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<<   作成日時 : 2012/11/27 13:10   >>

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「"日本の大学サッカー"を"世界のスタンダード"へ」 流通経済大学・中野雄二監督

50人近くのJリーガーを排出してきた関東大学サッカーの名門、流通経済大学。

もともとはサッカーの強豪校ではなかったこの大学を立て直し、

現在の”サッカーを看板とした”流経大を作り上げたのは、

現在チームを統率する中野雄二監督といっても過言ではない。

なぜ流経大はこれほどまでに多くのプロサッカー選手をJに送り込むことが出来るのだろうか。

そして関東リーグ、インカレ、ユニバーシアードなど数々のタイトルを手中に収めた中野監督の目に映る

大学サッカーの意義、そして課題とは。


中野監督が考える、日本サッカー界における大学サッカーの立ち位置や役割というものは?

やっと、色々なサッカー関係者が大学サッカーは重要であるということをコメントしだしてるけど、

もともと重要なんですよ。

ところが20年前、Jリーグが立ち上がった時、当時の川淵チェアマンが、悪口ではないんですけど、

大学サッカーの関係者に対して”もう大学サッカーの役割は終わった”というようなことを

ストレートに言ったみたいなんですよ。


その当時、僕は大学にいなかったから、当時の大学関係者はそれが引っかかっていて。

なので今になって大学サッカーが重要と言われたところで、何なんだと。

ちょっとギクシャクしたものが上の年代には、あるんですよね。

でも日本サッカー界も、大学サッカーが重要とは言いながらも強化費とか、

そういうのは女子サッカーとかユース年代に比べたら微々たるものしかもらえない。

そういうことを言ったらキリがないのだけど。

大学サッカーが日本の中でどうすればいいかということに関して言うと、

僕は”世界のスタンダード”になれば良いと思っている。


よく日本の人はスペインとかフランスが良いとか、海外のマネをしようとして、

学校の部活よりもクラブを優先しようとする。

例えばバイエルンなら水泳とかバレーボールとかやっている中での象徴がサッカーなだけで、

それはその国に根付いていて、国民性にあったもの。

だからなんでこの日本の教育システムを壊してまでクラブ化する必要があるのかとは思いますよね。

どっちが良い悪いとかではなくて、その国のあり方というものが存在するのだから、

日本の場合は、例えばフーリガンは少ないし、サッカーで頑張ってプロになれなくても他の職業に就くことができる。

これは悪いことではないですよね。

それだけ日本の生活水準が平均として安定しているという捉え方ができます。

海外の場合は、サッカー選手になれないと働く場所がなかったりフーリガンになったり。

成功例は良いけど海外の失敗例を見ないでみんな海外が良いと言う傾向があります。

僕は色々な国を見てきたけど、海外のサッカー熱は確かに言葉では言い表せないものがありますよ。

でもこの人達からサッカーを取ったらどうなのだろうな、と思う部分はありますよね。


日本は世界で一番かはわからないけど、インフラとか色々な整備が整っている国で、

その日本の中での指導法というのを構築していって、逆にスペイン・ドイツなどの人が、

「日本ってなんで大学からプロ選手になれるの?なんで大学でサッカーが上達するの?

