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zoom RSS 負けじ魂に火つける

<<   作成日時 : 2013/07/23 10:03   >>

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負けじ魂に火つける】

サッカー指導「球は転々」

 「子どもの負けじ魂は結構強い。

一人ができると目の色をかえて 『俺も、俺も』になる。おもしろいよ」

 静岡学園高を40年近くにわたって指導し、高校屈指の強豪に育て上げ、

Jリーガーを62人も育てた井田勝通さ ん(69)は

2年前から町クラブのバンレオーレ岡部(静岡・藤枝市)と

サルファス清水(静岡市)で少年サッカーの指導をしている。


 「高校、中学を指導した経験から、

世界レベルの選手を育成するには8歳くらいから本格的に始めないと間に合わないんじゃないかと思うようになった」のがきっかけだ。


 状況に応じたパスとドリブルの組み合わせで攻撃を組み立て、

ゴールを狙う静学のサッカーは、鍛え上げられ た個人技を軸にしている。


  「このところしきりに個の力が言われてるけど、俺はずっとやってきたつもりだよ」


 守備の組織が強固になった現代のサッカーでは、

最後の崩しや得点にかかわるところでは、

どうしても個の力が必要になる。


一対一で抜けるかどうかで局面はがらりと変わる。

  「そのための技術を15歳までに身に付けさせたい。後はフィジカルやメンタル面を鍛えて十分間に合う」

 技はあればあるほどいい。

「相手に『何をしてくるんだろう』というクエスチョンをたくさん与えれば、その時点で優位に立てるからね」


 子どもたちに、はだしで小さなゴム製ボールを蹴らせている。

ズック靴を履かせ、スパイクはなるべく履かせない。

井田流の実験だという。笑いながら意図を説明した。


  「足の裏に、手のひらのような微妙なタッチの感覚を覚えさせたくてね。

そのことで何か遺伝子のスイッチが入って、とんでもない選手が現れてくれないかと…」



 技は、実戦で、それも瞬間的なアドリブが利かないと意味がない。

いつ、どこで、どの技を使うのか。そのことを考えさせる。


 「こうしなさい」の押しつけはしない。

どんな練習が効果があるのか。

「難しいけど練習方法を考えるだけでおもしろい。

正解は一つじゃない。

世界中で何万、何十万人という指導者が悩み、考えている。

俺もその一人。試行錯誤しながらやっていく。

それが指 導の魅力だもの」


 子どもたちが身に付ける技術は、高い塔を建てる上で必要な基礎工事だという。

手抜きはもってのほか。

  「とにかく、柔軟性があって吸収力があるのには驚かされたね。

あとは、負けじ魂にどうやって火を付けてや ろうかと…」

 指導者魂に衰えはない。  




なるほど〜

面白い


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