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zoom RSS 4位という結果から…

<<   作成日時 : 2012/08/12 13:45   >>

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■ 状況に応じて戦い方を使い分けることが重要

ここで挙げた2つの課題は個別のものではなく2つがセットとなっており、収穫と課題も表裏一体だ。

どれほどいい準備をしてコンディションを整えても、消耗の激しいカウンターサッカーで五輪のような大会を勝ち抜くことは難しい。

だからこそ、ポゼッションサッカーの精度を高めてボールとエネルギーのロスを最小限に抑え、

引かれた相手、状況でも崩せるサッカーを身に付けておかなければいけない。


収穫のところでサッカーのダブルスタンダード化と記したが、

ポイントはアジアでも世界でも対戦相手や試合状況に応じてそれぞれのサッカーを使い分けることであって、

「アジアではポゼッション」、「世界ではカウンター」とはっきり区分けすることではない。

 そのためには育成年代からポゼッションサッカーをベースとして、

相手を崩すためのパスワーク、

時間もスペースがないエリアでも有効なプレーができるシャープなボールフィーリングを身に付ける必要があるのだが


日本の育成の現状はいまだ「カウンターかポゼッションか」の二者択一となっている。


いずれのサッカーでも選手にパーフェクトスキルを身につけさせるためには、

ポゼッションをベースとしたチーム作り、

サッカーの中で選手個人のベースを上げていくのが唯一絶対とまでは言わないものの王道。

つまり、育成年代におけるポゼッションサッカーはスタイルや流行ではないのだ。

今や世界中の育成機関がバルサを真似てポゼッションをベースとした「いいサッカー」を育成年代から目指しているが、

それは「模倣している」のではなく、どのサッカー大国も「いい選手はいいサッカーの中から育成される」という原理原則をおさえているからだろう。


■育成でまだやるべきことがある

メキシコ、韓国に連敗したゲームで本質的に明らかになったことは、

大会前に習得したカウンターサッカーが通用しなかったわけでも、

戦術や監督のさい配が当たらなかったわけでもなく、

育成年代から積み上げである個のスキルやチームとしてのポゼッション能力が総体的に低かったというベース部分の課題だ。


ベースがあった上で、五輪、W杯で勝つためのシステムや戦術論を議論することは大いに結構だが、

日本の育成の現状はそうなってはいない。


各カテゴリーでリーグ戦化が進んでいるとはいえ、

ロングボールを多用した一か八かのカウンターサッカーが有効となるような一発勝負のトーナメント大会が各年代で「最も重要な大会」として根付いている。


言い換えれば、大会の存在やフォーマットが選手育成の足を引っ張る状態がいまだ続いている。


五輪やW杯のような国際大会は、結局のところ育成から長い年月をかけて積み上げてきたスキルやサッカーが通用するものなのかどうかを試す答え合わせの場。


確かに戦える選手、世界を驚かせるスピードや組織力が日本にあることもわかってきたが、

だからといって「日本の育成はうまくいっている」という評価をここで下してしまうことは危険。


南アフリカW杯同様に、今回のロンドン五輪でもボールを持った状態でどう相手を崩すのかという部分がはっきりとした課題で出たということは、日本の育成でまだ解決されていない課題、やるべきことがあるという証拠だろう。


メダルを逃してしまったことは残念ではあるが、

メダルを獲得していれば各メディアから感動エピソードが湧き出し、

過剰な持ち上げ方をされたということを想像するならば


収穫と課題を冷静に見つめ、育成を見つめ直すことができるロンドン五輪での「4位」という結果は悪くない結果だ。

小澤一郎(おざわいちろう)氏による

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