彼らって勉強もするんでしょ?ダメでも就職するんでしょ。それってすごいな。」

とこういう風に思われるのがいいんじゃないですかね。


それで10年後くらいに海外のサッカー先進国が、"日本のシステムを取り入れよう"と。

スポーツだけじゃなくても勉強もちゃんとした方が良いよね、と思うかもしれない。

でも日本はそれを壊してまで、スペインと同じようにした方が良いとかドイツを真似ようとかしているように見えるんですけど、

なんで自分達のやってきたことに対して、その良さをもっと引き出そうとしないのかな、と思います。

クラブ化が悪いと言っているわけではなくて、併用すれば良い話でもありますよね。

海外では18歳、19歳でビッグクラブのレギュラーになるということは普通ではないかもしれないがよく見られることです。

僕自身もそれがいいとは思っていて、大学4年間を経由することは少し長い遠回りだと思ってました。

でも山田選手や高橋選手は2年目で代表にも選ばれています。

そう考えると大学に進学することもひとつ、遠回りではない選択なのではないのかと思うのですが。


一つは、海外の18歳と日本の18歳を見ると、海外の18歳は精神的に大人。

日本人の精神年齢はちょうど大学を卒業するあたりで海外の18歳と同じくらいになるような気がする。

だからちょうど大学を出る頃がプレーヤーとしての経験値も得てきて、人間としてもモノの考え方が大人になるのが22歳くらいかなと感じます。

なのでプロに出るには22歳くらいがちょうどいい。

もちろん、優秀で若くして18歳でプロになった方が良いに決まっている。

周りの環境はプロの方が良いですしね。

でも現実的に見ると、若くしてJに行った子はけっこう潰れている。

そういう言い方は失礼かもしれないけど。だって、試合に出られないもの。

試合を経験していかないといくら良い環境で練習をしても、実践的な部分を学べないから。

これがJの課題なのかなと。

なので、僕が言うことでもないかもしれないけど、例えばJ2なんかは外国人ではなく日本人にするとか。

そうすればS級を取った人の職場が増えるし。

あとはJ2は外国人選手を取るのではなくて、極論だけど1試合で10代の選手を2人起用しなければいけないとか、若手を伸ばすリーグにしたら良いと思う。

海外だって、各国にチャンピオンを狙うチームなんて2,3チームしかないのだから。

残りは中位で良いとか、残留すれば良いとか。

育成してそれで選手を売って運営してこうとか、そういう考えがあって良いのに、

日本の場合は一様に、18チームがみんな優勝を狙わなければいけないような捉え方がされるけど、

現実的に優勝狙えるチームなんて限られている。

プロの世界はお金がある方が強いから。だってお金で選手を取れば良いんだもの。

ACミランだってユベントスだって、マンチェスターユナイテッドだって、みんなそう。

相手から戦力を引きぬいて自分達の力にする。それがプロ。

そこら辺を、みんな平等に優勝を狙うじゃなくて、各クラブの特徴があって良いとは思う。

大学サッカーはそこに良い選手をたくさん供給しているし、コーチやスタッフ、フロントを見たって大卒者しかいないよね。

言い方は悪いかもしれないけど、高卒でそういうポジションに行く人は、大企業でもあまりいない。

もちろん高卒でも優秀な人はたくさんいるんだけど、世の中はどうしても学歴とかで決められちゃうところがある。

サッカー協会を見たって、役職についている人は大卒者ばかり。

大卒の重要性というものをわかっているはずなのに、口で言うほど大学とリンクもしてないし、

大学の結果なんかが協会のHPのトップに載るわけでもない。

そういう不満は少しあるんだけど、そういった部分も含めて、大学サッカー連盟と協会のあり方を見直していく必要はあるのかなと。

流経大は数々のプロ選手を輩出してきました。やはりプロからも大卒選手に求められるものは高いレベルにあるのでしょうか。年齢的なものもありますよね。

年齢的にも、データを取ると、毎年100人がプロになると6割が大卒者なんだけど、J2でレギュラーになる子が多い。

J1だと、出たり出なかったりという感じかな。でも、4年で引退しちゃう。

26位でガクンと減る。2つ理由があって、J2の給料では、いざ結婚するとかそういう決断のときに、

J2でサッカーをやっていても無理があるなと思って辞める。

J2に多くは行くのだけど、26で辞めちゃう。この状況は良いとは言えない。


中野監督が指導で心がけていることや目標は?やはりプロを輩出することを一番に考えているのか?

いや、全然!流経は良い選手をたくさんとってきて、プロ選手を出すんだろと思われているけど、

全然僕のところは、勉強が出来るできないは別として、授業に行く事がまず最優先。

あとはボランティアや少年サッカーの指導や審判活動、

あとはイベントがある時に障がい者と触れ合ったりするとか、色々なことをやっている。

献血もやっていて。年に3回、献血車がサッカー部の寮の前にやってきて、強制的にやらせています。

もちろん寝不足とか、3ヶ月以内に海外行った人は出来ないけど。

よく駅前とか大学に来たりする献血をみんな見て見ぬふりをするでしょう。

でも若くて健康な人の血はいくらでも必要なんだから。

献血なら、僕らが協力出来ることでもあるし、ドナーになれというわけではないから問題ないと。(笑)

みんなが思うほど、プロを育てようとか、絶対に優勝しようとか、そういう考えではない。

サッカーを通してそれぞれが成長してほしいと。

社会に出てからどういう生き方が出来るかが重要であって、

チームで優勝したから、メダルがあるからと言って就職が決まるわけではないですし。

その辺が、流経が育っている理由なんだよね。

サッカー選手を作っているわけではなくて、「人」を作ろうとしているわけだから。

たまたまサッカーの素質があって、サッカーの強い子供たちがプロになる。

まあそこが終点ではないのだけれど。そのレベルに到達している割合が高いのかな?とは思いますね。

指導をしている時には、言い過ぎないことを心がけている。洗脳してはいけないよね。

流経の、中野雄二の考え方が絶対ではない、ということを部員にはわかってもらえるようになりたい。


中野監督の考える流経大の魅力とは?

流経は自由なんだよね。サッカーが。

よく質問で”流経のスタイル”を聞かれるんだけど、スタイルはないんですよ。

毎年選手が変わるんだもの。その時に預かった選手の能力を発揮できるサッカーをしたいだけ。

本当はスタイルを決めて当てはめていった方が、安定した結果を出せるかもしれないけど、

そんなことを僕は求めているわけではなくて。

不安定で良いから、個を伸ばしたい。

でも、そうは言ったってチームプレーだから。

優勝できなきゃしょうがないと言われることもあって、そのジレンマはいつもあります。


サッカーに限らずに、その分野の有力国が行なっていることを追随しようとする傾向が、日本にはある。

それ自体は悪いことではないのだが、自分達が世界の標準になれば良いという視点を持っている人は少ない。

日本の大学サッカーは歴史があり、Jに選手を多く送り込んできた実績がある。

しかし18,19歳でプロリーグで平然と活躍する選手がごまんといる欧州のリーグから見ると、

育成の観点では稀有な存在であろう。

しかし、世界各国が日本を真似るような日を迎えることを目標とし、

日本サッカーを取り巻く人達が大学サッカーにこれまで以上に様々な観点から力を入れるようになれば、

中野監督の思いが実現される日が必ず来るだろう。

以上

なるほど…

U-15メンバーの進路を考えた時…

大学サッカー(19歳から22歳)がどんな環境だということを知った上で、

逆算してユース年代(16歳〜18歳)を見つめることも大切なのでは?

九州にJリーグクラブがたくさん誕生して… これからが?である。


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