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zoom RSS 日本に創造性豊かな選手が育つ土壌はあるかA

<<   作成日時 : 2012/01/27 09:27   >>

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■指示命令や怒鳴り声ばかりの指導になってしまう現状

 元ジェフ千葉の育成コーチで当時のオシム監督から世界基準の指導を学んだ池上は、

欧州や南米などの育成現場への視察経験も豊富だ。

YMCAコーチ時代から30数年にわたって少年サッカーに寄り添ってきた指導歴をもとにつづった『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(08年・小学館)は7万部に迫るベストセラーとなった。

11年秋に上梓したDVDブック『サッカーで子どもの力をひきだすオトナのおきて10』(カンゼン)を含めた3冊の本はすべて重版され、少年サッカーにかかわる指導者や保護者から大きな支持を得ている。


 書籍によって広まったその独自の指導法に感銘を受けた人々から講演や講習会の要請が次々と舞い込むようになり、全国各地を飛び回ってきた。

そこで実際に耳にするのはこんな現場の声だ。


「試合に勝とうとするあまり、ロングボールを蹴って中盤を省略するサッカーになっている」

「子どもが主体と口では言いながら、指示命令や怒鳴り声ばかりの指導になってしまう」

 そんな反省の弁ならまだしも、「8人制で勝つ方法を教えてください」となりふり構わぬ質問を受けることさえある。

「勝利はひとつの目標。でも、子どもにサッカーを教える目的ではありませんよね?」

池上は大人たちにこう問いかける。

 すそ野の現状を知っているから真の課題が見える。

だからこそ実感をもって警鐘を鳴らすのだ。

「育成現場を変えなくてはいけない」と。


 さかのぼること5年前。

池上は現場改革を試みたことがある。

ジェフのスクール責任者として、こう提案した。

「育成のあり方を変えなくてはいけない。違うことをやろう」

 ホワイトボードの前で黒マジックを手にした池上は、育成スタッフに投げかけた。

「日本の少年サッカーのダメなところを挙げてください」

・すぐに蹴る

・すぐに外に出す

・コーチの言われた通りのプレーしかしない

・創造性(クリエーティビティ)がない

・ドリブルしかしない

・パスをつなぐ意識がない

・顔が上がらない

・DFは大きく蹴るだけでフィードできない



 真っ白なホワイトボードは、みるみるうちに真っ黒な文字で埋め尽くされた。

「これは、今までやってきた育成方法ではダメだということですね。じゃあ、変えていこう」


 相手がいない状況でのクローズドスキルではなく、対人で変化に対応するオープンスキルなど実戦的なメニューを増やした。

1対1ではなく、2対1の練習を追究した。

「実戦的なメニューが少ない」「どうして日本人は数的優位のある練習をしないのかね」。

トップチームのコーチやフロントと交わすオシム監督の言葉をつかみとり、育成に生かした。


 3年弱続けたトレーニング改革の結果は出ていたものの、トップが替わり育成にかかわっていたスタッフ11人が退団。

池上もチームを後にした。

つづく

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