチングスクールを出ていない。

特に帝京の古沼監督は専門は陸上という異色の監督さんであることはよく知られている。


 このようにコーチングスクールを出ていないが、熱心に指導し、強いチームを作ったり、

優秀な選手を育てあげた名指導者は、小学校。中学校、高校に数多くおられて、そのような指導者は、

ほとんど独自で築きあげた、独特の指導理念と指導法、またそれにも増した情熱をもっておられる。

全国には、いたるところに“サッカー馬鹿”“サッカー気違い”と呼ばれるような情熱をもった指導者が多い。


 これからの日本サッカーを背負って立つのは、小学生、中学生、高校生といった若年層の選手達であり、

また、それを育てようと情熱を注いでおられる、“サッカー馬鹿”と呼ばれる指導者の方々であろう。

きっと近い将来、立派な選手が、これから次々と育ってくることと思うし、

その選手たちのレベルがワールドクラスになったとき、ナショナルチームが世界のトップになることと思う。

これが、そういう指導者達の夢である。


 さて、日本サッカー協会の画期的ともいえる事業のコーチングスクールが、開校されて今年で10年になる。

他の競技団体で、これだけコーチ養成に力を入れている競技はない。

これまで数多い公認指導者が生まれ、各分野で活躍していることだろうし、

これからも年を経るごとに増え続けることだろう。


 そこで公認指導者(コーチングスクール卒)に対して、卒直に意見を述べてみたい。


 あるチームをJFAの公認指導員が指導するようになったところ、周りの期待に反してチームが弱体化し、

何年経っても強くならないとの話を聞いたことがある。

いろんな事情があるだろうが、やはり、不思議なことである。それはなぜなのであろう。


 私はこう考える。

 コーチングスクールは指導の一般原則を教えるところであって、

受講者は、そのまま受け売りで指導すべきではない。

選手は精神的にも身体的にも、技術的にもそれぞれ個性があり、一人ひとりが、ちがった才能を持っている。

指導者はコーチングスクールで得た知識をもとに選手の個性や能力を冷静に見定め、そ

の選手に応じた指導法なり練習法なりを独自に考案すべきであろう。

“選手のためのコーチ”であって、“コーチのためのコーチ”であってはいけないということである。

コーチの練習法を押しつけるのではなくて対象である選手が主体であることを忘れてはならないと思う。


 次に日本サッカー協会の公認指導者は、何らかの形でサッカー界に貢献する使命があると思う。

各自のおかれている立場で、それぞれのチームの強化なり、優秀な選手の育成なり、

いろいろな仕事があろう、

要するにコーチングスクール卒業は指導へのスタートであることを忘れてはならないと思うのである。


 ややもすると、コーチングスクール卒業で満足し、名コーチになったと錯覚してはいないか。

 “肩書き的存在”に終って、名前だけの公認指導者に終っていないか。

いずれにしても、ここ10年目をくぎりとして、われわれはもう一度コーチングスクールの原点を見なおし、

じっくりと反省し、日本サッカー界の為に寄与すべきではないかと考えるのである。

 偏見であるとのお叱りは甘んじて受けたい。

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