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zoom RSS 日本に創造性豊かな選手が育つ土壌はあるかC

<<   作成日時 : 2012/01/27 09:35   >>

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■ガチガチに管理しては創造性は生まれない

 では、モビリティーの高さを発揮できるようなクリエーティブな選手を育てるにはどうすればいいのだろう。

「まずは創造性が育ちにくい育成環境を変えるべきです」


 コーチが「笛」を捨て、「決めごと」を減らす。


これだけでも、かなり違ってくるという。

池上自身、練習中に笛を使わず、大声も出さずに選手を動かす。

以前120人の小学生を「パン、パン」と2つの拍手だけで、次々と子どもに伝えて集合させた。

笛や大声抜きで子どもを動かして、主催者側に感心されたこともある。

最近では、講習に行った先で「笛を使わずにやったら子どもが自分たちで動きました」とうれしい報告を受ける。


「スポーツは礼儀正しく、元気よくやるものといったイメージにとらわれ過ぎている気がします。

笛は子どもに管理されているイメージを与える。

そんなガチガチな雰囲気の中でクリエーティブな発想なんて生まれない。

日本人にありがちな、形から入るスタイルを変えたほうがいい」


 だからといって、池上の練習は楽しくはあっても緩い空気ではない。

『オトナのおきて』のDVDに、説明を聞かない子どもに対して

「うまくなりたくないの? うまくなりたくなかったらピッチから出ようか」と声をかける姿がある。

「真剣にサッカーをしたいの?」「どんなプレーをしたいの?」。

コーチングの基本は常に問いかけから始まる。


子どもに自分で考えさせることに主眼を置いた指導哲学を貫いている。


 加えて、その哲学やメソッドは現代っ子の課題や特性を見極めたうえで構築されていることを忘れてはいけない。


 例えば、『オトナのおきて』の一番目の項目「失敗する勇気を引き出す」にこんなエピソードがある。

主宰するアカデミーの練習中、子どもたちに「2人組でボール2個でパス交換してみよう」と声をかける。

手伝いに来た高校生がよく話も聞かずに、1個でやり始める。

「あれれれ〜」ボールを2個持った子どもたちは顔を見合せながら、結局みんな持っていたボールを1個置いて間違えた高校生にならってしまう。

「みんな、ボールは2個だよ!」と周知徹底する子はいない。


 なぜなら、「みんなと同じ」を好むからです。

この子たちを育てているのは私たち大人なのです――。そう結ばれている。


「みんな同じ」が心地いい集団から、創造性豊かな選手が果たして生まれますか?

 池上はわたしたち大人に問いかけているのだと思う。

 ジェフで育成改革に着手しながら夢半ばに終わったJ最年長の育成コーチはこの春、新天地となる京都で再び挑戦を始める。

日本サッカーの未来につながる育成メソッドを具現化し、全国にぜひとも発信してほしいと願うばかりだ。


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