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zoom RSS 『この試合の目的は何なのか?』1人制審判の試合が、保護者の目線を少しずつ変えていく!?

<<   作成日時 : 2012/09/24 12:06   >>

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『この試合の目的は何なのか?』

1人制審判の試合が、保護者の目線を少しずつ変えていく!?


自分が27歳の時、春日イーグルスFCの社会人チームでドイツ〜イタリア遠征を行った。
いまでも、そのメンバーたちとシニアチームで一緒にプレーしているのですが…

ドイツのサッカー環境を見学に… 1FCケルンのクラブハウスや練習会場、トップチームの練習見学etc

町クラブ… BCエッフェレンとの対戦やオーバーリーガー(日本のJFLクラス)とのチームとの対戦も…

育成環境を視察にと、レヴァークーゼンにも、スタジアム見学とU-14の試合を見学に…

その当時から、1人審判制を…

サッカーの内容も驚きの連続で… ガーナの選手もいたり…

何より、周囲を良く観て、落ち着いてサッカーを紳士的にプレーしていること。

たくさんの発見がありました。

また、多くの出逢いも…  

イタリアでは、サンシーロスタジアムで…

アリゴサッキ監督率いる無敵のACミラン(オランダ3人トリオが…)

DFには、バレージが… 夢のようでした。

そのミランの無敗記録が、パルマによってやぶられた試合でした。

発煙筒やフラッグ… なにもかもが、大迫力で…

今でも、その当時の思い出は…

そんな外国のサッカー環境から…  今の日本はどのくらい成熟したのでしょうか?

ある、記事から…

■主審1人で、サッカーの試合は成立するの?

 これまで日本サッカーは3人審判が当たり前だったので、

1人審判で試合が運営されることに戸惑いを覚えている人も少なくないのではないでしょうか?

 実は筆者は2006年頃、そのような戸惑いをドイツで感じたことがあります。

ヘッセン州でドイツのユースサッカーの公式戦を取材していたとき、

その試合は主審のみの1人審判によって進行されていました。

当然、主審1人では両チームのオフサイドラインを正確に見ることは不可能です。

また、ボールがタッチラインを割ったor割っていない、

といった判定も3人審判に比べて幾分アバウトになるのは避けられません。


そこで、「なぜ、審判を3人にしないのか?ドイツは審判員が足りないのか?」という質問を、

当時ドイツクラブのユースで指導をしていた片山博義氏に投げかけたことがあります。


 「若い選手にとって大切なのは、目先の試合の結果ではありません。

真剣勝負の中で技術やフィジカルを磨き、成長すること。

ドイツの1人審判はそういう基準で、目的を持った笛を吹いています。


例えばユニフォームを引っ張るなどの汚いプレーに対しては積極的にファールを取り、

逆に、正当なショルダーチャージなど、激しくても推奨されるプレーはできるだけ流して様子を見守ります。

あるいは、若い時期のケガを防ぐことも必要なので、

荒れそうになったらちょっとした接触でも小まめにファールを取るなど、

ゲームをコントロールし、選手ともコミュニケーションを取って落ち着かせようと務めます」



■ここで考えたいのは、『この試合の目的は何なのか?』ということ

 目先の試合のオフサイドを厳密に取ることが、選手の成長につながるのでしょうか?

むしろ1人審判では、あいまいなオフサイドを流し、

選手同士の対人プレーを促すことも重要なポイントです。

屈強なDFをいかに抜き去るか、あるいは屈強なFWからどうやってボールを奪うのか。

そのような対決の中から、選手は技術、フィジカル、メンタルを磨きます。こ

れらはラインコントロールのような戦術とは違い、

大人になってから身に付けることが困難です。

判定に頼ったプレーが癖になると、そのような成長機会を失い、将来的に本人が困ることになります。

 また、1人審判は、『審判も人間であり、ミスを犯す』というサッカーの原則を改めて教えてくれます。

主審1人では正確に判定するのが難しいので、

判定に間違いがあることもサッカーの一部として受け入れなければいけません。

主審がミスをするということは、選手はセルフジャッジをせず、

笛が鳴るまでプレーを続けることが必要であり、

逆にファールを欲しがってわざと転ぶようなプレーは抑制されます。

判定に頼りづらい状況が、サッカー選手としての人間性を育てることにもつながるわけです。


■ドイツの指導者や保護者は、1人審判による試合の目的を理解している

 もちろん瞬間的に判定に不満を述べることはありますが、

試合後には引きずりません。

ドイツでも全国大会レベルでは3人制が採用されますが、

州や地域のサッカーでは、育成年代だけでなく、大人も1人審判で試合をすることはよくあります」


 ドイツだけでなく、ヨーロッパでは1人審判を積極的に導入する例が多くあります。

このような試合の目的をベースとする審判のスタイルは、レフェリー(referee)という言葉の語源とも合致します。

日本では、審判=正確に試合を判定するための裁判官、

といったイメージが強いのではないかと思います。

しかし、そもそもレフェリーは、refer(問い合わせる、ゆだねる)という言葉が語源となっています。

本来、サッカーが誕生したばかりの頃はレフェリーという存在は無かったのですが、

判定でもめたときに両チームのキャプテンが話し合い、

それでも決着がつかないときに、

観客の中にいた黒い服の品の良い紳士に「どちらの判定が正しいと思いますか?」と、

意見を求めたところからレフェリーが生まれたと言われています。


■サッカーにおける審判は、試合をスムーズに進行するための第三者的仲裁者

 つまり、サッカーにおける審判は、正しい判定を下す裁判官というよりも、

試合をスムーズに進行するための第三者的仲裁者というニュアンスが元々あったのです。


 確かに、1人審判ではオフサイドを正確に判定することはできません。

納得のいかない判定もあるでしょう。

しかし、厳密で正確な判定は、成長を目指す子どもにとって本当に必要なものなのでしょうか?

多面的に目的を考えれば、目先の結果へのこだわりより、

もっと他に力を注ぐべき大切なことがあるのではないでしょうか。



 1人審判の導入は、このような共通理解をベースとしているようです。

まだまだ日本ではこういった共通理解が浸透していないかも知れません。

しかし、このような視点でサッカーと関わり、

サッカーを通して子どもの成長を見守っていくのも良いのではないでしょうか。


以上 共感


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